わいせつ、パワハラ、飲酒運転…
止まらぬ教員不祥事、目立つ中高年や管理職
業務過多によるストレスも影響か
2024年9月12日(木) 6:07 南日本新聞
鹿児島県教育委員会の懲戒処分が9月上旬で14件に達した。半年足らずで昨年度1年間の10件を上回る“ハイペース”だ。校長ら管理職を含め、40代以上の中高年が目立つ。専門家からは「組織的な問題もあるのでは」との声が上がる。
処分を受けた14人は、50~60代が10人、40代3人、30代1人。うち6人は校長と事務長で、わいせつによる免職、部下らに対するパワハラで減給など、重い処分も含まれる。県教委も管理職の処分が続いていることを重く受け止めており、夏休み中に緊急の校長会や研修を開くなどの対応を取った。
鹿児島大の島義弘准教授(発達心理学)は、不祥事が多発する背景を、教員の業務過多によるストレスも影響しているのではと推測する。「一人で抱え込まず、周りにサポートを頼むなど、率直に相談し合える職場環境かどうかが大切。若手のサポート体制だけでなく、中堅以上の職員が相談できる場も必要だ」と指摘した。
教育現場で何が?過去最悪のペースで相次ぐ教職員の不祥事 鹿児島
2024年9月11日(水) 18:41 鹿児島テレビ
教職員による不祥事がとまりません。鹿児島県教育委員会は,9月11日、飲酒運転やセクハラなどで4人を懲戒処分にしたと発表しました。
2024年度の処分件数は5カ月余りで14件と、2023年度を早くも超えました。
酒気帯び運転で停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、鹿児島地区にある中学校の44歳の男性教師です。
県教委によりますと男性教師は6月、鹿児島市内の飲食店で飲酒後に自家用車で仮眠したあと、帰宅途中に酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたということです。男性教師は9月11日付で依願退職しています。
このほか県教委はパワハラをした熊毛地区の小学校の男性校長と、セクハラをした鹿児島地区の県立学校の男性教師を減給処分にするなど、あわせて4人を懲戒処分としました。
相次ぐ不祥事をうけ県教委の中島靖治教職員課長は「不祥事の根絶に粘り強く取り組みたい」とコメントしています。
2024年度に入り、教職員の不祥事が相次いでいます。
過去最多だったのが、2012年度で27人でした。その後、緩やかに減少傾向をたどっていましたが、2024年度に入り、すでに14人となっています。ここ数年をみても明らかに数が多く、まだ年度が始まって5カ月ほどしか経っていないことを考えると、過去最悪のペースといえるかもしれません。
2024年度の処分の内訳をみると、懲戒免職はわいせつ行為をした中学校教師と県立学校事務長の2人。停職が飲酒運転をした2人。減給が6人、戒告が4人となっています。
教育現場で今何が起きているのか? 県教委や各学校ではその背景をしっかり分析した上で、再発防止に取り組む必要がありそうです。
同僚にセクハラ行為で教諭を減給3か月 鹿児島県教委が懲戒処分を4件発表
2024年9月11日(水) 20:06 南日本放送
同僚にセクハラやパワハラなどを行ったとして、鹿児島県教育委員会は、県立学校の教諭ら4人を懲戒処分にしたと発表しました。
県教育委員会によりますと、鹿児島地区の県立学校の45歳の男性教諭は、2021年から去年までの間に同僚の職員につきまとい、精神的苦痛を与えたとしています。
県教委は、こうした行為がセクハラにあたるとして、この男性教諭を減給3か月の懲戒処分にしました。
また、熊毛地区の小学校に勤める53歳の男性の校長は、2022年度に職員2人に対し、高圧的な指導や人格を否定する発言をしたとして、減給3か月の懲戒処分を受けました。
このほか、酒気帯び運転をした男性教諭、速度違反の上司への報告を怠った女性事務員の2人を停職や戒告処分にしたということです。
県教委の中島靖治教職員課長は「誠に残念。教育にたずさわる者としての自覚を促す」とコメントしています。
44歳教諭を停職6カ月…
ビール2杯、焼酎8杯、テキーラ2杯飲み仮眠後運転
「これくらいなら大丈夫だろう」
パワハラ校長ら計4人の懲戒処分発表 鹿児島県教委
2024年9月12日(木) 6:07 南日本新聞
鹿児島県教育委員会は11日、部下の教員に対するパワーハラスメントで熊毛地区の小学校男性校長(53)を減給3カ月(給料月額の10分の1)とした。このほか、酒気帯び運転などで3件の懲戒処分も発表した。2024年度の懲戒は計14件となり、昨年度の10件を上回った。
県教委によると、校長は22年度、少なくとも教員2人に「そんなことも知らないのか」などと、高圧的な指導や人格を否定するような発言を5回程度くり返した。教員の1人は精神疾患を患った。
酒気帯び運転をした鹿児島地区の中学校男性教諭(44)は停職6カ月。教諭は11日付で依願退職した。6月25日早朝、鹿児島市の市道で基準値を超える酒気を帯びて自家用車を運転。警察官の職務質問で発覚した。前日夕方から深夜にかけて飲食店3店でビール2杯、焼酎8杯、テキーラ2杯程度を飲み仮眠後に帰宅する途中だった。「これくらいなら大丈夫だろうと思った」と話しているという。
同地区の県立学校男性教諭(45)はセクシュアルハラスメントで減給3カ月(給料月額と教職調整額の10分の1)。21~23年に同僚に対し、執務室を頻繁に訪れたり、短時間に複数回電話をかけたりするなどした。「面倒を見ているつもりだった」としている。
北薩地区の小学校女性事務主幹(53)は速度超過で戒告。昨年9月29日、出水市の国道を、私用で自家用車を運転中、指定速度を21キロ上回る61キロで走行し警察官に摘発された。上司に報告したのは今年5月だった。
酒気帯び運転 ハラスメント行為など 学校関係者4人を懲戒処分
県「不祥事根絶に粘り強く取り組む」
2024年9月11日(水) 19:44 鹿児島読売テレビ
酒気帯び運転やハラスメント行為を行ったとして4人の学校関係者が懲戒処分を受けました。
停職6か月の懲戒処分を受けたのは、鹿児島地区の中学校の男性教諭(44)です。県によりますと、男性教諭は2024年6月、鹿児島市内の飲食店3店舗で飲酒し車で仮眠したあと、酒気を帯びた状態で運転したということです。男性教諭は11日付けで依願退職しました。
また、減給3か月の懲戒処分を受けたのは、熊毛地区の小学校の男性校長(53)と鹿児島地区の県立学校の男性教諭(45)です。校長は職員2人に対し、高圧的な口調で指摘するなどのパワハラを行い、男性教諭は女性職員に対し、つきまとい行為などのセクハラを行ったということです。
このほか、北薩地区の小学校の女性(53)の事務主幹がスピード違反をしたとして懲戒戒告を受けています。
県教育庁教職員課の中島靖治課長は、「教育に携わる者としての自覚を強く促すと共に、不祥事根絶に粘り強く取り組んでいきたい」とコメントしています。
人格否定するような発言する校長や
同僚につきまとうセクハラした教諭ら4人を懲戒処分…鹿児島県教委
2024年9月12日(木) 14:18 読売新聞
鹿児島県教育委員会は11日、酒気帯び運転をした男性教諭(44)を停職6か月とするなど、計4人の懲戒処分を発表した。
発表によると、鹿児島地区の男性教諭は6月、鹿児島市内で道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。飲食店で飲酒し、車内で仮眠後に駐車場を出た際、停車を求められて発覚したという。
また、職員の人格を否定するような発言を行ったなどとして熊毛地区の男性小学校長(53)を、同僚につきまとうなどセクハラをしたとして鹿児島地区の県立学校男性教諭(45)を、いずれも減給3か月(10分の1)とした。
このほか、車を運転中に速度超過をして摘発されたことを校長に速やかに報告しなかった北薩地区の小学校女性事務主幹(53)を戒告とした。
《カウンセラー松川のコメント》
非違行為の要因としてストレス過剰による異常行動も否定は出来ません。
しかし、本当にそれが大きな要因なのでしょうか?
私は要因の中に「教員の資質の低下」も大きいと考えております。
では、なぜ低下したのか?
それは、ストレス過剰な職場だからと言えます。
嫌な職場でも高待遇であれば我慢の甲斐もあるでしょう。
しかし、長時間拘束で低賃金。しかも、保護者からの苦情対応まで。
これでは、良質な人材が確保出来なくて当然。
しかも、定員があるので、低質な者でも採用しなければならない。
これでは、簡単に非違行為が起きても不思議ではありません。
教職員の職場環境や労働条件を向上させない限り、
この様な事案は発生し続けるでしょう。
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