2024年3月13日水曜日

パワハラで消防職員(27)自殺と訴え…山口地裁 自殺との因果関係認めず、遺族の訴えを退ける判決、 男性の精神的苦痛は認め200万円の支払い命じる

パワハラで消防職員(27)自殺と訴え
山口地裁 自殺との因果関係認めず、遺族の訴えを退ける判決、
男性の精神的苦痛は認め200万円の支払い命じる

 

2024313() 13:12 テレビ山口

 

2019年、山口県宇部市の消防署に勤務していた男性消防署員(当時27)が、パワハラなどを訴える遺書を残し自殺しました。男性が自殺したのはパワハラが原因として遺族が消防組合を相手取り、損害賠償を求めた裁判で、山口地裁(秋信治也裁判長)13日、遺族側の主張を退け、消防組合に約200万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

 

訴えによりますと20191月、宇部中央消防署に勤務していた男性(当時27)が、職場でのパワハラやトラブルを告発する遺書を残し、自殺しました。

 

宇部中央消防署では、先輩職員による多額の金銭の借り入れや、職員の財布から現金が抜き取られるなどの窃盗、職員から預かった金を私的に使うといった不適切な会計処理などが行われていたといいます。また、副署長が部下に対して書類を投げつけるように返却したり、あいさつを無視したりと、パワハラ行為や犯罪行為がまん延していたとしています。

 

遺族は、男性の自殺は職員によるパワハラや犯罪行為を黙認し、適切な処理を行わない消防組合幹部らの対応に大きな絶望を感じたことが原因だと主張。宇部・山陽小野田消防組合に対し、1800万円の損害賠償を求める訴えを起こしていました。

 

判決で山口地裁は、男性は自殺前に何らかの精神障害を発病していたと認定。上司らのパワハラ行為と自殺との関係について、上司らの違法な行為により通常発病するとは言えず、自殺との因果関係は認められないと、遺族側の主張を退けました。その上で、男性が死亡する前まで消防側の違法行為は行われていて、男性が受けた精神的苦痛は小さいと言えないとし、あわせて200万円の支払いを命じました。

 

判決後、遺族は会見を開き、控訴する方針を明らかにしました。

 

宇部・山陽小野田消防組合は「判決内容を確認し、代理人弁護士に相談の上、対応を決定することにしている」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年2月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ハラスメントで精神疾患を発症 山口・宇部の消防署員自殺
これの続報です。
職場で勤務員の命が奪われたことへの補償が200万円と言う安さ。
裁判官は何を考えているのか分かりません。
被告である消防組合としても総予算30億円規模に対して1億800万円の支払いは、
到底納得出来ない額でしょう。
しかし、職場環境を悪化させたまま放置した幹部の責任は重大です。
市民への負担でなく、無責任な幹部が全額背負うべきです。

御遺族の皆様へ
裁判官は証拠に照らし合わせて、人によっては無感情に機械的な判決を下します。
控訴による逆転の可能性はありますので、数々の負担はございますが、
亡くなられた方への供養として頑張って頂きたいと思います。


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