「給料泥棒」「性根が腐ってる」部下に人格を否定する侮辱的な発言
46歳の県職員がパワーハラスメント 威圧的に机をたたく行為も
減給10分の1・1カ月の処分
2025年8月7日(木) 17:11 長野放送
長野県は、パワーハラスメント行為をしたとして、男性職員2人を懲戒処分としました。
パワーハラスメント行為をして、減給10分の1・1カ月の処分を受けたのは、県産業労働部の現地機関課長補佐の男性職員46歳と環境部の現地機関課長級の男性職員56歳の2人です。
46歳の男性職員は2024年5月から2025年3月にかけて、部下に対し「給料泥棒」「性根が腐ってる」などと人格を否定する侮辱的な発言をしたり、威圧的に机をたたいたりするなどパワーハラスメント行為を継続的にしていました。
男性職員は「被害者及び周囲の職員に精神的な苦痛を与え、お詫び申し上げる」と話しているということです。
56歳の男性職員は2023年度から2025年5月ごろまで、6人の部下に対し、命令口調で話すなど、日常的に能力的な侮辱と受け取れる発言や威圧的な言動を繰り返したということです。
また、この職員は2022年8月にも特定の職員の携帯に勤務と関係のない要件でメールの返信を執拗に求め、パワーハラスメント行為をしたとして「戒告」処分を受けていたということです。
男性職員は「指示の一環のつもりだったが、結果的に職員に不快な思いをさせ、反省している」と話しているということです。
県は「県民の皆様の信頼を損なう事態を招いたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。今後綱紀の粛正を図り、県職員としての自覚と責任を認識させ、同様の事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
県職員が自転車を酒気帯び運転 停職1か月の処分
このほか2人の職員もパワハラ行為で減給処分に
2025年8月7日(木) 19:44 信越放送
県の建設部の男性職員が自転車の酒気帯び運転で検挙され懲戒処分を受けました。
県の職員が自転車の酒気帯び運転で処分を受けるのは初めてです。
停職1か月の懲戒処分を受けたのは、本庁の建設部の35歳の男性職員です。
職員は、今年6月、職場の懇親会で飲酒後、長野市内の道路で自転車を運転していて、警察官から呼気の検査を受け、酒気帯び運転で検挙されました。
県の職員が自転車の酒気帯び運転で処分を受けるのは初めてです。
また、いずれも現地機関の46歳の課長補佐の男性職員と56歳の課長級の男性職員が部下の職員に対しパワーハラスメント行為を行ったとして、減給10分の1・1か月の懲戒処分を受けました。
長野県、同じ職員がまたパワハラで処分
別の職員も「給料泥棒」発言
2025年8月8日(金) 12:09 朝日新聞(高木文子)
長野県は7日、部下へのパワハラや自転車の酒気帯び運転で職員3人を懲戒処分にし、発表した。
環境部の課長級の男性職員(56)は部下6人へのパワハラで減給10分の1(1カ月)の処分に。県によると、2023年度から今年5月ごろ、「○○しておけ」「呼んでこい」と発言するなど威圧的な言動を部下に繰り返した。職員は22年8月にもパワハラを理由に戒告処分を受け、その後も同じ部署で同じ職位にとどまっていた。
産業労働部の課長補佐の男性(46)は減給10分の1(1カ月)に。24年5月から今年3月にかけて、部下に「給料泥棒」「性根が腐っている」といった発言をした。部下は不眠などの体調不良を訴えたという。
建設部の男性主任(35)は自転車の酒気帯び運転で罰金10万円の略式命令を受けたとして停職1カ月の処分とした。
《カウンセラー松川のコメント》
環境部の課長級の男性職員について
3年前の8月にパワハラで戒告処分を受けたにも係わらず再犯です。
本人には自覚が無いのかも知れません。
確かに、暴力や直接的な人格否定の暴言ではありませんし、
昔なら当然の命令口調。
その命令口調が問題なのかは、職場や社会で検討する必要もあるでしょう。
何でも言葉尻を捉えて「パワハラだ」と訴えるのも考え物と感じます。
被害者の方へ
言われて気分が悪いから「パワハラ」としてしまうのもどうなのでしょうか。
言い方や事案の背景が分かりませんので、何とも言えませんが、
命令口調を威圧的と感じてしまうのならば、そこは慣れた方が良い気もします。
産業労働部の課長補佐の男性について
「泥棒」や「腐っている」は人格否定の単語ですので、
使わない方が良いでしょう。
被害者の方へ
悔しい思いをされたことでしょう。
でも、この体験を今後は部下や後輩への接し方についての教育として活かせれば、
それは大きな財産に転じます。
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