消防士長パワハラで減給処分 業務時間外に規律訓練、腕立て命じる 栄町消防
2024年9月28日(土) 18:04 千葉日報
栄町消防本部は26日、栄町消防署の消防士長の30代男性副主査を、同僚職員5人に複数回パワーハラスメント行為を行ったとして減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は19日付。パワハラを受けた職員の1人は依願退職したが、同消防本部は理由を公表していない。
同消防本部によると、副主査は2022年夏ごろから今年2月の間、元職員を含む同僚5人に訓練とは関係ない指導をする4件のパワハラを行った。元職員には業務時間外、訓練時に課題が残ったという規律訓練を行わせ、指導役の2人にも腕立て伏せをさせた。別の時期にはパワハラを指摘した同僚にも腕立て伏せをさせた。
今年3月にパワハラを受けた1人から町総務政策課に相談があり、聞き取り調査が進められた。同消防本部は「たとえ指導の目的から行われたものであったとしても、必要かつ相当な範囲を超え、就業環境が害される場合はパワーハラスメント行為となる」として処分を決定した。
同消防本部によると、パワハラを受けた1人は今年3月に依願退職した。
丸彦衛消防長は「町民の信頼を裏切ることとなり、深くおわび申し上げる。二度とこのようなことが起こらないように職場環境の改善に取り組むとともに、これまで以上に職務に精励し信頼回復に努める」とコメントを出した。
《カウンセラー松川のコメント》
訓練での厳しさから至るパワハラと異なり、
ニュースでは「訓練と関係ない指導」「業務時間外に訓練実施」と
労務管理上でも問題視される内容です。
また、期間も2022年から今年と決して短期間ではありません。
しかも、被害者の一人は退職しているとのこと。
この退職が加害を原因としていると断定は出来ませんが
被害により退職した蓋然性は高いと思います。
被害者の皆様へ
退職された方を含めて、よく耐えたと思います。
職員46名で1本部1署体制では、
異動しても顔を合わせない訳にはいかないので、
加害者の動向には気を付けて、
再発する様であれば職場全体で対処する様にした方が
良いかと存じます。
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