2024年5月16日木曜日

▼兵庫知事「パワハラ」批判文書で元局長懲戒処分 第三者委要請へ

兵庫知事「パワハラ」批判文書で元局長懲戒処分 第三者委要請へ

 

2024年5月16日() 19:51 毎日新聞(山田麻未、中尾卓英)

 

 兵庫県の斎藤元彦知事らを批判する文書を作成し流布したとして、元幹部職員が懲戒処分を受けた問題があり、県議会は16日、内容の事実関係を再調査する第三者委員会の設置を知事に求めることを決めた。

 

 文書は元西播磨県民局長(60)が作成。知事が職員にパワーハラスメントをしたり、企業から贈答品を受け取ったりしたとする内容で3月に県議会関係者や報道機関に配ったとされる。

 

 県は3月末、局長を解任した上で内部調査を実施。57日、文書には根拠がなく、誹謗(ひぼう)中傷に当たると認定し、元局長を停職3カ月の懲戒処分とした。

 

 県議会は16日の各会派代表者会議で、第三者委の設置を求めることを全会一致で決定。内藤兵衛(ひょうえ)議長は第三者委のあり方について「議会が積極的に関与し、客観性、公平性を高めていく。知事も調査対象になるが、透明性が担保される」などと話した。自民党系の最大会派などは、今後の展開次第では百条委員会の設置も検討している。

 

 斎藤知事は14日の記者会見で「外部の方に調査してもらうことを検討する」と述べた。

 

 

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斎藤兵庫県知事「パワハラ」疑惑 百条委設置が加速へ
 最大会派自民の検討で

 

2024年5月16日() 19:23 産経新聞

 

兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)が斎藤元彦知事らの言動を「違法行為」などと指摘し、懲戒処分を受けた問題で、県議会は16日、各会派の代表者会議を開いた。関係者によると、非公開の会議では、自民が地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置を検討していると説明した。他会派や無所属議員の中には百条委の必要性を訴える声があり、最大会派の自民が検討に入ったことで百条委設置の動きが加速する可能性がある。

 

関係者によると、自民は15日に総会を開き、斎藤氏のパワハラ疑惑などが記載された文書内容を調査する第三者機関や、百条委について協議。百条委に関しては、会派内で設置の必要性や時期などをめぐって意見が割れているといい、自民幹部は取材に「温度差がある。会派の中でもいろいろ意見が出たので、検討を進めていく」と話した。

 

県議会では、第4会派のひょうご県民連合(9人)なども設置を目指す意向を示している。85議席(議長を除く)のうち過半数の賛成で設置されるため、35議席(同)を占める自民の方針が設置を大きく左右する。

 

複数の会派幹部らによると、この日の代表者会議では自民と公明が第三者機関の設置を県に要請する意向を示し、維新は今後の団総会での協議で方針を決定すると説明。設置要請の意向がまとまれば、議長から県に申し入れる方針が決まったという。

 

一方、共産(2人)はこの日、第三者機関を設置するよう県に申し入れた。

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