議員のパワハラ「あった」27件 過去5年、鈴鹿市職員アンケート 三重
2025年11月18日(火) 8:00 伊勢新聞
【鈴鹿】三重県鈴鹿市が職員を対象に実施した職場環境に関するアンケートで、過去5年間に議員による職員へのパワハラが「あった」と答えた回答が、27件あったことが分かった。17日の市議会ハラスメント対策検討特別委員会で、市が明らかにした。
アンケートは6月20―30日に実施。1718人から回答があった。
そのほか、セクシャルハラスメントについては3件、妊娠・出産・育児休業・介護休業などに関するハラスメントについては零件。いずれも回答件数であり、認定件数ではない。
アンケートの集計結果を報告後、弁護士資格を持つ総務部の光永圭佑参事が具体的な判例などを示しながら、「議員は住民の代表であり、ハラスメントを防止する立場であっていただきたい」「議員も職員も働きやすい環境を作るのが理想」などと話した。
議員からは「職員がパワハラにあっていることに対してはちゃんと考えていく必要がある」「もし条例を作るとしたら、罰則規定までいくのか理念条例にとどめるのか、どちらがいいのか」などの意見が出された。
同特別委員会は、議員の職員へのハラスメント防止などに関する調査研究を目的とし、9月に設置した。
0 件のコメント:
コメントを投稿