2024年5月17日金曜日

▼「一緒にお風呂に入るか」セクハラ訴えられた市長「金銭の無心を断った直後に申告された」争う姿勢

「一緒にお風呂に入るか」セクハラ訴えられた市長
「金銭の無心を断った直後に申告された」争う姿勢

 

2024年5月17日() 10:19 読売新聞

 

 沖縄県南城市の古謝景春(こじゃ・けいしゅん)市長(69)からセクハラ被害を受けたとして、市長用公用車の運転手だった女性が、市長と市に計約400万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、那覇地裁(片瀬亮裁判長)であり、市長と市側は争う姿勢を示した。

 

 訴状によると、女性は2022812月、乗務中に市長から「一緒にお風呂に入るか」と言われたり、胸を強くつかまれたりした。市に被害を申告した同年12月、契約期間の途中で業務委託を解除され、精神的苦痛を受けたと主張している。

 

 市長側は答弁書でセクハラ行為を否定し、「(女性とは)10年以上も前から知人で、金銭の無心を断った直後にセクハラを申告された」と反論。市側は女性に市長と接しない業務を紹介したが断られ、「公金支出の継続が困難との見解から、やむを得ず(委託解除を)行った」などとした。

 

 

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南城市長のセクハラ裁判 市長と市は全面的に争う姿勢

 

2024年5月16日() 19:07 琉球朝日放送

 

 市長と市は、全面的に争う姿勢を見せました。南城市長からセクハラを受けたとして、公用車のドライバーだった女性が、市長と市を相手に損害賠償を求める裁判が2024516日那覇地裁で開かれました。

 

 この裁判は、南城市から業務委託を受け公用車のドライバーを務めていた女性が、古謝景春市長からセクハラを受けたとして、市長と市に対して400万円あまりの損害賠償を求めたものです。

 

 訴状によりますと女性はドライバーをしていた2020年の8月から12月にかけて、市長と2人だけの車内で胸をつかまれたり、「一緒に風呂に入るか」や「出張に行くか。泊まるのは一緒」などと言われるセクハラを受けたと主張。また市に対し、セクハラにあわないようにするための安全配慮義務の不履行があったと主張しています。

 

 2024516日那覇地裁で開かれた、第1回口頭弁論では古謝市長側は答弁書を提出し誰も出席せず、女性が訴えた13のセクハラ行為に対して「否定ないし記憶がない」と主張、争う姿勢をみせました。また、南城市は、女性が訴えたたセクハラの事実は確認できていないため安全配慮義務違反はなかったと主張しています。

 

 一方、女性側は古謝市長が女性の個人情報や人格を非難する虚偽のSNS投稿をしたことで、女性を個人攻撃する投稿があり今も被害を受けているとして、追加の損害賠償請求を行うとしました。次回の裁判は、来月25日に行われる予定です。

 

 

 

南城市古謝市長「セクハラ裁判」 始まる 市長は争う姿勢

 

2024年5月16日() 18:22 琉球放送

 

南城市の古謝景春市長に胸をつかまれるなどのセクハラ行為を受けたなどとして、市長の元運転手の女性が、市長と市に対し400万円あまりの損害賠償を求めた裁判が始まり、市長と市側は訴えを棄却するよう求めました。

 

訴状によりますと、当時、市長の運転手を務めていた女性は、20228月から12月にかけて、古謝市長から「一緒にお風呂入るか」といった言葉によるセクハラ行為を繰り返し受けたほか、車内で胸を後ろから強くつかまれたなどと訴えています。

 

女性が市に対し被害を申告したところ、契約期間の途中で業務委託を解除されたため、セクハラ行為やその後の市の対応により精神的苦痛を受けたなどとして、古謝市長と市に対し400万円あまりの損害賠償を求めています。

 

16日、那覇地裁で開かれた裁判で、市長と市側はいずれも女性の訴えを棄却するよう求めました。裁判に古謝市長と市長の代理人は出廷しませんでしたが、事前に提出した答弁書で市長側は「否定ないし記憶がない」としてセクハラ行為を否認しました。

 

これに対し女性の代理人は、否定と記憶がないでは「意味がだいぶ違う」として、今後明確に答弁するよう求めたほか、女性が被害を訴えても市長側から何も反応が無かったため提訴に至ったと説明しました。

 

また、古謝市長がSNSや議会で女性の人格を非難するような投稿や発言を繰り返しているとして、次回以降追加で損害賠償を請求するとしています。

 

 

 

セクハラ行為は「否定」「記憶がない」と主張
 南城市長セクハラ疑惑訴訟で初弁論 沖縄

 

2024年5月16日() 17:15 琉球新報

 

 南城市と業務委託契約を結んでいた古謝景春南城市長の元運転手の女性が、市長からセクハラを受けたとして市長と市を相手取り、慰謝料など4045千円を求める訴訟の第1回口頭弁論が16日、那覇地裁(片瀬亮裁判長)で開かれた。

 

 被告の市長側は市長本人、代理人弁護士ともに出席せず、市側は代理人弁護士のみが出席した。原告の女性側は代理人の加藤裕弁護士が出席し、意見陳述した。

 

 市長側の答弁書では、原告側が主張する13点のセクハラ行為や発言について、「否定ないし記憶がない」などとして争う姿勢を示した。

 

 市長側は、「セクハラ行為はない」とした上で、原告の女性との関係について「被告の私的な相談にのることもあった」と主張。「南城市は保守革新の政治的対立が激しい」として市長任期が20262月までとなっている点に触れ、「速やかな訴訟進行を求める」とも求めた。

 

 原告側の加藤弁護士は意見陳述で、原告側が訴えるセクハラ行為、発言に対し、市長側が「否定ないし記憶がない」としたことについて「否定と記憶がないでは意味が違う」と指摘。今後の弁論で主張を明らかにするよう求めた。市長側が早期の訴訟進行を求めていることについては、訴訟の提起前から対応を求めながら市長側からの反応がなかった点を強調した。

 

 市長がSNSのフェイスブックで原告についての書き込みを繰り返していることに「人格非難をするような投稿をしている」とし、追加訴訟を検討しているとした。

 

 市側は、答弁書で原告からセクハラ被害の相談があった点を認めたが、「市長と接する機会のない別の業務」に転じることを提案したなどと主張。「対応に違法な点はなかった」として争う姿勢を示した。

 

 訴状によると、市長は228月、原告の女性が業務を開始した直後から、宿泊や入浴に誘うなどの性的発言を繰り返した。「太っただろう」と女性の容姿に触れるような言動もあった。

 

 同129日には、後部座席から「握るだけだよ、握るだけ」と発言しながら、女性の手を強引に引っ張ったり、自宅付近に到着した際に女性の胸を強くつかんだ。女性は同1212日に市に相談したが、同28日に業務委託を解除されたとしている。

 

 

 

「市長からセクハラ」と公用車の元運転手
 第1回口頭弁論で沖縄県南城市長は争う姿勢

 

2024年5月16日() 15:47 産経新聞

 

沖縄県南城市の公用車を運転中、古謝景春(こじゃけいしゅん)市長(69)からセクハラを受けたとして、公用車の運転手だった女性が古謝市長と市に計約400万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、那覇地裁(片瀬亮裁判長)であり、古謝市長と市はいずれも答弁書で争う姿勢を示した。

 

訴状によると、女性は令和4年7月、市長の公用車運転手として業務委託契約を締結。同年8~12月、乗務中に古謝市長から「一緒にお風呂に入るか」「出張に行くか。泊まるのは一緒さ」などと言われたり、胸を強くつかまれたりしたと主張している。女性は上司に被害を申告。その後、古謝市長が否認していると伝えられ、業務委託契約を解除されたという。

 

女性は今年2月、性的被害を受けたとして提訴した。代理人弁護士によると、古謝市長はSNSで女性の個人情報などを投稿。二次被害が生じているとして、追加で賠償請求するという。

 

古謝市長は産経新聞の取材に対し、「係争中なのでコメントを控える」と回答。市は「係争中のためコメントできない」としている。

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