部下に「机で寝てろよ」「俺に相談するな」
…パワハラ認定の栃木・茂木副町長をけん責
2024年9月26日(木) 16:44 読売新聞
部下にパワーハラスメントを繰り返したとして、栃木県茂木町は小崎正浩副町長(63)を24日付でけん責処分とした。小崎副町長は同日から休養し、辞職の意向を示しているという。
町によると、小崎副町長は2020年6月から今年1月にかけ、職場で40歳代の課長補佐に対し、「いつも昼休みに寝ているんだから、机で寝てろよ」「俺がそこの課長ならどなり込むぞ」「俺に相談するな」などと言い、精神的苦痛を与えた。課長補佐は昨年後半、睡眠障害を発症。うつ病と診断され、今年4月から病気休職している。
町は、課長補佐から小崎副町長のパワハラについて6月に調査依頼を受け、弁護士や臨床心理士らからなる調査委員会を設置。調査の結果、小崎副町長によるパワハラ行為が計5回あったと認定した。パワハラと課長補佐の病状の因果関係については「明らかでない」とした。
古口達也町長は「私の目配りが足りず、責任を痛感している。再発防止と職場環境の改善に努めたい」と話している。
茂木町の副町長 40代の男性職員に複数回パワハラ
けん責処分にしたと町が発表
2024年9月25日(水) 21:56 とちぎテレビ
茂木町の副町長が、40代の男性職員にパワーハラスメントを複数回行っていたとして、町は25日、副町長を24日付けでけん責処分としたと発表しました。
茂木町生涯学習課の課長補佐の40代の男性職員に、複数回パワハラをしたとして町は小崎正浩副町長をけん責処分としました。町によりますと、男性職員は総務課に勤務していたときの2020年6月から2024年1月に5回、小崎副町長から業務上の相談などで厳しい叱責を受けました。
町の防災訓練の実施方法を打ち合わせした時に「できない話など聞きたくない。できる話をしろ」、豚熱の対応に向けた職員を派遣するための計画書を提出した時は「こんな計画あり得ない。やり直せ」などと言われたということです。
男性職員は、去年の夏以降、睡眠障害やうつ病を発症しました。町は部署の異動などで対応しましたが、体調が悪化し4月15日から休職しています。
町は、弁護士や臨床心理士、職員2人によるハラスメント調査委員会を7月に立ち上げ、両者に聞き取りをするなどの調査を行った結果、9月パワハラと認定しました。
一方で「暴力や人格を否定する暴言などを含むものではなく、男性職員の症状との因果関係は明らかではない」としています。小崎副町長は現在休養中で、退職の意向も示しているということです。
茂木町の古口達也町長は「ハラスメントのない風通しの良い職場環境づくりに取り組み町政に対する信頼の回復に努める」としています。町は27日の臨時議会に、小崎副町長の処分案を提出する見通しです。
「俺に相談するな」町職員にパワハラ、
副町長を処分 栃木・茂木町
2024年9月26日(木) 11:23 朝日新聞(津布楽洋一)
栃木県茂木町の小崎正浩副町長(63)が、40代男性の町職員に対してパワーハラスメント行為があったとして、24日付で譴責(けんせき)処分になった。
町によると、小崎副町長は町総務課長時代を含めた2020年6月から今年1月の間、職員との打ち合わせの途中で「できない話は聞きたくない」と離席したり、職員が業務の相談に行ったときに「俺に相談するな」と言ったりしたという。暴力や暴言はなかったとしている。
今年6月に職員から調査依頼があり、町は弁護士などでつくる町ハラスメント調査委員会を設置した。聞き取りなどを行い、ハラスメントがあったと言わざるを得ないと判断したという。
職員は4月から体調を崩して休職しているが、調査委はハラスメントと症状の因果関係は明らかでないとしている。
古口達也町長は「今後、再発防止に向け、特別職も含めたハラスメント防止研修等により、職員の意識改革と職員が働きやすい職場環境づくりを推進する」とコメントしている。
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