「小松郵便局でパワハラ、いじめ」
元局員の男性、日本郵便に2200万円賠償求め提訴
不当に配達区増、過剰な業務量やノルマ
2025年8月25日(月) 21:21 北國新聞
小松郵便局に勤務中、職場でのパワハラやいじめで精神障害を患ったのは同局の安全配慮義務違反が原因だとして、元局員の男性(63)=石川県在住=が25日、日本郵便に2200万円の損害賠償を求めて金沢地裁に提訴した。男性の代理人弁護士によると、日本郵便では全国で業務に関係する自殺や精神障害が発生し、民事訴訟に発展するケースが相次いでいる。同社の責任を追及する提訴は北陸では今回が初めて。
訴状によると、男性は小松郵便局に配属された2007年以降、上司から不当に配達区を増やされたり、過剰な業務量やノルマを強いられたりした。職場では業務指導の範囲を超えたパワハラが横行し、同僚2人が自殺。男性は15年7月と18年7月にうつ病と診断され、22年3月、退職に追い込まれた。
男性側は、職場環境の改善など日本郵便が安全に配慮すべき注意義務を怠ったと主張している。
25日は金沢弁護士会館で会見が開かれ、代理人弁護士が「パワハラやいじめがあった事実を認め、謝罪することを求める」との男性のコメントを代読した。
日本郵便の担当者は北國新聞社の取材に「訴状が届いていないためコメントを差し控える」と述べた。
パワハラが原因でうつ病発症
石川・小松郵便局の元局員
日本郵便に損害賠償求め提訴
2025年8月26日(火) 16:01 テレビ金沢
石川県の小松郵便局に勤務していた男性が、職場での嫌がらせなどで精神障害を発症し退職に追い込まれたとして、日本郵便に対し、損害賠償を求めて提訴しました。
訴えを起こしたのは、3年前まで小松郵便局で勤務していた石川県内在住の60代男性です。
訴状によりますと、男性は2007年から不当に配達区域を増やされたり、上司らからパワハラや嫌がらせを受けるなどしたことが原因で2018年にうつ病と診断され、その後、退職に追い込まれました。
男性が精神障害を患ったのは安全配慮義務違反が原因だとして、日本郵便に対し、2200万円の損害賠償を求め、25日付けで金沢地裁に提訴しました。
男性は「何度も訴えてきたが、すべて退けられてきた。日本郵便がパワハラなどの事実を認め、謝罪することを求める」としています。
一方、日本郵便側は、まだ訴状が届いていないためコメントを差し控えるとしています。
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