2022年1月18日火曜日

宮司から「愛人になれ」 セクハラ被害、女性が提訴 長崎の諏訪神社

宮司から「愛人になれ」 セクハラ被害、女性が提訴 長崎の諏訪神社

 

2022年1月18日() 19:34 毎日新聞(中山敦貴)

 

 セクシュアルハラスメントにより精神的苦痛を受けたとして、諏訪神社(長崎市)の70代の男性宮司に対し、長崎市の20代女性が18日、慰謝料1万円の支払いを求め長崎地裁に提訴した。

 

 訴状によると、宮司は2016年~21年に女性に対し、太ももなどを触ったり「俺の愛人になれ」などと発言。218月には宮司室で女性の手を引っ張って顔を近付け、キスを求めたとしている。

 

 また、女性が宮司の部下に当たる祢宜(ねぎ)に抗議文を提出し、セクハラ被害を打ち明けたところ、女性の両親宛てに宮司の代理人弁護士から書面が届き、抗議文を出した理由を明らかにするよう求められた。

 

 書面には刑法の名誉毀損(きそん)罪の条文も示されており、女性は「激しく動揺し傷つき、勇気を振り絞って被害を訴えたことが誤っていたのではないかと思うまでに至った」と主張した。

 

 宮司は、セクハラ疑惑について「真実ではない。身の潔白を主張し、宮司職に励む」とする文書を公開し、真っ向から反論している。

 

 一方、祢宜の部下に当たる権(ごん)祢宜7人は2112月、パワーハラスメントにより精神的苦痛を受けたなどとして祢宜2人を相手取り、慰謝料など計880万円の支払いを求め長崎地裁に提訴している。18日にあった第1回口頭弁論で、祢宜側は請求棄却を求め争う姿勢を示した。

 

 権祢宜らは、セクハラ疑惑で辞任を求められている宮司の留任を県神社庁に嘆願した際、祢宜に「許さん」と威圧されたなどと訴えている。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

【長崎】20代女性が諏訪神社宮司をセクハラ損賠提訴
 「謝罪があれば、お金なんて必要ない」賠償請求額は1万円に
 権禰宜7人が禰宜2人をパワハラで提訴した訴訟は初弁論

 

2022年1月18日() 19:15配信 長崎文化放送

 

長崎市諏訪神社の宮司のセクハラを訴えている長崎市の20代女性が1万円の損害賠償を求める訴えを18日、長崎地裁に起こしました。

 

女性は去年8月、神社内の個室で池田剛康宮司から握手を求められ応じた際、そのまま引き寄せられてキスを迫られ、マスクを外されそうになるなどのセクハラ被害を訴えています。

 

池田宮司は「セクハラ疑惑は存在せず、キスを迫ったということも全くない」と否定しています。

 

女性は去年12月、提訴理由について、「たった一言『すみませんでした』という言葉が欲しかっただけ。お金なんて必要ない」などとした文書を公表していました。

 

また宮司を慕う権禰宜7人が、宮司に辞任を求める禰宜2人の日常的なパワハラを訴えた訴訟は18日、初弁論が開かれました。

 

権禰宜7人の代理人の永田雅英弁護士は「『お前たちバカ』、『お前たち底辺』と、これはごくごく軽い表現ですよ、そういうのが一番深刻なものから私が挙げてるだけで40数個ありますから」と話しました。

 

一方、セクハラ訴訟については「こちらも誠意を持って対応します。謝るべきことがあればきちんと謝ります。だけど辞めるようなことは何もないよねと」と話しました。

 

パワハラ訴訟の次回弁論は38日、ウェブ会議方式で行われる予定です。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログの2021年12月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「セクハラがパワハラにすり替えられた」2つのハラスメント疑惑に揺れる長崎市の諏訪神社 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
[宮司のセクハラ]対[禰宜のパワハラ]と言う、裁判の応酬になっています。
ところで、当初から挙がっている宮司のセクハラに関して、
証拠や目撃者は存在しているのでしょうか?
法廷闘争上の理由で証拠等が伏せられているとは考え難く、
例えセクハラが事実だとしても、それを証明出来るのか疑問です。
対する禰宜のパワハラについては複数の被害者が存在する事で
信憑性が高く感じられます。

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