2024年9月27日金曜日

▼白河市議会がハラスメント防止条例案可決 ストーカーやパワーハラスメントの行為が認定されて辞職勧告を受けていた議員も賛成…その理由は(福島)

白河市議会がハラスメント防止条例案可決
 ストーカーやパワーハラスメントの行為が認定されて
辞職勧告を受けていた議員も賛成…その理由は(福島)

 

2024年9月27日() 20:36 福島放送

 

白河市議会の北野 唯道議員(84)は、市の女性職員に私的な手紙を送るなどのストーカー行為や、パワーハラスメントに当たる行為をしたと議会に認定されました。

 

辞職勧告も受けましたが、今年6月には自らの行為を「病気による異常行動でハラスメントに当たらない」と主張し、辞職せずに9月議会にも出席しています。

 

白河市議会は「議会の信頼回復のため」として、ハラスメント防止の条例の制定に向けて議員による特別検討委員会を立ち上げ、27日の9月議会最終日に条例案が提出されました。

 

特別検討委員会の委員長である白河市議会の柴原 隆夫議員は、「パワハラ、ハラスメントを根絶しようっていう趣旨が主でした。条例にも書いてありますけども、議員間についても設けました」と話し、

条例案は議員と職員だけでなく議員同士の行為も対象とし、行為が認定された場合の措置として氏名の公表や辞職勧告などが盛り込まれました。

 

この条例案に辞職勧告を受けた北野議員も賛成し、全会一致で可決されました。

 

北野議員は議会終了後の記者への問いかけに、「(条例の可決は)いいことじゃないですか」「賛成しましたよ」と話した一方で、

賛成した理由について問われると、「別にないです」と話していました。

 

白河市議会はハラスメント防止条例の出来るだけ早い施行を目指して今後、日程の調整を進めます。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

ハラスメント防止条例が制定
 議員から市職員へのパワハラやストーカー行為《福島・白河市議会》

 

2024年9月27日() 17:00 福島テレビ

 

927日に閉会日を迎えた白河市議会では、市議会のハラスメント防止条例が審議され全会一致で可決された。

 

ハラスメント行為をめぐっては、北野唯道市議が市の女性職員に対しパワハラやストーカー行為を行ったとして、20244月に辞職勧告が出されていた。

 

条例が制定されたことで、議会事務局に新たに相談窓口が設けられ、相談があった時には専門家の意見を聞き、素早い対応ができるようになる。

ハラスメント防止条例検討特別委員会の柴原隆夫委員長は「パワハラ・セクハラは人権に関すること。根絶・廃絶を目指すということに関して全員議員が一致している。特に白河の場合そういう前例がありますので」と話す。

 

ハラスメント防止条例は今後施行され、議会は信頼回復を目指すとしている。

 

 

 

「ハラスメント防止条例」可決 福島県白河市

 

2024年9月28日() 11:11 福島民報

 

 福島県白河市の9月定例議会は27日、最終本会議を開き、議員提出の「白河市議会ハラスメント防止条例」を全会一致で可決した。同様の条例制定は県内の市町村議会で初めて。

 

 条例には、ハラスメントが疑われる行為が確認された際の議員間での注意、当該議員の氏名の公表などの規定を盛り込んだ。公表にはあらかじめ議会の承認が必要としている。市議会事務局は早期に施行するとしている。

 

 市議から市職員らへのハラスメント対策について検討してきた特別委員会の柴原隆夫委員長は、提案理由説明で「ハラスメントを根絶し、市民から信頼される議会づくりが必要だ」と述べた。

 

 県内では他に会津美里町議会、西会津町議会でも条例制定を目指している。

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