2024年5月8日水曜日

激しく叱責の上司とまた同じ職場に→休職 市消防局でパワハラか

激しく叱責の上司とまた同じ職場に→休職 市消防局でパワハラか

 

2024年5月8日() 21:47 毎日新聞(高橋努)

 

 千葉県柏市消防局(本田鉄二局長)の男性署員が、消防分署に勤務していた20224月~233月、分署長から繰り返し激しい叱責などを受け、今年4月の異動で再び分署長と同じ職場になった後に休職していることが8日、関係者への取材で判明した。関係者からは「パワーハラスメントが原因」との声も出ている。

 

 関係者によると、署員は消防分署に勤務していた12年前、分署長に同僚の前で激しく叱責されたり、休日に電話で事案処理の方法について数十分にわたって詰問されたりする行為を執拗(しつよう)に受けた。署員は41日付で消防司令として消防署に異動。分署長も同じ署の消防司令長として異動したため、新たな職場で再び上下関係になることを悩んでいたという。

 

 署員は41日以降出勤せず、同4日に1カ月の病気休暇届を提出。その後、さらに1カ月の延長届を出し、出勤していない。

 

 消防司令長と同じ職場で勤務したことがある別の署員は毎日新聞の取材に「(過去に消防司令長が)みんなのいる前で、大声で部下を問い詰めたり、非難したりしている様子を何度も目撃した。自分だったらたまらないと思った」と話す。

 

 同市消防局の鈴木清副局長は毎日新聞の取材に「パワーハラスメントの有無も含め、職員のプライバシーもあるため現段階では何もお話しできない。しかし、ハラスメントは許されない行為で、(あったら)当然、厳正に対処する」と話した。


《カウンセラー松川のコメント》

現時点ではパワハラの有無までは言及されていませんが、
取材によると過去にはパワハラと思料される事案が発生している様です。
柏市消防局は1本部4署7分署の編成で、本部は7課構成(含む指令)です。
問題は、分署内で分署長が加害者で分署員が被害者となるパワハラが起き、
同じ日付で同じ署へ署長と署員として異動した事です。
もし、パワハラ事案について人事担当者まで伝わっていたのならば、
調査を行うと共に二人を別の署所へ異動させるべきでしょう。
小規模消防本部では無理でも、柏市ならばそれも不可能ではありません。
分署長が問題を起こしているのを、署長や本部が把握していないのも不自然です。
何を管理していたのか、本当に疑わしいです。

被害者の方へ
先ずは心身を落ち着かせる事が大切です。
そして、分署で発生したパワハラについて、
きちんと対応を求めるべきでしょう。
お一人で不安ならば、信用出来る同僚や上席者を帯同するのも方法です。
場合によっては、弁護士に頼るのも一つの方策かも知れません。
分署での問題が解決しない限りは心の安心も得られないので、
復職も難しいと思います。

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