2024年3月22日金曜日

▼兵庫県警機動隊員の自殺めぐる訴訟 遺族と県の和解成立 パワハラ認めるも自殺との因果関係に触れず

兵庫県警機動隊員の自殺めぐる訴訟
 遺族と県の和解成立
 パワハラ認めるも自殺との因果関係に触れず

 

2024年3/22() 18:59 読売テレビ

 

 兵庫県警機動隊の男性隊員が自殺したのは、パワハラが原因だとして遺族が県を訴えていた裁判で、22日、和解が成立しました。

 

 兵庫県警の機動隊に所属していた木戸大地巡査(当時24)が2015年に自殺したことについて、遺族は「先輩隊員らからのパワハラが原因だ」として県に損害賠償を求めていました。神戸地裁は、一昨年、先輩隊員のパワハラを認め、兵庫県に100万円の支払いを命じる一方、自殺との因果関係は認めず、双方が控訴していました。

 

 これに対し、大阪高裁は県の支払い額を142万円に増額したうえで、パワハラを認定し、遺族に謝罪することなどを求める和解案を提示しました。1審の神戸地裁判決と同様にパワハラと自殺の因果関係には触れませんでしたが、双方が和解案を受け入れ、この日、成立しました。

 

 木戸巡査の父・ 一仁さん

「これを機会に兵庫県警としては絶対に変わってもらわないと困る。でないと、大地の死が無になってしまう」

 

 兵庫県警は和解を受けて「組織として重く受け止めている。引き続きハラスメントの撲滅を目指す」などとコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「兵庫県警は絶対に変わってもらわないと困る」
機動隊員の自死めぐり県と遺族が和解
 県がパワハラを謝罪し慰謝料を支払う

 

2024年3月22日() 18:30 毎日放送

 

 兵庫県警機動隊員の自殺をめぐる裁判。県と遺族が和解しました。

 

 兵庫県警機動隊の隊員だった木戸大地さん(当時24)は2015年10月、自ら命を絶ちました。

 

 両親は、先輩隊員が大声で叱責したり、日誌で記載ミスをした際に「ボケ木戸」と書いた付箋を貼ったりするなどパワハラを受けたことで大地さんが自死に至ったとして、約8000万円の賠償を求め提訴。しかし1審の神戸地裁は、先輩隊員の一連の行為をパワハラと認定したものの、自殺との因果関係は認めず、両親と県の双方が控訴していました。

 

 そして3月22日、大阪高裁で、県が先輩隊員のパワハラについて謝罪し、慰謝料142万円を支払うことで和解が成立しました。

 

 (大地さんの父親 木戸一仁さん)「これを機会に兵庫県警としては、絶対に変わってもらわないと困る。でないと大地の死は、無になってしまう。(大地さんには)勝ち取ったよと(言ってあげたいです)」


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年12月2日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 自殺直前、30分もの叱責「もうしんどい…」兵庫県警・機動隊員自殺問題 遺族が控訴審でパワハラ裏付ける新事実提出 大阪高裁 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。


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