元教育実習生と千葉県が和解 パワハラ認定、約3124万円
2025年11月4日(火) 15:50 共同通信
千葉県立京葉高で2020年、教育実習中に教員のパワハラで抑うつ状態となり、働けなくなったとして、同県内の女性が県に損害賠償を求めた訴訟は、県が事実を認め、4日までに千葉地裁で和解が成立した。県が約3124万円を支払うとともに、学校でのハラスメント根絶に努めることを約束した。
4日、女性と記者会見した原告側代理人の神原元弁護士は「教育実習生は労災の適用もなく立場が弱い。教員不足の中、社会の根幹に関わる部分だ」と問題提起。女性は教師になる夢を絶たれたとして「学生を守る法律の見直しをお願いしたい。教育現場の声を直接聞いてほしい」と訴えた。
教育実習中でのパワハラ訴訟 千葉県が損害賠償約3000万円で和解成立
2025年11月5日(水) 13:37 千葉テレビ
千葉県立高校で教育実習中に教員からパワハラを受け、抑うつ状態で就労できなくなったとして、県内の女性が千葉県に対し損害賠償を求めた訴訟で、11月4日までに和解が成立しました。
女性は大学4年だった2020年、教育実習先の県立高校で担当の男性教員から暴言を吐かれるなどのパワハラを受けました。
その後、一般企業に就職しましたが、パワハラがフラッシュバックするなどして抑うつ状態の診断を受け、就労できない状態が続いているとして、損害賠償を県に求める訴えを千葉地方裁判所に起こしていました。
女性は4日、弁護士と共に記者会見を開き、県が女性に損害賠償として約3000万円を支払い、学校でのハラスメント再発防止に努めるとの内容で10月29日に和解が成立したと発表しました。
女性は、「教育現場のパワハラを含む問題解決の一歩になればうれしい」と述べました。
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