2024年9月30日月曜日

▼信州大 入浴中の知人女性を撮影したとして50代の男性教員を懲戒解雇処分 40代の男性職員をセクハラ・不同意わいせつ行為・飲酒運転で諭旨解雇処分

信州大
 入浴中の知人女性を撮影したとして50代の男性教員を懲戒解雇処分
 40代の男性職員をセクハラ・不同意わいせつ行為・飲酒運転で諭旨解雇処分

 

2024年9月30日() 18:03 テレビ信州

 

信州大学は30日までに男性教員と男性職員の2人について、懲戒処分を行ったとホームページで発表しました。このうち、50代の男性教員は今年6月に県内の宿泊施設で入浴中の知人女性を撮影したとして、懲戒解雇処分となっています。

 

9月26日付で懲戒解雇処分となったのは信州大学の50代の男性教員です。信州大学によりますと、この男性教員は今年6月上旬に県内の宿泊施設で入浴する20代の知人女性を撮影したとしています。大学側の調査にも事実関係を認めたということです。警察は今年7月、この男性教員を性的姿態撮影処罰法違反の疑いで逮捕・送検しています。

 

また、信州大学は9月26日付でセクハラや不同意わいせつ行為、飲酒運転をしたとして40代の男性職員を諭旨解雇処分にしています。

 

 

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小型カメラ設置…入浴中の20代知人女性を盗撮した疑いで
逮捕の50代准教授を信州大が「懲戒解雇」
 不同意わいせつ、飲酒運転、セクハラ行為の40代職員を「諭旨解雇」

 

2024年9月30日() 16:09 長野放送

 

信州大学の教職員を処分です。信州大学は、入浴中の女性を盗撮したとして警察に逮捕された50代の准教授を懲戒解雇に、また不同意わいせつや飲酒運転をした40代の職員を諭旨解雇処分としました。

 

信州大学によりますと、926日付けで「懲戒解雇」されたのは50代の男性准教授です。

 

准教授は20246月に宿泊施設の脱衣所や浴室に小型カメラを設置して20代の知人女性を撮影したとして「性的姿態等撮影」の疑いで警察に逮捕されました。現在も検察の捜査が続いています。

 

大学の調査に事実関係を認め、就業規則に基づいて処分したということです。

 

また、「諭旨解雇」処分となったのは40代の男性職員で、セクハラや不同意わいせつ、飲酒運転に該当する行為が確認されたということです。

 

信州大学は「今後このようなことが再び起こることがないよう、教職員の法令順守の徹底を図り、再発防止に努めます」などとしています。

 

2024年9月28日土曜日

消防士長パワハラで減給処分 業務時間外に規律訓練、腕立て命じる 栄町消防

消防士長パワハラで減給処分 業務時間外に規律訓練、腕立て命じる 栄町消防

 

2024年9月28日() 18:04 千葉日報

 

 栄町消防本部は26日、栄町消防署の消防士長の30代男性副主査を、同僚職員5人に複数回パワーハラスメント行為を行ったとして減給10分の12カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は19日付。パワハラを受けた職員の1人は依願退職したが、同消防本部は理由を公表していない。

 

 同消防本部によると、副主査は2022年夏ごろから今年2月の間、元職員を含む同僚5人に訓練とは関係ない指導をする4件のパワハラを行った。元職員には業務時間外、訓練時に課題が残ったという規律訓練を行わせ、指導役の2人にも腕立て伏せをさせた。別の時期にはパワハラを指摘した同僚にも腕立て伏せをさせた。

 

 今年3月にパワハラを受けた1人から町総務政策課に相談があり、聞き取り調査が進められた。同消防本部は「たとえ指導の目的から行われたものであったとしても、必要かつ相当な範囲を超え、就業環境が害される場合はパワーハラスメント行為となる」として処分を決定した。

 

 同消防本部によると、パワハラを受けた1人は今年3月に依願退職した。

 

 丸彦衛消防長は「町民の信頼を裏切ることとなり、深くおわび申し上げる。二度とこのようなことが起こらないように職場環境の改善に取り組むとともに、これまで以上に職務に精励し信頼回復に努める」とコメントを出した。


《カウンセラー松川のコメント》

訓練での厳しさから至るパワハラと異なり、
ニュースでは「訓練と関係ない指導」「業務時間外に訓練実施」と
労務管理上でも問題視される内容です。
また、期間も2022年から今年と決して短期間ではありません。
しかも、被害者の一人は退職しているとのこと。
この退職が加害を原因としていると断定は出来ませんが
被害により退職した蓋然性は高いと思います。

被害者の皆様へ
退職された方を含めて、よく耐えたと思います。
職員46名で1本部1署体制では、
異動しても顔を合わせない訳にはいかないので、
加害者の動向には気を付けて、
再発する様であれば職場全体で対処する様にした方が
良いかと存じます。


▼町議が町職員にパワハラか 町長が会見開き謝罪求める 島根県美郷町

町議が町職員にパワハラか 町長が会見開き謝罪求める 島根県美郷町

 

2024年9月28日() 10:30 朝日新聞(高田純一)

 

 島根県美郷町の職員が町議からパワーハラスメントにあたる行為を受けたとして、嘉戸隆町長は27日、記者会見を開き「議員に対し、事案について反省し謝罪の意を示していただくよう働きかけを行っていきたい」と述べた。町議会の聞き取り調査で、議員は「パワハラに当たるという認識はない」と説明している。

 

 町によると、今月10日に議員控室で、全議員に9月定例会の議案説明をした職員が、終了後に議員に呼び止められ、立たされたまま30分以上にわたり質問を受けた。その間、議員は「誠意がない」などと大声で職員の態度や資質に関わる発言を繰り返したという。

 

 これに対し、議員は、職員を立たせたまま聞けと命令するなどの指示はしていない、大声になったのは職員の態度が悪かったためなどと町議会に回答しているという。

 

 嘉戸町長は「議員のパワハラ意識の低さ、欠如に驚いた。職員が萎縮し、業務に悪影響を及ぼすことがないよう毅然(きぜん)とした対応をとっていきたい」と述べた。

 

 

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町議が職員にパワハラ 町長「素直に認め謝罪して」 島根県美郷町

 

2024年9月27日() 20:16 中國新聞

 

 島根県美郷町は27日、9月中旬に議案説明に訪れた町職員が、藤原みどり町議(74)からパワーハラスメントに値する行為を受けたと発表した。ハラスメント行為として非を認め、謝罪してほしいと訴えた。

 

 町によると、議員控室で議案説明をした際、説明終了後に藤原町議に呼び止められた職員が、30分以上立たされたまま追加質問を受け、途中から感情的になった町議に大声で「誠意がない」などと議案に関係ない発言を繰り返し受けたという。

 

 職員は1人で対応し、周囲には他に数人の議員が残っていたという。嘉戸隆町長は「典型的なパワハラ。素直に非を認めて謝罪してほしい」と述べた。

 

 藤原議員は取材に「パワハラという認識はなく、謝罪をするつもりもない」としている。

パワハラ行為で消防署長補佐を戒告処分 岐阜・各務原市消防本部

パワハラ行為で消防署長補佐を戒告処分 岐阜・各務原市消防本部

 

2024年9月28日() 8:12 岐阜新聞

 

 各務原市消防本部は27日、部下にパワハラ行為をしたとして、北分署の50代の男性署長補佐兼救急第2係長を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同本部などによると、男性署長補佐は、東部方面消防署長補佐兼警防第2係長だった4月以降、訓練中などに部下の男性職員に「仕事を辞めてしまえ」と言ったり、親を侮辱したりする発言を行った。同僚職員が市に報告し発覚した。管理監督責任があったとして、東部方面消防署の60代の男性署長と同署の50代の男性主幹も訓告とした。

 

 また、市と市教委は27日、小学校給食室の改修工事など3件の設計業務に絡み、契約期間内に業務を終えられなかった委託先2社に催促しなかったとして、資産税課の50代の男性課長を戒告の懲戒処分とし、市教委学校施設課の40代の男性課長補佐、担当者だったいずれも30代の男性主任技師2人を訓告とした。

 

 

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人格否定の発言繰り返す パワハラで消防職員を懲戒処分 各務原市

 

2024年9月28日() 0:22 岐阜放送

 

  各務原市と市消防本部は27日、部下に対してパワーハラスメントを行った50代の男性消防職員を戒告処分にしたと発表しました。

  処分を受けたのは、各務原市の東部方面消防署北分署に勤務する50代の職員です。

  発表によりますと、この男性職員は4月から8月にかけて、部下に対し「仕事を辞めてしまえ」などと人格を否定するような発言を繰り返したということです。

  市と消防本部は、精神的苦痛を与えるパワハラ行為に当たるとして、男性職員を27日付で戒告の処分にしました。

  また、管理監督責任を果たしていなかったとして、消防署の主幹と署長の2人を訓告の処分としました。

  各務原市の消防長は「この事態を深刻に受け止め、組織全体でハラスメント防止に向けた取組みを徹底し、信頼回復に努めてまいります」とのコメントを発表しました。


《カウンセラー松川のコメント》

昔は比較的簡単に先輩や上司による「辞めてしまえ」発言がありました。
仕事には向き不向きがあり、それは採用試験の成績と無関係な部分にも
存在していたりします。
不向きな仕事を当人が嫌々続けていても、それが時間の無駄になったり、
効率が悪い任務遂行では、労使共に損失があります。
組織の多くは定員や実質的な定員がありますので、
やる気の無い人を雇っているのも無駄と言えます。
しかも、公安職であれば業務に危険性を伴うので、
注意が散漫しての受傷事故を起こして欲しく無いのも事実でしょう。
その為の親切心から「辞めてしまえ」発言が出る場合もあります。
しかし、人事権を有している訳でもない者ならば、
今では越権行為とも解釈出来ますので、
咄嗟に退職を促す発言は回避したいものです。
また、どんなに親しい間柄でも、家族や交際相手について
批判的な言及するのはトラブルの元です。
本人ならば我慢出来ても、家族等のことは我慢の限界を超えても
当然と言えます。
その点でも、この加害者は下手を打ったと言えましょう。

被害者の方へ
失礼な物言いの人は何処にでも居ます。
それを真正面から問題視しても時間と労力と心の無駄です。
言いたい者には言わせておいて、
馬耳東風を決め込むのが良いかも知れません。
勿論、被害は被害として記録したり申告するのも有りです。


2024年9月27日金曜日

▼白河市議会がハラスメント防止条例案可決 ストーカーやパワーハラスメントの行為が認定されて辞職勧告を受けていた議員も賛成…その理由は(福島)

白河市議会がハラスメント防止条例案可決
 ストーカーやパワーハラスメントの行為が認定されて
辞職勧告を受けていた議員も賛成…その理由は(福島)

 

2024年9月27日() 20:36 福島放送

 

白河市議会の北野 唯道議員(84)は、市の女性職員に私的な手紙を送るなどのストーカー行為や、パワーハラスメントに当たる行為をしたと議会に認定されました。

 

辞職勧告も受けましたが、今年6月には自らの行為を「病気による異常行動でハラスメントに当たらない」と主張し、辞職せずに9月議会にも出席しています。

 

白河市議会は「議会の信頼回復のため」として、ハラスメント防止の条例の制定に向けて議員による特別検討委員会を立ち上げ、27日の9月議会最終日に条例案が提出されました。

 

特別検討委員会の委員長である白河市議会の柴原 隆夫議員は、「パワハラ、ハラスメントを根絶しようっていう趣旨が主でした。条例にも書いてありますけども、議員間についても設けました」と話し、

条例案は議員と職員だけでなく議員同士の行為も対象とし、行為が認定された場合の措置として氏名の公表や辞職勧告などが盛り込まれました。

 

この条例案に辞職勧告を受けた北野議員も賛成し、全会一致で可決されました。

 

北野議員は議会終了後の記者への問いかけに、「(条例の可決は)いいことじゃないですか」「賛成しましたよ」と話した一方で、

賛成した理由について問われると、「別にないです」と話していました。

 

白河市議会はハラスメント防止条例の出来るだけ早い施行を目指して今後、日程の調整を進めます。

 

 

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ハラスメント防止条例が制定
 議員から市職員へのパワハラやストーカー行為《福島・白河市議会》

 

2024年9月27日() 17:00 福島テレビ

 

927日に閉会日を迎えた白河市議会では、市議会のハラスメント防止条例が審議され全会一致で可決された。

 

ハラスメント行為をめぐっては、北野唯道市議が市の女性職員に対しパワハラやストーカー行為を行ったとして、20244月に辞職勧告が出されていた。

 

条例が制定されたことで、議会事務局に新たに相談窓口が設けられ、相談があった時には専門家の意見を聞き、素早い対応ができるようになる。

ハラスメント防止条例検討特別委員会の柴原隆夫委員長は「パワハラ・セクハラは人権に関すること。根絶・廃絶を目指すということに関して全員議員が一致している。特に白河の場合そういう前例がありますので」と話す。

 

ハラスメント防止条例は今後施行され、議会は信頼回復を目指すとしている。

 

 

 

「ハラスメント防止条例」可決 福島県白河市

 

2024年9月28日() 11:11 福島民報

 

 福島県白河市の9月定例議会は27日、最終本会議を開き、議員提出の「白河市議会ハラスメント防止条例」を全会一致で可決した。同様の条例制定は県内の市町村議会で初めて。

 

 条例には、ハラスメントが疑われる行為が確認された際の議員間での注意、当該議員の氏名の公表などの規定を盛り込んだ。公表にはあらかじめ議会の承認が必要としている。市議会事務局は早期に施行するとしている。

 

 市議から市職員らへのハラスメント対策について検討してきた特別委員会の柴原隆夫委員長は、提案理由説明で「ハラスメントを根絶し、市民から信頼される議会づくりが必要だ」と述べた。

 

 県内では他に会津美里町議会、西会津町議会でも条例制定を目指している。

▼町長ら3役を減給処分 パワハラ問題で茂木町

町長ら3役を減給処分 パワハラ問題で茂木町

 

2024年9月27日() 19:58 とちぎテレビ

 

茂木町の副町長が、40代の男性職員にパワーハラスメントを複数回行っていた問題で、町は27日、町議会臨時会を開き、町長ら3役の給与を減額する処分を決めました。

 

茂木町の小崎正浩副町長が、40代の男性職員にパワーハラスメントを複数回行っていたとする問題で、町は「ハラスメント調査委員会」による調査の結果、パワハラと認定し、小崎副町長をけん責処分としました。

 

これを受けて茂木町は、町議会臨時会を開き、古口達也町長が町長と副町長、それに教育長の給与を10月から2カ月、100分の10減額する条例案を上程しました。古口町長が、パワハラと認定された5件の行為のうち3件について、認定事実や副町長の弁明、それに調査委員会の評価について説明しました。

 

古口町長は、「もっとも責められるのは私自身で、長として持つべき人権意識が薄かった」と話し「すべての人たちにお詫びしたい」と陳謝しました。減給処分の議案については「副町長のハラスメント事案の責任を明確にするため申し出た」と話しました。

 

議案は賛成多数で可決され、古口町長らの減給処分が決まりました。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼部下に「机で寝てろよ」「俺に相談するな」…パワハラ認定の栃木・茂木副町長をけん責 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。


▼アホしばく…部下に怒鳴った自衛官の幹部、懲戒処分に 朝霞駐屯地「特定される恐れあり、階級は明かさない」、部下は精神疾患 大声で威圧した幹部、部下が業務できず…質問に答えないので立腹

アホしばく…部下に怒鳴った自衛官の幹部、懲戒処分に
 朝霞駐屯地「特定される恐れあり、階級は明かさない」、部下は精神疾患
 大声で威圧した幹部、部下が業務できず…質問に答えないので立腹

 

2024年9月27日() 16:55 埼玉新聞

 

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は26日、部下隊員らに暴言を伴う言動などパワハラを重ねていたとして、同駐屯地業務隊に所属する50代の幹部自衛官男性を停職12カ月の懲戒処分にしたと発表した。幹部自衛官の階級について、同駐屯地司令業務室は「個人が特定される恐れがあるため、明らかにしていない」としている。

 

 同業務室によると、幹部自衛官は20228月ごろから同年12月ごろまでの間、所属する同駐屯地業務隊の業務中、部下隊員数人に対して、「アホ」「しばく」などと大声で怒鳴るなどの威圧的な言動を重ねていた。パワハラの被害を受けた隊員の1人は適応障害の精神疾患を発症した。233月ごろ、同隊の部下隊員から報告があり、パワハラが発覚。幹部自衛官は「部下が必要な業務ができず、質問に答えていなかったので腹が立った」などと話しているという。

▼「南城市長から中傷」と賠償請求額を倍増 セクハラ訴訟で原告の女性側 沖縄

「南城市長から中傷」と賠償請求額を倍増 セクハラ訴訟で原告の女性側 沖縄

 

2024年9月27日() 12:02 沖縄タイムス

 

 南城市の古謝景春市長に胸をつかまれるなどのセクハラ行為をされ精神的苦痛を受けたとして、市長の元運転手の女性が市長と市に損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が26日、那覇地裁(片瀬亮裁判長)であった。

 

 女性側は従来の請求額4045千円に加えて440万円を市長と市側に請求し、総額8445千円となった。提訴後に市長が交流サイト(SNS)投稿、議会答弁で女性を中傷しており、「不法行為に当たる」としている。

 

 市長側は「記述は事実に基づく。誹(ひ)謗(ぼう)中傷ではない」と反論した。また、13項目のセクハラの訴えに対し、これまでは「否定ないし記憶がない」としていたが、全て「記憶がない」と主張し直した。片瀬裁判長から否認理由を明確にするよう求められていた。

 

 女性側は今後、セクハラ行為に関する証拠提出を検討するとした。次回期日は1112日。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ5月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「一緒にお風呂に入るか」セクハラ訴えられた市長「金銭の無心を断った直後に申告された」争う姿勢 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。


2024年9月26日木曜日

▼エフエム東京社長、大声でどう喝するなど不適切な言動で引責辞任…複数の内部通報が寄せられる

エフエム東京社長、大声でどう喝するなど不適切な言動で引責辞任
…複数の内部通報が寄せられる

 

2024年9月26日() 20:58 読売新聞

 

 エフエム東京は26日、パワハラ行為の責任をとり、黒坂修社長が10月1日付で辞任し、代表権のない会長になると発表した。黒坂氏は2019年から社長を務めていた。新社長には唐島夏生会長が就く。

 

 同社によると今年6~8月、大声でどう喝するなど、黒坂氏の不適切な言動について複数の内部通報が寄せられた。人材流出を招いたなどとして、同社は黒坂氏に対し、8月から年度末まで、月額報酬の一定率を減額する処分を行っている。

 

 同社は黒坂氏のハラスメント行為を認定する実態調査をまとめ、26日の取締役会で報告したが、その前に黒坂氏は事実を認め、辞意を表明した。

 

 

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エフエム東京の黒坂社長がパワハラで引責辞任
 「人材流出、社内モチベーションダウン等をもたらした」と理由を説明

 

2024年9月26日() 21:37 スポーツ報知

 

 エフエム東京は26日、黒坂修代表取締役社長が不適切な言動などのパワーハラスメントを行ったとして、引責辞任すると発表した。後任は唐島夏生会長が務め、黒坂氏は代表権のない会長となる。いずれも10月1日付け。

 

 黒坂氏については、今年6~8月に大声を出しどう喝するなどの不適切行動があったとの内部情報が複数寄せられ、社内調査していた。同社は「不適切な言動による社内的混乱、人材の流出、社内モチベーションダウン等をもたらした責任を明確にするため」と異動の理由を説明。月額報酬の一部を8か月削減する。

▼パワハラを苦に自殺、コマツ社員の労災認定 高裁が一審判決取り消し

パワハラを苦に自殺、コマツ社員の労災認定 高裁が一審判決取り消し

 

2024年9月26日() 19:41 朝日新聞(渡辺杏果)

 

 建設機械メーカー・コマツの湘南工場(神奈川県平塚市)に勤めていた30代の男性社員の自殺をめぐり、男性の父親が労災保険法に基づく遺族補償と葬祭料の不支給処分を取り消すよう国に求めた訴訟の控訴審判決が26日、名古屋高裁であった。長谷川恭弘裁判長(朝日貴浩裁判長代読)は、自殺は業務に起因する労災と認定。平塚労働基準監督署の不支給処分を取り消す判決を言い渡した。

 

 控訴審判決によると、男性は2019年に自殺し、遺族側は上司によるパワーハラスメントなどにより、うつ病などを発病し自殺したとして、平塚労基署の処分取り消しを求めて提訴した。一審・名古屋地裁判決は、業務とうつ病に因果関係はないなどとして遺族側の請求を棄却した。

 

 一方、控訴審判決は、「上司から他の従業員の面前で威圧的な叱責(しっせき)を受けることが反復・継続してあった」などと指摘し、上司によるパワハラを認定。自殺前日の別の上司との面談では、男性が「仕事の量が多く短納期で成果を求められる」「死んで責任とればいいんですか」などと口にしていたことも指摘した。

 

 こうした言動について、控訴審判決は「明らかに異常で極めて深刻」とし、同社には男性の心身のために適切な対応をする義務があったと言及した。だが実際は、面談後に上司間で男性の不調について共有されただけで、パワハラは改善されないまま男性は強い心理的負荷を受けてうつ病などを発病し、自殺したと認定。不支給処分を「違法」と認め、一審判決を取り消した。

 

 男性の母親によると、この日は男性の月命日。原告の代理人によると、同社の調査報告書で男性の自殺は業務上災害として認定されず、規則を「準用する」形で見舞金が支払われたという。父親は「長くかかったが、やっと無念の思いを晴らすことができた。家族は息子を亡くした悲しみから逃げられないが、判決はありがたく感じている」と話した。

 

 平塚労基署長は「判決の詳細を確認して、今後の対応を検討する」、コマツは「訴訟の当事者ではなくコメントできない。労働環境の改善を最優先し、再発防止に努める」とした。

▼部下に「机で寝てろよ」「俺に相談するな」…パワハラ認定の栃木・茂木副町長をけん責

部下に「机で寝てろよ」「俺に相談するな」
…パワハラ認定の栃木・茂木副町長をけん責

 

2024年9月26日() 16:44 読売新聞

 

 部下にパワーハラスメントを繰り返したとして、栃木県茂木町は小崎正浩副町長(63)を24日付でけん責処分とした。小崎副町長は同日から休養し、辞職の意向を示しているという。

 

 町によると、小崎副町長は2020年6月から今年1月にかけ、職場で40歳代の課長補佐に対し、「いつも昼休みに寝ているんだから、机で寝てろよ」「俺がそこの課長ならどなり込むぞ」「俺に相談するな」などと言い、精神的苦痛を与えた。課長補佐は昨年後半、睡眠障害を発症。うつ病と診断され、今年4月から病気休職している。

 

 町は、課長補佐から小崎副町長のパワハラについて6月に調査依頼を受け、弁護士や臨床心理士らからなる調査委員会を設置。調査の結果、小崎副町長によるパワハラ行為が計5回あったと認定した。パワハラと課長補佐の病状の因果関係については「明らかでない」とした。

 

 古口達也町長は「私の目配りが足りず、責任を痛感している。再発防止と職場環境の改善に努めたい」と話している。

 

 

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茂木町の副町長 40代の男性職員に複数回パワハラ
 けん責処分にしたと町が発表

 

2024年9月25日() 21:56 とちぎテレビ

 

茂木町の副町長が、40代の男性職員にパワーハラスメントを複数回行っていたとして、町は25日、副町長を24日付けでけん責処分としたと発表しました。

 

茂木町生涯学習課の課長補佐の40代の男性職員に、複数回パワハラをしたとして町は小崎正浩副町長をけん責処分としました。町によりますと、男性職員は総務課に勤務していたときの2020年6月から2024年1月に5回、小崎副町長から業務上の相談などで厳しい叱責を受けました。

 

町の防災訓練の実施方法を打ち合わせした時に「できない話など聞きたくない。できる話をしろ」、豚熱の対応に向けた職員を派遣するための計画書を提出した時は「こんな計画あり得ない。やり直せ」などと言われたということです。

 

男性職員は、去年の夏以降、睡眠障害やうつ病を発症しました。町は部署の異動などで対応しましたが、体調が悪化し4月15日から休職しています。

 

町は、弁護士や臨床心理士、職員2人によるハラスメント調査委員会を7月に立ち上げ、両者に聞き取りをするなどの調査を行った結果、9月パワハラと認定しました。

 

一方で「暴力や人格を否定する暴言などを含むものではなく、男性職員の症状との因果関係は明らかではない」としています。小崎副町長は現在休養中で、退職の意向も示しているということです。

 

茂木町の古口達也町長は「ハラスメントのない風通しの良い職場環境づくりに取り組み町政に対する信頼の回復に努める」としています。町は27日の臨時議会に、小崎副町長の処分案を提出する見通しです。

 

 

 

「俺に相談するな」町職員にパワハラ、
副町長を処分 栃木・茂木町

 

2024年9月26日() 11:23 朝日新聞(津布楽洋一)

 

 栃木県茂木町の小崎正浩副町長(63)が、40代男性の町職員に対してパワーハラスメント行為があったとして、24日付で譴責(けんせき)処分になった。

 

 町によると、小崎副町長は町総務課長時代を含めた20206月から今年1月の間、職員との打ち合わせの途中で「できない話は聞きたくない」と離席したり、職員が業務の相談に行ったときに「俺に相談するな」と言ったりしたという。暴力や暴言はなかったとしている。

 

 今年6月に職員から調査依頼があり、町は弁護士などでつくる町ハラスメント調査委員会を設置した。聞き取りなどを行い、ハラスメントがあったと言わざるを得ないと判断したという。

 

 職員は4月から体調を崩して休職しているが、調査委はハラスメントと症状の因果関係は明らかでないとしている。

 

 古口達也町長は「今後、再発防止に向け、特別職も含めたハラスメント防止研修等により、職員の意識改革と職員が働きやすい職場環境づくりを推進する」とコメントしている。

▼いじめやパワハラ… 職場のハラスメント集中相談会

いじめやパワハラ… 職場のハラスメント集中相談会

 

2024年9月26日() 15:15 九州朝日放送

 

職場内のいじめやハラスメントなどの相談に対応するため福岡県は県内4カ所で集中相談会を行っています。

 

福岡・北九州・筑後・筑豊の労働者支援事務所では個室での面談や電話相談を受け付けています。

 

職員が対応し内容により労働基準監督署の窓口を案内するほか、福岡と北九州では25日。筑後と筑豊は26日、弁護士が相談に応じます。

 

昨年度、県への労働相談の半数以上が非正規社員からで職場の人間関係、賃金、解雇・退職勧奨に関するものが上位を占めました。

 

なかには、異動を告げられ、「異動するなら退職する」と会社に伝えると勤務から外され有給休暇扱いとされた事案も起きています。

 

集中相談会は26日午後7時半まで受け付けています。

2024年9月25日水曜日

▼“パワハラ言動”指摘された市議会議員 「パワハラ行為はしていない」と強調【長崎市】

“パワハラ言動”指摘された市議会議員
 「パワハラ行為はしていない」と強調【長崎市】

 

2024年9月25日() 18:11 テレビ長崎

 

長崎市議会の一般質問の場でハラスメントにあたる言動をしたなどとして、市から指摘を受けていた議員が会見を開き、「パワハラ行為はしていない」と話しています。

 

梅本圭介議員

「私はパワーハラスメント行為はいたしておりません」

 

長崎市議会「ながさき次世代の党」の梅本圭介議員です。

 

一般質問の梅本市議

「市長が答弁してください」「動議!暫時休憩、ちゃんと答弁しなさい」

 

長崎市によりますと、今月開かれた市議会の一般質問で梅本議員は議長の許可を得て発言しようとした職員に何度も大声で答弁を止めようとしたということです。

 

市は梅本議員のこうした言動がハラスメントにあたるなどとして、先週、再発防止などを文書で議会に求めていました。

 

梅本議員をめぐっては市は2023年にも口頭で申し入れていました。

 

市の指摘について梅本議員は 「職員に対してではなく、市長から回答を引き出すための発言だった」と繰り返しました。

 

梅本圭介 議員

「声を荒げて言うのが正しいとは思っていません」「必死に答えてくれ、と求める。そこは議員としてあるべき姿ではないかと私は思う」「今まで市長に対して回答を求めたのは30回から40回くらいある。1回も答えていただいていない」

 

議会では議員からの希望があっても誰が答弁するかは市側が判断することになっています。

 

一方、梅本議員はよりよい市政運営のために市長自ら答えるべき時もあると主張しています。

 

市議会は事実確認をして今後の対応を考えたいとしています。

 

 

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【長崎】ハラスメント指摘された梅本長崎市議が会見

 

2024年9月25日() 19:30 長崎文化放送

 

長崎市から市議会での言動がハラスメントに該当すると指摘されている梅本けいすけ市議が会見を開き、「自身の言動はハラスメントに当たらない」と市を批判しました。

 

午後1時から始まった記者会見。ながさき次世代の党の梅本けいすけ議員(56)は穏やかな「声」で記者の質問に対応します。

 

梅本けいすけ市議(56):

「私が誹謗中傷したのだったらそれは私にも非があると思います。ただ私はそういうことはやっていません。質問を淡々とやったというふうに私はとっています。(長崎市はハラスメントに該当するとしていますが自身としてはこれはハラスメントではないということでいいのですか)はい」

 

10日(火)に開かれた9月定例会、梅本市議の一般質問の様子です。

 

梅本けいすけ市議:

「ここは市長、市長がご答弁くださいあんたねあなたはですね。公約まで掲げている市長が答弁してください動議・・・暫時休憩ちゃんとね答弁しなさい」

 

梅本市議の言動を巡る問題について、先週、鈴木市長が市議会で不適切な発言をし、職員を萎縮させたなどとして検証と再発防止策を市議会議長に申し入れました。

 

鈴木市長:

「大声でいわゆる恫喝、名前を連呼する。限度を越している部分があるというふうに考えています。職員を守るためにも必要な申し入れをさせていただいた」

 

これについて梅本市議は「鈴木市長に議場で何度も答弁を求めても答えない。回答を職員にさせた結果、職員が恐怖と精神的苦痛を感じたのではないか」と話し、市長を批判しました。

 

一方で「自身が1期目の議員で、未熟な部分もあるとして質問を考えていきたい」とも述べました。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月20日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼市議のハラスメント言動「到底看過できるものではない」長崎市長 市議会に再発防止申し入れ《長崎》 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。

▼ハラスメント防止「トップや幹部の意識改革」アンケートで指摘 「しない、させない、許さない、そして見過ごさない」 埼玉・和光市 ハラスメント撲滅宣言

ハラスメント防止「トップや幹部の意識改革」アンケートで指摘
 「しない、させない、許さない、そして見過ごさない」
 埼玉・和光市 ハラスメント撲滅宣言

 

2024年9月25日() 11:34 埼玉新聞

 

 パワハラやセクハラなど職場のハラスメント、客の暴言などカスタマーハラスメントが社会問題となる中、埼玉県和光市は「ハラスメントをしない、させない、許さない、そして見過ごさない」とするハラスメント撲滅宣言を行った。幹部職員らの意識改革を進め、職場からハラスメントを無くす意思表示をするのが狙い。市によると県内で同様の撲滅宣言を実施しているのは、志木市に次いで2例目という。

 

 今年1月に職員を対象に実施のハラスメントに関するアンケート調査で、防止対策として「トップや幹部の意識改革」を指摘する声が多かったことから、柴崎光子市長が8月末、部長級17人で構成した「政策会議」に提案し、了承された。

 

 撲滅宣言は「パワハラ、セクハラ、マタハラなどあらゆるハラスメント行為を絶対許しません。また、その行為を見過ごすことも許しません」などとして、「ハラスメントが発生した場合、その解決に向けて迅速で的確な対応を行います」と宣言している。

 

 さらに、「職員一人ひとりの尊厳や人格が尊重され、快適に働くことができる職場環境を確保し、職員が生き生きと仕事を行い、その能力を十分に発揮できる風通しの良い職場作りを進める」と市の姿勢を明らかにしている。

 

 市は宣言文をホームページや啓発ポスターで周知する。柴崎市長は「アンケートでもハラスメントがあることが分かるが、なかなか言い出せない人がいる。宣言により、これまで言えなかった人が言えるようになると思う」と話している。

2024年9月24日火曜日

▼”市長&副市長の発言をパワハラと感じた” 11月上旬に第三者委員会を設置の方針 名古屋市

”市長&副市長の発言をパワハラと感じた”
 11月上旬に第三者委員会を設置の方針 名古屋市

 

2024年9月24日() 21:21 中京テレビ

 

名古屋市の河村市長と副市長の言動に対して、パワハラと受け止めた職員がいたことを受け、名古屋市は、11月上旬に第三者委員会を設置する方針を示しました。

 

今月18日、名古屋城のバリアフリーに関する市民討論会での差別発言問題について、検証委員会は最終報告書を名古屋市に提出しました。

報告書に、「市長や副市長からの発言をパワハラと受け止めた職員がいた」と記載されたことを受け、名古屋市の河村市長は、「人格の否定はしていない」などとした上で、第三者委員会を設置し事実確認をするとしていました。

 

24日の名古屋市議会で、浅井正仁市議が、設置時期について質問したところ、杉浦弘昌総務局長は、11月上旬の設置を目標として調整を進めると述べました。

第三者委員会の委員は、愛知県弁護士会から推薦を受けるということです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月18日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼河村名古屋市長の言動に「パワハラと感じる職員」… 第三者委員会で調査へ 市長「全然ありえんこと」 (mms119.blogspot.com)
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▼現役競輪4選手がセクハラ、パワハラ被害訴え 選手会に調査申し入れ

現役競輪4選手がセクハラ、パワハラ被害訴え 選手会に調査申し入れ

 

2024年9月24日() 19:30 朝日新聞

 

 競輪の「師匠」と呼ばれる指導担当や先輩選手からセクハラやパワハラを受けたとして、現役選手4人が20日付で、所属する日本競輪選手会(東京)にハラスメントの調査と適切な処分を行うよう文書で申し入れた。選手会の全選手を対象にしたハラスメントの実態調査や防止のための研修も求めている。

 

 申し入れをしたのは、関東や近畿などの選手会支部に所属する2040代の男女各2人の選手。

 

 そのうち1人の女性は、元師匠から「彼氏とセックスばかりして集中していないから弱くなっているんだ」などとセクハラ発言を受けたとして損害賠償を求めて提訴し、20239月に賠償が認められ、判決は確定している。

 

 この女性は判決の確定後、元師匠から他の選手の面前で「しかるべき責任を取ってもらう」などと脅しとも受け取れる発言を受けたとして選手会に相談したが、対応してもらえなかったという。

 

 選手会は24日、朝日新聞の取材に対し、「この申し入れに関してはコメントを差し控える」と回答した。

 

 

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競輪選手「先輩から『性行為などのセクハラ行為』受けた」と訴える
 PTSDで復帰困難に

 

2024年9月30日() 19:10 関西テレビ

 

現役の競輪選手の女性が、先輩の選手の男性からセクハラ行為を受けたとして、日本競輪選手会などに調査と処分を求めました。

 

【被害を訴える女性】「未来ある選手がハラスメントやいじめなどで悩まなくても良い環境を作るのに誰かが声を上げないと始まらない」

 

被害を訴えたのは、日本競輪選手会に所属する30代の選手の女性です。

 

■先輩選手からキスや性行為などのセクハラ被害を受けたと訴える

女性は202110月、当時所属していた兵庫支部の選手の男性(当時40代)から、キスをされ、ホテルで性行為などのセクハラ被害を受けたということです。

 

被害について女性は選手会に相談し、男性への聞き取りが行われましたが、選手会はことし1月、ハラスメントにあたるかは判断できないと女性に説明したということです。

 

【被害を訴える女性】「裁判をしてから、白黒つけてからじゃないと(処分などは)出来ないと言われて。何のために定款の中にハラスメントの規定が入っているのですかと」

 

PTSDと診断「そんなに簡単に復帰なんてできない」

女性は被害を受けた後、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断され、レースの欠場を余儀なくされる状況になりました。

 

【被害を受けたと訴える女性】「そんなに簡単に復帰なんてできないし、病気も全然治らないし。(男性は)『俺は悪くない、俺ははめられたんだ』と話しているとばかり耳に入ってきて。どうしたらいいのか今でもわかりません」

 

女性は選手会に対し、実態調査やハラスメントを防ぐ研修などを行うように求めました。

 

■「ハラスメントではない」と選手会

一方で選手の男性は代理人に対し、キスやホテルに行った事実は認めているものの、「強要していない」という趣旨の説明をしているということです。

 

選手会は「調査の上でハラスメントではないと判断していた」とコメントしています。

 

■「スポーツ界には有名選手に対する絶対服従が起こり得る」と報道デスク

競輪界のレジェンドと呼ばれる男性選手からセクハラ行為をされたと訴える女性。

 

関西テレビの加藤さゆり報道デスクは「スポーツ界には有名選手に対する絶対服従が起こり得る」と指摘します。

 

【関西テレビ 加藤さゆり報道デスク】「ほんとに被害を訴えるっていう時点ですごく勇気がいることだっていうところを、選手会側がどう受け止めていたかっていうところもあると思いますね」

 

「それからスポーツ界っていうのは、先輩であるとか、すごく有名な選手に対する絶対的服従とか力関係が存在してしまう。起こり得る状況にあるというところから、始まるべきなんですけど、どうしても今までも卓球界であるとか、バトントワリングですとか、ほんとにこういった同じようなケースって枚挙に暇がないんですよ」

 

「だからまず協会側の姿勢がほんとにこれで正しかったのか、その向き合い方が良かったのかっていうところも一度、立ち止まって考えて頂きたいとは思います」


▼同僚が“パワハラ現場”を目撃も声上がらず 被害者家族の相談で発覚 あわら市長が謝罪 相談体制の強化へ【福井】

同僚が“パワハラ現場”を目撃も声上がらず
 被害者家族の相談で発覚 あわら市長が謝罪
 相談体制の強化へ【福井】

 

2024年9月24日() 19:11 福井テレビ

 

あわら市の森之嗣市長は24日の定例会見で、40代の課長補佐級の職員が部下にパワーハラスメントを行っていたことについて謝罪しました。

         

森之嗣市長は会見で「市職員による部下へのパワーハラスメント事案が発生し、市政運営に対する信頼を損ねたことに対し、市民の皆様に深くお詫び申し上げる」と謝罪しました。

 

市によりますと課長補佐級の40代の職員は、20242月から5月上旬にかけて、同じ部署の部下に対し、能力や人格を否定するような不適切で威圧的な言動をとったり、執拗に文章の訂正や修正箇所を指摘したりするなどの行為を日常的に繰り返していたということです。

  

その後、被害にあった職員は5月から病気療養のため休職し、家族から市への相談で事案が発覚しました。市はパワハラと認定し、40代の課長補佐級の職員を減給10分の13カ月の懲戒処分としました。また、その職員の所属部長と課長を文書訓告としました。

 

あわら市の江守耕一総務部長は「調査が進むまでパワハラは発覚しなかった。相談体制の強化にも取り組んでいきたい」と話しました。

  

課長補佐級の職員は、市の聞き取りに対し謝罪の言葉を述べていますが、被害にあった職員は現在も休職しているということです。

          

今回、懲戒処分とされた課長補佐級の職員の部下に対する威圧的な言動や、文章修正の指摘を繰り返す様子は、同僚も目撃していました。しかし声は上がらず、市はパワハラの認識には至っていませんでした。あわら市は、相談体制を充実させるなど再発防止に努めるとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月20日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼パワハラであわら市の40代課長補佐級職員を懲戒処分  部下に能力や人格否定する威圧的な言動繰り返す【福井】 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。


▼「16歳になったら結婚できるよね」女子生徒に『ちゃん付け』大阪府立高校の男性講師がセクハラ発言 授業中に「風俗店」「ラブホテル」の話 生徒31人から不快感

16歳になったら結婚できるよね」女子生徒に『ちゃん付け』
大阪府立高校の男性講師がセクハラ発言
 授業中に「風俗店」「ラブホテル」の話 生徒31人から不快感

 

2024年9月24日() 14:29 毎日放送

 

 大阪府立高校の男性講師が女子生徒に対して、授業中に風俗店やラブホテルの話をするなどして不適切な言動を繰り返したなどとして、大阪府教育庁は講師を減給1か月の懲戒処分にしたと発表しました。

 

 教育庁によりますと、今年4月に大阪府立高校に着任した54歳の男性講師は、今年7月までの間に生徒の歓心をかうために、「女子が前に居る方が華やか」などと発言したほか、風俗店やラブホテルの話をするなど不適切な発言を繰り返していたということです。

 

 また、ある特定の女子生徒について、今年6月ごろから下の名前を「ちゃん付け」で呼んだり、授業中にほかの生徒から女子生徒を好きかを問われた際「好きだ」と答え、女子生徒に対して「16歳になったら結婚できるよね」などと性的な言動を行ったということです。

 

 今年7月にこの女子生徒が他の教員に相談したことで事態が発覚したということです。また少なくとも31人の生徒から「セクハラ発言が多い」などと不快感を訴える声が上がっていたとしています。

 

 講師は聞き取りに対して、「生徒から笑いをもらい、人気が得られると思った」「女子生徒は挨拶をきちんと返してくれるため、親しみを感じていた」などと話しているということです。

 

 教育庁は24日付で講師を減給1か月の懲戒処分にし、校長を厳重注意としました。

2024年9月22日日曜日

▼「だめだ」部下に威圧的な言葉で指導 海自、50代の准海尉を処分

「だめだ」部下に威圧的な言葉で指導 海自、50代の准海尉を処分

 

2024年9月22日() 8:15 朝日新聞(柳川迅)

 

 【広島】海上自衛隊呉地方総監部は20日、複数の部下に威圧的な言葉で指導したなどとして、潜水艦教育訓練隊の50代の准海尉を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同総監部によると、准海尉は202012月から今年2月までの間、4人の部下に対して職務についての質問をし、答えられないと「だめだ、だめだ」「どうなんだよ」などと、威圧的な言葉で指導をすることが日常的にあったという。




部下に答えられない質問をねちねち パワハラ上司を戒告

 

9/20() 16:20 中國新聞

 

 海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は20日、部下隊員に威圧的な言動を繰り返したとして、潜水艦教育訓練隊の50代の准海尉男性を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同総監部によると、准海尉は20201216日から24219日までの間、所属部隊で部下隊員4人に対し、日常的にばかにするような発言をしたり、答えられない質問を何度も繰り返したりしたという。


2024年9月21日土曜日

▼セクハラなどで陸曹停職8カ月 女性隊員に抱き付く 松戸駐屯地

セクハラなどで陸曹停職8カ月 女性隊員に抱き付く 松戸駐屯地

 

2024年9月21日() 20:01 千葉日報

 

 陸上自衛隊松戸駐屯地(松戸市)は21日までに、女性隊員に抱き付くなどしたとして、需品学校の男性3等陸曹(33)を停職8カ月の懲戒処分とした。

 

 同駐屯地によると、3等陸曹は20221110日、駐屯地内で後輩の女性隊員に抱き付くセクハラ行為をした。125月ごろには、松戸市内のガソリンスタンドで他人のクレジットカードを使った。

 

 3等陸曹は、両行為を認め「深く反省している」と話しているという。

▼同僚議員へセクハラ疑惑 渡辺英気 岡山県議「相手と和解した」と主張【岡山】

同僚議員へセクハラ疑惑 渡辺英気 岡山県議「相手と和解した」と主張【岡山】

 

2024年9月21日() 19:07 岡山放送

 

同僚議員へのセクハラの疑いが持たれている自民党岡山県議団の団長、渡辺英気県議が、「相手と和解した」と主張していることが関係者への取材で分かりました。

 

渡辺県議は2024年6月、岡山市内で開かれた酒の席で同僚の女性議員に性的な発言をしたとして、女性議員から「議員としてあるまじき行為」だと指摘されていました。

 

自民党岡山県連は弁護士などを入れた第三者委員会で調査する方針でしたが、関係者によると、その後、渡辺県議から「相手と和解した」という説明があったということです。これを受け、県連は第三者委員会の設置を見送ることにしました。

滋賀県51歳女性獣医師“逆パワハラ”で懲戒に…上司にブチ切れ、タメ口でなじるモンスターぶり

滋賀県51歳女性獣医師逆パワハラで懲戒に
上司にブチ切れ、タメ口でなじるモンスターぶり

 

2024年9月21日() 15:03 日刊ゲンダイ

 

 こんな職員を部下に持ったら大変だ。

 

 滋賀県は19日、職務に専念せず、上司に暴言を吐いたとして、家畜保健衛生所に勤務する獣医師の女性職員(51)を減給10分の15カ月)の懲戒処分にした。

 

 職員は今年2月までの5年間、職場のパソコンに体温や血圧、食料品の値段や購入店舗、日経平均株価を入力。健康状態や家計の管理、投資信託の売買データを保存するなど、13000回以上、私的な閲覧や更新をしていた。さらに業務で郵便局に行く途中、スーパーに立ち寄り、缶チューハイを購入したこともあったという。

 

 昨年11月からは健康づくりのため、勤務時間中、庁舎の階段を上り下りする「ウオーキング」(1回当たり15分間)を始め、3カ月間に約30回繰り返していた。

 

 問題職員は長年、動物病院の開設や医薬品などの許認可業務を担当。被害を受けた上司が着任以降、モンスター化がエスカレートしたようだ。

 

 職員は在宅勤務中、上司宛てに「文章をチェックしてください」とメール。なかなか返答がないとブチ切れ、「あなたはちょくちょく嘘をついたり、人の気も考えず、ヌケヌケとそうやって自分を守るのに必死」といった内容のメールを送信。続けて「おまえごときが何言っとんねんってか?」と絡んだという。

 

 上司から打ち合わせ時間の変更を頼まれた際には、「<約束を守りましょう>と小さいころに習いませんでしたか?」「何かにつけて言い訳しますよね」「みっともないですよ」と、上司を小ばかにするような発言もしていた。

 

 職員は2年前から計6回、上司を強い口調で責め立て、時には約30分間にわたって執拗に「私を軽く見てるやろ」「ばかにしてるやろ」とタメ口でなじることもあったという。上司は精神的に追い詰められてしまった。

 

「職員は<自分の仕事ばかり変更があり、不信感を持っていた>と話していますが、上司は複数の仕事や部下を抱えているため、急な予定変更は通常あることです。それでも上司は相手の言い分をしっかり聞き、<決してないがしろにしているわけではなく、都合が悪くなっただけです>と丁寧に説明していました。暴言行為が判明したのは上司本人からの訴えではなく、職務専念義務違反のヒアリングの過程で、見るに見かねた別の職員の証言によるものです」(総務部人事課担当者)

 

 職員は反省しているというが、よくここまで逆パワハラを野放しにしてきたものだ。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログでは、一般紙や放送でのネット配信ニュースを記事化しておりますが
今般は「逆パワハラ」との表現があったので記事にしました。
パワハラに順当も逆もありません。
職務上の優位性を背景とした嫌がらせであればパワハラです。
当該事案では「職務専念義務」の違反に、
「職場の風紀を乱した」がオマケされた様な処分です。
勿論、この加害者が対応しないと業務遂行不能であり、
それを承知で加害していれば立派なパワハラになるでしょう。


▼50代男性警視、部下21人をネット通販「Temu」のアプリにしつこく勧誘…「プレゼントほしかった」

50代男性警視、
部下21人をネット通販「Temu」のアプリにしつこく勧誘
…「プレゼントほしかった」

 

2024年9月21日() 9:54 読売新聞

 

 ネット通販アプリに登録するよう部下21人を執拗(しつよう)に誘ったとして、兵庫県警が、本部警備部門の男性警視(50歳代)を警務部長注意としていたことが、県警への情報公開請求でわかった。アプリは知人に紹介すると紹介者が特典を得られる仕組みで、警視は「プレゼントがほしかった」と話しているという。

 

 県警によると、男性警視は3~6月、部下の男性警察官21人に対し、「登録は無料です」「無料ギフト5点ゲットにご協力お願いします」といったメッセージをLINEなどで送信。中国系ネット通販「Temu(テム)」のアプリに会員登録するよう促したという。部下の一部が別の上司に相談し、発覚。県警の調査に、21人中12人が「不快だった」と話し、15人は登録後すぐにアプリを削除していたという。

2024年9月20日金曜日

▼市議のハラスメント言動「到底看過できるものではない」長崎市長 市議会に再発防止申し入れ《長崎》

市議のハラスメント言動「到底看過できるものではない」長崎市長
 市議会に再発防止申し入れ《長崎》

 

2024年9月20日() 21:59 長崎国際テレビ

 

長崎市議会の一般質問で、職員へのハラスメントに当たる議員の言動が見受けられたとして、鈴木市長が市議会に再発防止を申し入れました。

 

市議会は指摘を受けた議員に意見を聴取し、対応策を検討するとしています。

 

NIB長崎国際テレビ

 

(鈴木長崎市長)

「職員の心理的負担を考えると到底看過できるものではなく、市長として職員を守るために (今回 申し入れさせて頂く必要があると)

 

鈴木長崎市長が市議会に提出したのは「ながさき次世代の党」の梅本 圭介議員の言動について検証を求める申し入れ書です。

 

今月10日に行われた市議会一般質問。

 

(梅本 圭介議員)

「動議。暫時休憩。ちゃんと答弁しなさい」

 

「お答えください。いやいや、あんた市長じゃないやろ」

 

梅本議員の言動について申し入れ書では、市の職員に恐怖や精神的苦痛を感じさせ、ハラスメントに該当すると指摘しています。

 

また 事実を誤認させるような発言や、客観的な事実を示さず根拠不明な発言なども見受けられたとして、言動の検証や一般質問のルールの明確化

などの再発防止策を講じるよう求めました。

 

(鈴木長崎市長)

「職員に心理的負担をかけるような限度を越したような言動がないよう、正常化を求めたい」

 

梅本議員は現在1期目で、9月の定例議会では、少子化対策や平和関連事業

などについて質問していました。

 

(梅本圭介議員)

「口調が強いかもしれない。パワハラに感じられるかもしれない。でも私は内容的なことは間違ったことは言っていないと思う」

 

申し入れを受けた毎熊前議長は「事実確認のうえ、各会派の代表者の意見を聞き、市議会の態度や対応策を練りたい」としています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

【長崎】市議の発言を巡り市長が異例の申し入れ

 

2024年9月20日() 20:08 長崎文化放送

 

長崎市はハラスメントに該当するとしています。

 

市議会一般質問での梅本けいすけ市議の言動を巡り、市長が再発防止策などを申し入れました。

 

鈴木長崎市長:

「職員に対するハラスメントに該当する言動につきましては職員の心理的負担を考えるととうてい看過できない」

 

ハラスメントに該当すると指摘されたのはながさき次世代の党の梅本けいすけ議員(56)です。

 

不適切な発言をし、職員を萎縮させたなどとして鈴木長崎市長が検証と再発防止策を毎熊議長に求めました。

 

毎熊議長は「事実関係を確認して各会派の意見を聞き検証を含め対策を練りたい」と応えました。

 

鈴木長崎市長:

「大声でいわゆる恫喝、名前を連呼する、限度を越している部分があるというふうに考えています。職員を守るためにも必要な申し入れをさせていただいた」

 

梅本けいすけ市議(56):

「言われていることに関して私が捉えていることに関して食い違いがあると思います。私は口調が強いかもしれない。パワハラに感じられるかもしれない。でも私は内容的なことというのは間違ったことは私は言っていないと思います」

 

 

 

【動画】職員が恐怖…議員のパワハラ言動に長崎市長が申し入れ
 議員は「間違ったこと言ってない」

 

2024年9月20日() 20:01 長崎放送

 

長崎市長は20日、市議会議員の言動が市職員に対するパワハラにあたるとして、言動を検証し再発防止策を講じるよう市議会議長に申し入れました。市が議員のハラスメントに対し書面で申し入れるのは初めてだということです。

 

長崎市議会Youtubeより梅本議員の発言と申し入れ後の本人インタビュー

 

申し入れ書によりますと、9月定例市議会一般質問の中で梅本けいすけ議員(ながさき次世代の党)が、答弁しようとする職員に対し、大声で何度も答弁を制止しようとする言動があり、職員は恐怖を覚え、精神的苦痛を強く感じたとしています。

 

[9月議会の一般質問で発言された内容の一部]※申し入れ書より

・「市長、市長。選挙公約ぞ。選挙公約。あんた公務員の、公務員が選挙やっていいと思っているのか。選挙公約ぞ。選挙公約」(大声で)

・「ここは市長。市長が御答弁ください。(中略)市長が答弁してください。動議。暫時休憩。ちゃんとね、答弁しなさい。(大声で)

・「お答えください。いやいや、あんた市長じゃないやろ」(大声で)

 

また、一般質問の場で職員の個人名を連呼したり、一般質問に関連して議員であることを強調して執拗に面会や急な資料提供の要求などがあっており、職員は恐怖を覚え、精神的苦痛を強く感じた、としています。

 

この他、市政一般質問の事前ヒアリング時に、複数の所管課の職員に対し「動議を何回もして1時間ずつ議会を止める。朝までする」など心理的圧迫を感じさせる発言があったほか、一般質問の中で、事実を誤認させる様な発言が4件、客観的事実が明示されずになされた発言が4件あったとしています。

 

客観的事実が明示されずになされた発言とされるもの

[9月議会の一般質問で発言された内容の一部]※申し入れ書より

・「本市の民間移譲の募集要項は、民間保育園を虐待する内容となっておりますが、このまま持続するのか、お答えください」

・「根っこの腐った、長崎市政はせっぱ詰まれば、市議会や社会福祉法人を巻き込み陥れる行為にこんなうそをつくのかと驚きでございます」

・「約10年間、うそをついて240万のね、高い料金を取ってます。これは民間移譲時に口頭契約を意図的にたがえた、こども部の土地購入妨害に当たりませんか」

「幼児課長の説明は、こども部の一方的な独裁、独善的な説明であり、法人理事長は虚偽の部分について納得がいかないとされているそうです」

 

■梅本議員「内容的なことは間違ったことは言ってない」

 

NBC9月長崎市議会一般質問の映像を確認したところ、梅本議員が大きな声で発言している一部は、市長に対する答弁を求めた時に答弁者が職員だったことに対する抗議でした。自席から「動議!」などと発言し、議会の進行を止めて回答するよう求めていました。

 

市では6月議会でも梅本議員の「動議」で、およそ50分間議会の進行が止まったことから、市議会の制度上「誰が答弁するかは市側に選択権がある」ことを確認し、議員に伝えたとしています。

 

また202312月議会でも、梅本議員から市長や市職員を揶揄したり、誹謗中傷していると捉えられる発言があったことから、市では議長に対し口頭で再発防止を求めていましたが改善されないことから、今回書面で申し入れたとしています。

 

梅本議員は申し入れに対し「私はこの中(申し入れ書内)でパワハラと言われていますが、市民に対するパワハラ、こんな物価高騰の中で市民が困っているのに何にお金使ってるんですか?私はそこを強く言いたい」

「私の回答に市長は全く答えてくれない。市長の考えを私は聞きたい」

「私も公人、市役所の職員もいわば公人。議員が市民の代弁しておかしいんじゃないか?と聞いたらきちっと答えるべきだと思っています」

 

「私は口調が強いかもしれない、パワハラに感じられるかもしれない。

でも私は内容的なことは間違ったことは私は言っていないと思います」

などと話しています。

 

市議会では、事実確認をした上で各会派の代表者の意見を募り、今後どのように対処するか検討するとしています。

▼関市長のパワハラ調査へ 「第三者委員会」設置費用含む補正予算案を可決 秋田・鹿角市

関市長のパワハラ調査へ
 「第三者委員会」設置費用含む補正予算案を可決 秋田・鹿角市

 

2024年9月20日() 20:12 秋田テレビ

 

秋田県鹿角市の9月定例議会が20日閉会し、関厚市長の職員に対するパワーハラスメントについて調べる第三者委員会の設置費用など盛り込んだ補正予算案が可決された。第三者委員会は10月初めまでに設置される見通し。

 

鹿角市では、市の幹部職員が「関市長の言動にパワハラを疑う発言があった」と指摘し、職員を対象にした調査が実施された。その結果、3割ほどが関市長からパワハラを「受けた」あるいは「見た」と回答した。

 

市議会の9月定例会は20日、最終日を迎え、市長の言動がパワハラと認定されるかを調べる第三者委員会の設置費用などを盛り込んだ追加の補正予算案が、全会一致で可決された。

 

また、総務財政常任委員会から補正予算に付帯する決議案が提出され、金澤大輔委員長が「調査にあたっては関市長を関わらせず公平・公正性を保つとともに、関市長のパワーハラスメント事案が認定された場合は、その時点で速やかに議会に報告することを求める」と提出理由を述べた。

 

決議案は第三者委員会の調査結果の速やかな報告を求めるもので、採決の結果、全会一致で可決された。

 

舛屋修美副市長は、第三者委員会を10月初めまでに設置する方針を示している。委員会を構成するのは弁護士3人程度の見込みで、設置者は舛屋副市長が務める。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月10日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼パワハラ問題受け 鹿角市長「第三者委員会の場で事実関係明らかにしたい」 /秋田 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。



▼パワハラであわら市の40代課長補佐級職員を懲戒処分  部下に能力や人格否定する威圧的な言動繰り返す【福井】

パワハラであわら市の40代課長補佐級職員を懲戒処分
 部下に能力や人格否定する威圧的な言動繰り返す【福井】

 

2024年9月20日() 14:54 福井テレビ

 

あわら市は、部下の職員に対してパワハラを行ったとして、40代の課長補佐級の職員を減給の懲戒処分としました。

  

懲戒処分となったのは、あわら市役所に勤務する40代の課長補佐級の職員です。

  

市によりますと、この職員は20242月から5月上旬にかけて、同じ部署で働く部下に対して、能力や人格を否定するような不適切で威圧的な言動などを日常的に繰り返すパワハラ行為をしていました。

 

部下の職員は5月から病気療養のため休職していて、家族が市に「パワハラを受けた」と相談したことで発覚しました。

  

市の聞き取りに対して、40代の課長補佐級の職員は「結果として部下を追い込んでしまい申し訳ない」と謝罪の言葉を述べているということです。

 

あわら市は、40代の職員を20日付けで減給10分の13カ月の懲戒処分としました。また、この職員の所属部長と課長を文書訓告としました。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

あわら市の課長補佐がパワハラで懲戒処分 部下の人格を否定する言動繰り返す

 

2024年9月20日() 14:33 福井放送

 

あわら市の職員が20日、部下に対するパワーハラスメント行為で懲戒処分を受けました。「普通の人ならもっとできる」と人格を否定するような言動を繰り返していたということです。

 

懲戒処分を受けたのは、あわら市の課長補佐級の職員(40)です。

 

あわら市によりますと、この職員は今年2月から5月上旬にかけて、同じ部署の部下に対し「普通の人ならもっとできる」と、能力や人格を否定するような威圧的な言動を繰り返していたということです。

 

部下は現在、仕事を休んでいて、市の聞き取り調査に対し、職員はパワハラ行為を認めた上で「指導のつもりだった」と話しているということです。

 

森之嗣市長は「個人の尊厳や人格を侵害する許されない行為である」として、市はこの職員を20日付で減給10分の13か月の懲戒処分としました。

2024年9月18日水曜日

▼河村名古屋市長の言動に「パワハラと感じる職員」… 第三者委員会で調査へ 市長「全然ありえんこと」

河村名古屋市長の言動に「パワハラと感じる職員」
… 第三者委員会で調査へ 市長「全然ありえんこと」

 

2024年9月18日() 22:20 東海テレビ

 

 名古屋市は2024918日、河村たかし市長と副市長の言動に対し、パワーハラスメントと受け止めた職員がいたとして、事実関係を調査する第三者委員会を設置すると発表しました。

 

 市は18日、名古屋城のバリアフリーに関する市民討論会での差別発言問題をめぐる検証委員会の最終報告書を公表しました。

 

 そのなかで、河村市長と松尾俊憲副市長に事業の説明をした職員が「市長や副市長からの発言をパワーハラスメントと受け止めていた」とする記載があり、市は事実確認を調査するため第三者委員会を設置すると発表しました。

 

 河村市長は「パワハラと断定したわけではないけれど受け取られかねい状況にあったと」「私はパワハラやるのは全然ありえんこと」などと説明しています。

 

 市は19日以降、愛知県弁護士会に依頼書を提出し、メンバーを決める方針です。

パワハラで消防職員を懲戒処分 厳しい口調で指示、部下は精神的苦痛で傷病休暇

パワハラで消防職員を懲戒処分 厳しい口調で指示、部下は精神的苦痛で傷病休暇

 

2024年9月18日() 19:32 テレビ山梨

 

山梨県の峡南消防本部は30代の消防士長が部下に厳しい口調で指示をするパワハラ行為があったとして減給処分としました。

 

減給10分の11か月の懲戒処分となったのは峡南消防本部北部消防署に勤務する30代の男性消防士長です。

 

消防本部によりますと消防士長は今年4月以降、複数回にわたって部下の男性職員に厳しい口調で指示をし、適切な指示をせず消防活動が停滞するなど業務に支障が生じたとしています。

 

部下の職員が消防本部を運営する組合へ相談し、ハラスメント処理に関する委員会が今回の行為がパワハラにあたると認定しました。

 

部下の職員は精神的苦痛で現在、傷病休暇を取得しています。

 

消防士長は「指導が行き過ぎてしまった」と事実関係を認め、現在は自宅待機中だということです。


《カウンセラー松川のコメント》

ニュースでは暴行には至っていない様ですが、
被害者は傷病休暇中とのことなので、
被害者が出勤出来ないと言う実害発生が問題視されると共に
適切な指示をせず消防活動が停滞させた点も大きな問題でしょう。
加害者が事実関係を認めているそうですが、
再発防止をどの様にするのかも関心はあります。

被害者の方へ
複数回にわたって厳しい口調で指示があったとのこと。
どの程度かや頻度までは不明なので何とも申し上げられませんが
精神的苦痛を負われているとのことなので
ゆっくりでもしっかりと療養してから復帰して頂きたいと願っております。

2024年9月17日火曜日

▼裁判所で「上司からパワハラ」、書記官が損害賠償求め岡山地裁に提訴…うつ状態・異動認められず

裁判所で「上司からパワハラ」、
書記官が損害賠償求め岡山地裁に提訴…うつ状態・異動認められず

 

2024年9月17日() 20:40 読売新聞

 

 岡山県内の裁判所で上司の書記官からパワーハラスメントを受けたとして、部下の50歳代男性書記官が17日、国を相手取り、330万円の損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。

 

 男性の弁護士によると、男性は昨年4~6月、同僚の前で、上司から「お前は間違っている」「そう考えるのはおかしい」などと大声で叱責(しっせき)されたり、書類を机にたたきつけられたりしたほか、以前の職場について「あなたは誤りが多いから裁判官も注意しなかった」などと指導以上の発言を受けたという。

 

 その後、男性はうつ状態と適応障害の診断を受けて休職。復帰後、別の裁判所への異動を希望したが認められなかった。昨年10月に最高裁の相談窓口に訴えたところ、今年1月、裁判所内の調査でパワハラ行為が認められたと裁判所から伝えられたという。

 

 一方、地裁は取材に対し「本件についてコメントは差し控えさせていただく」としている。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

裁判所で上司からパワハラと主張
…男性書記官(50代)が国に損害賠償求め提訴【岡山】

 

2024年9月18日() 18:08 岡山放送

 

岡山県内の裁判所に勤める50代の男性書記官が、上司から繰り返しパワハラを受けたとして、国に対し330万円の損害賠償を求め、提訴したことが分かりました。

 

訴えなどによりますと、県内の裁判所に勤める50代の男性書記官は、2023年4月から6月にかけて、上司から大声で叱責を受けたり、書類を机に叩きつけられたほか、能力や人格を否定する発言をされるなど、繰り返しパワハラを受けたとして、国に330万円の損害賠償を求めています。

 

男性は、うつ状態と適応障害の診断を受けて2023年6月から3カ月間休職。復帰後は、別の裁判所への異動を希望しましたが認められなかったということです。2024年1月、上司のパワハラ行為が認定され、男性が国に損害賠償を求めて岡山簡裁に民事調停を申し立てましたが、国側が責任を否定したことから提訴に踏み切ったということです。

 

男性は、「パワハラの被害者を救うはずの裁判所の姿勢がこれでいいのか問いたい」とコメント。一方、裁判所は提訴について、「コメントは差し控える」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼【独自】上司書記官がパワハラ 国を提訴へ 岡山県内 裁判所過失で精神的苦痛 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。






▼「リラックスさせるため」学生の肩もむなどした40代男性准教授を処分 セクハラと認定 福島大学

「リラックスさせるため」
学生の肩もむなどした40代男性准教授を処分
 セクハラと認定 福島大学

 

2024年9月17日() 17:08 テレビユー福島

 

福島大学は17日、学生にセクシュアル・ハラスメント行為を行ったとして、40代の准教授の男性を出勤停止10日の懲戒処分にしたと公表しました。

 

懲戒処分を受けたのは、福島大学の40代の男性准教授です。

 

福島大学によりますと、男性准教授は、去年4月から10月ごろにかけ、顧問を務めるサークルに所属する複数の男女に対し、肩を揉む、肩をたたくなどして、身体に触れました。

 

このうち、学生1人からの申し立てを受け、大学が調査したところ、准教授は「緊張を解きリラックスさせ、元気づける意図や目的だった」と話し、大学では性的な意図は確認できなかったとしています。

 

一方で学生は「接触に嫌悪感を持っていたものの、顧問との関係性が悪くなることを恐れ、明確に拒否の意思を示すことができなかった」と話していて、大学では一方的に体を触る行為は学生に嫌悪感を抱かせるものでセクシュアル・ハラスメントに当たると認定しました。

 

大学は、17日付けでこの男性准教授を出勤停止10日の処分とし、「このような事案の発生に至ったことは誠に遺憾。学生が安心して勉学に専念できる環境を整えていくとともに、大学の信頼を回復するよう努めていく」とコメントしています。

▼下着の色を聞き出すセクハラ繰り返した男性隊員(31)を停職の懲戒処分 陸上自衛隊岩手駐屯地

下着の色を聞き出すセクハラ
繰り返した男性隊員(31)を停職の懲戒処分
 陸上自衛隊岩手駐屯地

 

2024年9月17日() 12:46 岩手放送

 

陸上自衛隊岩手駐屯地に所属する男性隊員(31)が、同僚らに性的な言動を繰り返したとして、17日付で停職4か月の懲戒処分となりました。

 

停職4か月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊岩手駐屯地の第9偵察戦闘大隊に所属する3等陸曹の男性隊員(31)です。

陸上自衛隊岩手駐屯地によりますと、この隊員は20217月ごろから8月ごろまでの間、同僚隊員ら複数に下着の色を聞き出す性的な言動を繰り返し、精神的苦痛を与えたということです。被害を受けた同僚の性別や人数などについては被害者保護を理由に明らかにされませんでした。

9偵察戦闘大隊長の白﨑日出海2等陸佐は「ハラスメント関連の指導を徹底している中、このような事案を起こしたことを重く受け止めている。全隊員に対し、再指導・再教育を徹底して事案の絶無を図り、信頼回復に全力を傾注する」とコメントを出しました。

▼「民間なら出さなあかんねん」維新議員が市職員にパワハラ 市議会で大声“暴言ともとれる発言” 「議場での陳謝」の懲罰 大阪・四條畷市

「民間なら出さなあかんねん」維新議員が市職員にパワハラ
 市議会で大声“暴言ともとれる発言”
 「議場での陳謝」の懲罰 大阪・四條畷市

 

2024年9月17日() 12:10 朝日放送

 

 大阪府四條畷市の職員らに対し暴言ともとれる発言をした市議2人ついて、四條畷市議会は「パワーハラスメント」と認定してそれぞれ懲罰を決定しました。

 

 大阪維新の会の坂本勇基市議は7月、特別委員会の場で、自身が求める資料が提示されず、職員に対し大声で「民間なら出さなあかんねん」「出せへんってありえへん」などと発言しました。

 

 市議会は職員へのアンケート結果などからパワーハラスメントと認定。

 

 17日の本会議で「議場での陳謝」の懲罰を賛成多数で可決しました。

 

 (坂本議員)「議会の品位を保持し秩序を守るべき議員の職責に顧みて誠に申し訳ありません」

 

 また坂本市議の発言の際、特定の職員を指して「なにへらへら笑うとんねん」などと発言した、なわて葵風会の渡辺裕市議に対しては「戒告」としました。

2024年9月14日土曜日

▼草加市、パワハラ1件を認定 市職員から21~23年に4件の訴え 市長「重く受け止め」

草加市、パワハラ1件を認定
 市職員から2123年に4件の訴え 市長「重く受け止め」

 

2024年9月14日() 13:21 埼玉新聞

 

 埼玉県の草加市議会で13日、一般質問が行われ、市は市職員からの訴えでハラスメントと認定した事案が1件あったことを明らかにした。佐藤憲和議員(無所属)の質問に答えた。

 

 草加市では202123年にパワーハラスメントの訴えが4件あり、市はうち1件を認定した。山川百合子市長は「重く受け止めており、防止に努める」と述べた。

 

 一方、清掃関係の部署で収集件数の増加を上司から指示されてサービス残業が生じたとして、市職員が今年、市に損害賠償を求めている訴訟がある。市側は一般質問の答弁で「サービス残業はないものと認識しており、実態調査も行わない」と説明。山川市長も「時間外を含む勤務時間の管理は適正に行われていると認識している」との見方を示した。

 

 訴状によると、原告の職場では時間外勤務に関する労使協定(三六協定)が無効状態で、市がサービス残業やハラスメントに関し「職場環境安全配慮義務に違反した」と主張している。

▼吹田市社協に報告書の提出求める ハラスメント問題巡り 大阪・吹田

吹田市社協に報告書の提出求める ハラスメント問題巡り 大阪・吹田

 

2024年9月14日() 7:00 朝日新聞(田中祐也)

 

 大阪府吹田市は13日、外郭団体の市社会福祉協議会の事務局長がハラスメントで懲戒処分を受けた問題で、市社協に報告書の提出を求めていることを市議会で明らかにした。

 

 事務局長は職員にハラスメント行為を行ったとして、昨年11月に減給10分の12カ月)の処分を受けた。処分後に職員らが体制の刷新を訴え、事務局長の信任投票を実施していたことが判明。市は市社協にハラスメントの事実関係の再調査を求めている。

 

 この日の市議会一般質問で、立憲民主党の西岡友和議員が市社協の複数の職員から聞き取り調査をしたと明らかにし、ハラスメント問題への市の対応について質問した。梅森徳晃福祉部長は「(市社協は)公正で透明性の高い運営が求められる」とした上で、「処分に至るまでの具体的な事実関係がわかる報告書の提出を求めている」と答弁した。西岡議員は議会後の取材に対し、「職員が安心して働けるよう、市はもっと市社協との連携を深めてほしい」と話した。

 

 市社協は取材に「担当者が不在で取材に応じられない」と答えた。

 

 吹田市は9月、後藤圭二市長から部長級職員に向けて職場のハラスメント撲滅をめざし、「ゼロハラ組織の実現に向けて」というメッセージを送付した。

 

 全職員を対象に実態調査を行い、新たなハラスメント防止対策に取り組む。深刻な事案については個別対応を検討するという。

「複数村議からパワハラ」女性村議申し立て、中学生娘にも同級生から「お母さんが悪い」…ベテラン村議「公約違反は事実」と主張

「複数村議からパワハラ」女性村議申し立て、
中学生娘にも同級生から「お母さんが悪い」
…ベテラン村議「公約違反は事実」と主張

 

2024年9月14日() 6:45 読売新聞

 

 千葉県長生村の村議の矢部文美氏(44)が12日、複数の男性村議からパワハラなどの嫌がらせを受けたとして、村議会議長に文書で申し立てた。村議会ハラスメント防止条例に基づき、議長が当事者への事実確認をしたうえで、ハラスメント審査委員会を設置する。

 

 村では昨年、当時の議長が村職員の女性に対する傷害事件で逮捕された。これを機に同条例が制定されており、申し立ては初めてだ。

 

 申し立てによると、矢部氏は2022年の村議選に立候補する際、ベテラン男性村議の支援を受け、「給食センター建設反対」を公約に掲げた。ベテラン村議から公約を守るよう指示されたが、無投票で当選後、建設賛成に回った。

 

 その後、ベテラン村議のブログで「公約違反」と執拗(しつよう)に攻撃されるようになった。ベテラン村議とは何度も話し合いを持ち、「公約についてお互いの意見を尊重する」ことを確認したが、今年7月、「公約破りの矢部議員」と有権者宅にチラシが配布された。ベテラン村議の支援者などから抗議の電話やメールが相次ぎ、「外出するのが怖い」状況に陥ったという。

 

 矢部氏の中学生の娘も8月、同級生から「あなたのお母さんが悪い」などと言われ、ショックを受けたという。矢部氏は「抑うつ気分、不安焦燥、自責感」などの症状から適応障害との診断を受けた。

 

 ベテラン村議は読売新聞の取材に「矢部議員の公約違反は事実で、パワハラではない」と話している。

 

 また、別の男性村議は昨年末の他県への研修旅行の宴席で、矢部氏に対し、「○○さん(ベテラン村議)の言うことを聞け」などとどなったという。矢部氏は大泣きし、同席した村議らが「言い過ぎだ。やめろ」と制止したという。

 

 村では昨年6月下旬から7月上旬、職員と村議を対象にハラスメントに関するアンケート調査を実施。村議14人のうち13人が調査に応じ、9人が他の村議からハラスメントを受けたと答えた。「大声や必要以上の長時間の叱責(しっせき)」「人格を否定する発言や攻撃」などの回答があった。


《カウンセラー松川のコメント》

被害者は村議候補として「反対」を唱えてましたが無投票当選。
議員となったら「賛成」に変身。
いくら選挙戦での争点とならなくても、これは「公約違反」でしょう。
「議員になればコッチのもの」と思われても止む無しです。
やはり、筋は通すべきであったと思います。
仮に議会や関係者内での秘密を知った事による転向であれば、
その説明をすることで転身の仁義は切れたと思います。

被害者へ
事情はどうであれ、裏切り行為をする以上は
それなりの覚悟が必要です。
その裏切りに義や理があるならば、それを示せば良いでしょう。
それも無しに心変わりをすれば責められて当然ではありませんか?


▼【独自】上司書記官がパワハラ 国を提訴へ 岡山県内 裁判所過失で精神的苦痛

【独自】上司書記官がパワハラ 国を提訴へ 岡山県内 裁判所過失で精神的苦痛

 

2024年9月14日() 5:10 山陽新聞

 

 岡山県内の裁判所で上司の男性主任書記官からパワハラを受け、うつ状態になって病気休暇を余儀なくされたとして、部下の男性書記官=50代=が国に330万円の損害賠償を求め、岡山地裁に近く提訴することが13日、関係者への取材で分かった。パワハラの直接被害に加え、適切な配置転換をしないなど裁判所の過失によって精神的苦痛を受けたと主張している。

 

 訴えによると、パワハラは男性書記官が上司と同じ職場になった昨年4月から6月にかけて行われた。事務手続きや電話対応を巡り、大声を上げたり書類を机にたたきつけたりしながら同僚の前で叱責(しっせき)されたほか、以前の職場に触れ「過誤が多いから裁判官も諦めて注意しなかったのではないか」と能力を否定する発言を受けた。

 

 こうしたパワハラをほかの上司は放置。うつ状態と適応障害の診断を受けて病休を取得した68月にも関係者への事情聴取はされなかった。復帰後も別の裁判所への異動希望が認められないなど「裁判所の対応には安全配慮義務違反があった」としている。

 

 10月に最高裁の相談窓口に訴えたところ、広島高裁を通して指導があり、今年1月、パワハラが認定されたと裁判所から報告を受けたという。男性書記官は「パワハラに関する判断も行う裁判所の姿勢がこれでいいのか、今回の訴訟で問いたい」と話している。

 

 裁判所は取材に対し「関係職員のプライバシー保護の観点から回答できない」とのコメントを出した。