江差看護「パワハラ自殺」訴訟
母親が意見陳述「生徒は奴隷」言葉詰まらせ
…息子が語った学校の話述べる
2025年8月5日(火) 18:40 北海道テレビ
道立江差高等看護学院に通う男子学生が自殺し、その原因は教師によるパワハラだとして母親が道に損害賠償を求めている裁判。5日、法廷で母親が意見陳述を行いました。
2019年に道立江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題では、遺族が自殺は教師からのパワハラが原因だとして道に損害賠償を求める訴えを起こしています。
5日の裁判で、男子学生の母親は意見陳述をし、言葉を詰まらせながら息子から聞いた学校の話を述べました。
母親)
「息子は『先生達は生徒を奴隷のように思っている。』、『先生から「毎年10人落とせる権限を持っているんだ。落とされたくなかったら私たちに従え」みたいなことを言われた。』という話をしていました」
道が設置した第三者委員会は4件のパワハラを認定しましたが、道は「客観的ではない」として全て否定する主張を続けています。次回の裁判は10月24日に行われます。
「憤り…パワハラがあったから亡くなった」自殺した男子学生の母親
江差高看“教員パワハラ”めぐる裁判
2025年8月6日(水) 7:17 札幌テレビ
道立江差高等看護学院の男子学生が2019年に自殺したのは、教員からのパワハラが原因だとして遺族が道に対し、損害賠償を求めている裁判で8月5日、原告の母親が法廷で意見陳述をしました。
意見陳述をしたのは、道立江差高等看護学院に通っていて自殺した男子学生の母親です。
母親は男子学生が「先生に無視されたり、落とされたくなかったら従えなどと言われた」などと話していたと明かしこう訴えました。
(原告の母親)「謝罪した途端に、パワハラは認められないとか、自死との因果関係は認められないっていう風になったことに憤りしか感じません。まず認めてほしいのが、パワハラがあったから亡くなったというこの一本だけです」
道は、第三者委員会が認定した教員による4件のパワハラについて「調査結果は客観的ではない」などとしてパワハラを否定し、請求の棄却を求めています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ7月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「黒塗り」に隠された「証言」とは…裁判の取材の中で内容が明らかに 江差看護「パワハラ自殺」訴訟
これの続報です。
亡くなられた方の遺族である母親の意見陳述です。
被害者本人の談ではなくても、保護者の声は本人の声に等しいでしょう。
裁判所も加害者も北海道当局も皆、真摯に耳を傾けて欲しいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿