2024年5月28日火曜日

【逆パワハラ】部下が上司に「下級の下級のくず以下」「ポンコツ無能給料泥棒」 5ヵ月間で約100回メッセージ送る 奈良県職員を懲戒処分

【逆パワハラ】部下が上司に
「下級の下級のくず以下」「ポンコツ無能給料泥棒」
 5ヵ月間で約100回メッセージ送る 奈良県職員を懲戒処分

 

2024年5月28日() 16:11 朝日放送

 

 奈良県の職員が上司にLINEで「私よりはるかに下級の下級のくず以下」などというメッセージを5ヵ月の間に約100回にわたって送り懲戒処分を受けました。

 

 奈良県によりますと、49歳の職員は中和土木事務所に勤務していた去年5月から10月にかけて、当時の上司にLINEやショートメールで「偽善者はいらない」「私よりはるかに下級の下級のくず以下」「見た目通りのポンコツ無能給料泥棒」などと、いずれも夜にあわせて100回近く送っていました。

 

 県の聞き取りに対し職員は、メッセージを送った理由を「仕事の悩みがあった。上司に対しても不満があった。プライベートでもストレスがあった」と説明していて、28日付けで減給10分の1(2ヵ月間)の懲戒処分を受けました。

 

 奈良県は「県政に対する県民の信頼を著しく損なうことになり、大変遺憾に思います。不祥事の再発防止を徹底してまいります」とコメントしています。


 

※ 他社のニュースも掲載致します 

上司に向かって「無能」「給料泥棒」、パワハラ行為で部下を減給処分

 

2024年5月29日() 7:25 産経新聞

 

上司に「無能」や「給料泥棒」などパワーハラスメントにあたるメッセージを送ったとして、奈良県は28日、中和土木事務所に所属していた男性主査(49)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分とした。県によると、部下から上司へのパワハラ事案での懲戒処分は初めて。

 

県によると、男性主査は令和5年5~10月、携帯電話で計101回にわたり、「無能」や「給料泥棒」「見た目通りのポンコツ」など誹謗(ひぼう)中傷や脅迫する内容のメッセージを上司に送信した。上司が同年7月、人事課に申告し発覚した。

 

男性主査は当時の職場の業務に関する経験や知識が豊富だったといい、「上司に対する不満があり、驚かせようと思った。自身の認識が甘かった」と反省の言葉を述べているという。県は監督責任として、当時中和土木事務所所長だった男性(53)も厳重注意とした。

 

また県は、請求書のコピーを加工し、紛失した原本の代わりとして差し替えたとして、元高田土木事務所の男性次長(56)ら3人を戒告処分とし、当時の同事務所の男性所長(57)を厳重注意とした。

 

総務部の三宅浩次長は「信頼回復に努めるとともに、全職員に綱紀の粛正について通知し、不祥事の再発防止を徹底していく」とコメントした。

 

 

 

上司にパワハラ、「私より遥かに下級のクズ以下」など100回送信
…奈良県の男性職員に懲戒処分

 

2024年5月29日() 6:49 読売新聞

 

 奈良県は28日、上司に中傷や脅迫のメッセージを送るパワーハラスメント行為を繰り返したとして、農業研究開発センターの男性職員(49)を減給10分の1(2か月)の懲戒処分にした。

 

 発表では、男性職員は中和土木事務所勤務だった昨年5~10月、LINEなどで上司に「私より遥(はる)かに下級も下級のクズ以下」などと約100回送信した。「上司への不満があった」などと話したという。

 

 また、県は同日、紛失した請求書をコピーで自作した文書に差し替えて保管したとして、高田土木事務所の次長だった男性職員ら3人を戒告とした。男性職員らは聴き取りに「保存文書の体裁を整えるためだった」と説明したという。

 

 

 

「下級の下級のくず以下」「給料泥棒」
夜な夜な部下が上司に約100誹謗中傷などLINEメッセージ
 奈良県職員を懲戒処分「上司への不満もあった」

 

2024年5月28日() 20:20 毎日放送

 

奈良県は土木事務所に勤務していた職員が上司に対して誹謗中傷や脅迫する内容などのメッセージを100回にわたり送っていたとして、職員を懲戒処分しました。

 

減給2か月の懲戒処分を受けたのは、中和土木事務所に勤める49歳の男性職員です。

 

県によりますと、男性職員は去年5月中旬~10月にかけて、当時の上司に対して

「とある筋に連絡を入れる」「粛清させていただく」「所長との面談時に左遷を進言する」など上司を脅迫するような内容のメッセージのほか、「見た目通りのポンコツ」、「私よりはるかに下級の下級のくず以下」、「給料泥棒」、「ご自分の身の程を認識してください」など、上司を誹謗中傷するLINEやショートメッセージを夜に約100回にわたり送信していたということです。

 

去年夏に上司から相談があり、県が調査をしていました。

 

聞き取りに対して、職員は「仕事の悩みやプライベートのストレスがあった。さらに上司への不満もあった」などと話しているということです。

 

県は28日付で職員を減給2か月の懲戒処分にしました。

 

 

 

「クズ以下」「ポンコツ」上司に中傷や脅迫101回 県職員を減給

 

2024年5月28日() 18:45 朝日新聞(机美鈴)


 上司に101回の中傷や脅迫のメッセージを送ったとして、奈良県は28日、中和土木事務所(橿原市)の主査だった男性職員(49)を減給10分の12カ月)の懲戒処分にしたと発表した。県が、部下から上司へのパワハラで処分をするのは初めてという。

 

 県によると、男性職員は昨年510月、SNSなどを使って上司の携帯電話に「私よりはるかに下級の下級のクズ以下」「見た目通りのポンコツ 無能 給料泥棒」などとの中傷や、議員の名前をあげた上での「先生に判断していただく。粛正させていただく」といった脅迫のメッセージを計101回送った。

 

 男性職員は現在は別の部署に異動している。県の聞き取りに「プライベートでストレスがあり、上司への不満もあった。ちょっと脅かしてやろうと思った」と話しているという。

 

 また県は同日、2022年度に紛失した国道工事の用地買収の請求書を、断りなく新たにつくったものに差し替えていたとして、当時の高田土木事務所の次長(56)と用地課長(54)、土地開発公社の総務用地課長(56)の3人を戒告処分にしたと発表した。県人事課の担当者は「契約は有効に成立して実害はなかった」としている。


 《カウンセラー松川のコメント》

2024年5月28日17時の時点:
見出しでは「逆パワハラ」とパワハラの一種の様に記されていますが、
この加害者である部下が上司より何等かの形で優位な立場でない限り、
パワハラではありません。
逆パワハラと言う用語は正規の用語ではないので、解釈の仕方次第でもありますが、
優位性が無い部下からの加害に関しては、単なる迷惑行為です。
多くの知見を有する部下が新任で知見の無い上司に対して同様の加害をすれば、
これは明らかにパワハラです。
そして、下から上のパワハラについて説明するのは難解なので、
単純に「逆パワハラ」と称している場合もあります。
しかし、こんな面倒くさい部下なんて、異動で配置されても困るでしょうね。

2024年5月29日10時の時点:
他社の報道も入り、事案の背景や内容が理解出来ました。
数社の見出しで「パワハラ」との表記がありますが、
やはりパワハラではなく「迷惑行為」であり、犯罪の域に達しています。
加害者の知見が優位であったとしても、それを逆手に取っている訳ではなく、
自身の他者とは無関係な心身の問題を解消する為の誹謗中傷や脅迫です。

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