2024年9月6日金曜日

▼中央大学フェンシング部の学生(青森・むつ市出身)が自殺 遺族が5000万円の損害賠償を請求 青森地裁で口頭弁論

中央大学フェンシング部の学生(青森・むつ市出身)が自殺
 遺族が5000万円の損害賠償を請求 青森地裁で口頭弁論

 

2024年9月6日() 19:29 青森朝日新聞

 

中央大学フェンシング部所属で、青森県むつ市出身の男子学生が、2022年、線路に飛び込み自殺しました。上級生のパワハラが原因だったとして、遺族が大学と当時の上級生3人に対して損害賠償を求めた第1回口頭弁論が青森地裁で開かれました。

 

損害賠償を求めているのは、当時中央大学フェンシング部に所属し自殺した男子学生の遺族です。

 

訴状によりますと、男子学生は20226月、飲酒したことや掃除をしなかったことなどから、学生寮で部のルール事項をノート1冊分、30ページにわたって書くよう上級生から指示を受けました。

 

数日かけてノートを書き終え、上級生に報告したところ、1枚破られた跡があると指摘されてパニックになり、東京都内の駅の線路で自殺したとされています。

 

これを受け、むつ市の遺族は大学側と当時の上級生3人に対して、合わせて5000万円の損害賠償を求めています。

 

6日の第1回口頭弁論はウェブで開かれました。

 

中央大学は、ノートに部のルールを書かせる懲罰がパワーハラスメントにあたることは争わないものの、大学による調査報告書では、懲罰のみが自殺の原因との調査結果にはなっていないなどとして、訴えの棄却を求めました。

 

次回の弁論は、1018日に開かれます。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

中大パワハラ訴訟争う姿勢 フェンシング部員自殺、青森地裁

 

2024年9月6日() 15:54 共同通信

 

 2022年に中央大フェンシング部の男子部員=当時(18)=が自殺したのは、上級生のパワハラが原因だとして、青森県むつ市の遺族が大学と当時の上級生3人に計5千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、青森地裁(工藤哲郎裁判長)であり、被告側はいずれも請求棄却を求めた。

 

 原告側は訴状で「上級生から課された懲罰は精神的、肉体的に過度な苦痛を与えるパワハラで、自殺原因は懲罰以外考えられない」と主張。これに対し、大学側の答弁書は懲罰をパワハラと認める一方、「学外の専門家を交えた調査委員会が懲罰以外の遠因を指摘した」として、懲罰と自殺の因果関係を争う姿勢を示した。

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