2024年9月20日金曜日

▼市議のハラスメント言動「到底看過できるものではない」長崎市長 市議会に再発防止申し入れ《長崎》

市議のハラスメント言動「到底看過できるものではない」長崎市長
 市議会に再発防止申し入れ《長崎》

 

2024年9月20日() 21:59 長崎国際テレビ

 

長崎市議会の一般質問で、職員へのハラスメントに当たる議員の言動が見受けられたとして、鈴木市長が市議会に再発防止を申し入れました。

 

市議会は指摘を受けた議員に意見を聴取し、対応策を検討するとしています。

 

NIB長崎国際テレビ

 

(鈴木長崎市長)

「職員の心理的負担を考えると到底看過できるものではなく、市長として職員を守るために (今回 申し入れさせて頂く必要があると)

 

鈴木長崎市長が市議会に提出したのは「ながさき次世代の党」の梅本 圭介議員の言動について検証を求める申し入れ書です。

 

今月10日に行われた市議会一般質問。

 

(梅本 圭介議員)

「動議。暫時休憩。ちゃんと答弁しなさい」

 

「お答えください。いやいや、あんた市長じゃないやろ」

 

梅本議員の言動について申し入れ書では、市の職員に恐怖や精神的苦痛を感じさせ、ハラスメントに該当すると指摘しています。

 

また 事実を誤認させるような発言や、客観的な事実を示さず根拠不明な発言なども見受けられたとして、言動の検証や一般質問のルールの明確化

などの再発防止策を講じるよう求めました。

 

(鈴木長崎市長)

「職員に心理的負担をかけるような限度を越したような言動がないよう、正常化を求めたい」

 

梅本議員は現在1期目で、9月の定例議会では、少子化対策や平和関連事業

などについて質問していました。

 

(梅本圭介議員)

「口調が強いかもしれない。パワハラに感じられるかもしれない。でも私は内容的なことは間違ったことは言っていないと思う」

 

申し入れを受けた毎熊前議長は「事実確認のうえ、各会派の代表者の意見を聞き、市議会の態度や対応策を練りたい」としています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

【長崎】市議の発言を巡り市長が異例の申し入れ

 

2024年9月20日() 20:08 長崎文化放送

 

長崎市はハラスメントに該当するとしています。

 

市議会一般質問での梅本けいすけ市議の言動を巡り、市長が再発防止策などを申し入れました。

 

鈴木長崎市長:

「職員に対するハラスメントに該当する言動につきましては職員の心理的負担を考えるととうてい看過できない」

 

ハラスメントに該当すると指摘されたのはながさき次世代の党の梅本けいすけ議員(56)です。

 

不適切な発言をし、職員を萎縮させたなどとして鈴木長崎市長が検証と再発防止策を毎熊議長に求めました。

 

毎熊議長は「事実関係を確認して各会派の意見を聞き検証を含め対策を練りたい」と応えました。

 

鈴木長崎市長:

「大声でいわゆる恫喝、名前を連呼する、限度を越している部分があるというふうに考えています。職員を守るためにも必要な申し入れをさせていただいた」

 

梅本けいすけ市議(56):

「言われていることに関して私が捉えていることに関して食い違いがあると思います。私は口調が強いかもしれない。パワハラに感じられるかもしれない。でも私は内容的なことというのは間違ったことは私は言っていないと思います」

 

 

 

【動画】職員が恐怖…議員のパワハラ言動に長崎市長が申し入れ
 議員は「間違ったこと言ってない」

 

2024年9月20日() 20:01 長崎放送

 

長崎市長は20日、市議会議員の言動が市職員に対するパワハラにあたるとして、言動を検証し再発防止策を講じるよう市議会議長に申し入れました。市が議員のハラスメントに対し書面で申し入れるのは初めてだということです。

 

長崎市議会Youtubeより梅本議員の発言と申し入れ後の本人インタビュー

 

申し入れ書によりますと、9月定例市議会一般質問の中で梅本けいすけ議員(ながさき次世代の党)が、答弁しようとする職員に対し、大声で何度も答弁を制止しようとする言動があり、職員は恐怖を覚え、精神的苦痛を強く感じたとしています。

 

[9月議会の一般質問で発言された内容の一部]※申し入れ書より

・「市長、市長。選挙公約ぞ。選挙公約。あんた公務員の、公務員が選挙やっていいと思っているのか。選挙公約ぞ。選挙公約」(大声で)

・「ここは市長。市長が御答弁ください。(中略)市長が答弁してください。動議。暫時休憩。ちゃんとね、答弁しなさい。(大声で)

・「お答えください。いやいや、あんた市長じゃないやろ」(大声で)

 

また、一般質問の場で職員の個人名を連呼したり、一般質問に関連して議員であることを強調して執拗に面会や急な資料提供の要求などがあっており、職員は恐怖を覚え、精神的苦痛を強く感じた、としています。

 

この他、市政一般質問の事前ヒアリング時に、複数の所管課の職員に対し「動議を何回もして1時間ずつ議会を止める。朝までする」など心理的圧迫を感じさせる発言があったほか、一般質問の中で、事実を誤認させる様な発言が4件、客観的事実が明示されずになされた発言が4件あったとしています。

 

客観的事実が明示されずになされた発言とされるもの

[9月議会の一般質問で発言された内容の一部]※申し入れ書より

・「本市の民間移譲の募集要項は、民間保育園を虐待する内容となっておりますが、このまま持続するのか、お答えください」

・「根っこの腐った、長崎市政はせっぱ詰まれば、市議会や社会福祉法人を巻き込み陥れる行為にこんなうそをつくのかと驚きでございます」

・「約10年間、うそをついて240万のね、高い料金を取ってます。これは民間移譲時に口頭契約を意図的にたがえた、こども部の土地購入妨害に当たりませんか」

「幼児課長の説明は、こども部の一方的な独裁、独善的な説明であり、法人理事長は虚偽の部分について納得がいかないとされているそうです」

 

■梅本議員「内容的なことは間違ったことは言ってない」

 

NBC9月長崎市議会一般質問の映像を確認したところ、梅本議員が大きな声で発言している一部は、市長に対する答弁を求めた時に答弁者が職員だったことに対する抗議でした。自席から「動議!」などと発言し、議会の進行を止めて回答するよう求めていました。

 

市では6月議会でも梅本議員の「動議」で、およそ50分間議会の進行が止まったことから、市議会の制度上「誰が答弁するかは市側に選択権がある」ことを確認し、議員に伝えたとしています。

 

また202312月議会でも、梅本議員から市長や市職員を揶揄したり、誹謗中傷していると捉えられる発言があったことから、市では議長に対し口頭で再発防止を求めていましたが改善されないことから、今回書面で申し入れたとしています。

 

梅本議員は申し入れに対し「私はこの中(申し入れ書内)でパワハラと言われていますが、市民に対するパワハラ、こんな物価高騰の中で市民が困っているのに何にお金使ってるんですか?私はそこを強く言いたい」

「私の回答に市長は全く答えてくれない。市長の考えを私は聞きたい」

「私も公人、市役所の職員もいわば公人。議員が市民の代弁しておかしいんじゃないか?と聞いたらきちっと答えるべきだと思っています」

 

「私は口調が強いかもしれない、パワハラに感じられるかもしれない。

でも私は内容的なことは間違ったことは私は言っていないと思います」

などと話しています。

 

市議会では、事実確認をした上で各会派の代表者の意見を募り、今後どのように対処するか検討するとしています。

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