2024年9月21日土曜日

滋賀県51歳女性獣医師“逆パワハラ”で懲戒に…上司にブチ切れ、タメ口でなじるモンスターぶり

滋賀県51歳女性獣医師逆パワハラで懲戒に
上司にブチ切れ、タメ口でなじるモンスターぶり

 

2024年9月21日() 15:03 日刊ゲンダイ

 

 こんな職員を部下に持ったら大変だ。

 

 滋賀県は19日、職務に専念せず、上司に暴言を吐いたとして、家畜保健衛生所に勤務する獣医師の女性職員(51)を減給10分の15カ月)の懲戒処分にした。

 

 職員は今年2月までの5年間、職場のパソコンに体温や血圧、食料品の値段や購入店舗、日経平均株価を入力。健康状態や家計の管理、投資信託の売買データを保存するなど、13000回以上、私的な閲覧や更新をしていた。さらに業務で郵便局に行く途中、スーパーに立ち寄り、缶チューハイを購入したこともあったという。

 

 昨年11月からは健康づくりのため、勤務時間中、庁舎の階段を上り下りする「ウオーキング」(1回当たり15分間)を始め、3カ月間に約30回繰り返していた。

 

 問題職員は長年、動物病院の開設や医薬品などの許認可業務を担当。被害を受けた上司が着任以降、モンスター化がエスカレートしたようだ。

 

 職員は在宅勤務中、上司宛てに「文章をチェックしてください」とメール。なかなか返答がないとブチ切れ、「あなたはちょくちょく嘘をついたり、人の気も考えず、ヌケヌケとそうやって自分を守るのに必死」といった内容のメールを送信。続けて「おまえごときが何言っとんねんってか?」と絡んだという。

 

 上司から打ち合わせ時間の変更を頼まれた際には、「<約束を守りましょう>と小さいころに習いませんでしたか?」「何かにつけて言い訳しますよね」「みっともないですよ」と、上司を小ばかにするような発言もしていた。

 

 職員は2年前から計6回、上司を強い口調で責め立て、時には約30分間にわたって執拗に「私を軽く見てるやろ」「ばかにしてるやろ」とタメ口でなじることもあったという。上司は精神的に追い詰められてしまった。

 

「職員は<自分の仕事ばかり変更があり、不信感を持っていた>と話していますが、上司は複数の仕事や部下を抱えているため、急な予定変更は通常あることです。それでも上司は相手の言い分をしっかり聞き、<決してないがしろにしているわけではなく、都合が悪くなっただけです>と丁寧に説明していました。暴言行為が判明したのは上司本人からの訴えではなく、職務専念義務違反のヒアリングの過程で、見るに見かねた別の職員の証言によるものです」(総務部人事課担当者)

 

 職員は反省しているというが、よくここまで逆パワハラを野放しにしてきたものだ。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログでは、一般紙や放送でのネット配信ニュースを記事化しておりますが
今般は「逆パワハラ」との表現があったので記事にしました。
パワハラに順当も逆もありません。
職務上の優位性を背景とした嫌がらせであればパワハラです。
当該事案では「職務専念義務」の違反に、
「職場の風紀を乱した」がオマケされた様な処分です。
勿論、この加害者が対応しないと業務遂行不能であり、
それを承知で加害していれば立派なパワハラになるでしょう。


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