セクハラLINE被害の女性教諭 「好意あった」学校が区に虚偽報告
2025年11月25日(火) 6:00 毎日新聞(西本紗保美)
東京都中野区立小学校の40代女性教諭が2024年10月に同僚の男性教諭から性的な表現を含むメッセージを送られたにもかかわらず、学校側は女性教諭が男性教諭に好意があったなどとする虚偽の内容を区教育委員会に報告した。関係者への取材で判明した。
学校側は女性教諭への聞き取りをせず、男性教諭の証言に基づいて報告書を作成していた。女性教諭は25年9月、当時の校長と副校長に対する虚偽有印公文書作成・同行使容疑での告発状を警視庁に提出し、受理された。
告発状によると、男性教諭は24年10月下旬、男性器を連想させる言葉を含むLINE(ライン)のメッセージを女性教諭に送信した。女性の夫が区教委に問い合わせ、当時の校長と副校長、男性教諭と面談。男性教諭は夫に謝罪し、校長から口頭で注意を受けた。女性はメッセージを受け取って以降、休職している。
ところが学校側が12月、区教委に提出した報告書では、女性教諭の証言として、トラブル以前から男性教諭とのやりとりで性的な言葉を「日ごろから会話やメッセージの中で使っていた」との記載があった。さらに女性から「好意を抱いていた」などの発言があったとも記されていた。
しかし女性教諭はその時点で学校側からの聞き取りは一度も受けていなかった。女性教諭側は学校と区教委に報告書の訂正を求めたが、現在までそうした対応はなく、謝罪もない。
区教委の担当者は「報告書が事実と異なる記載になっていることは承知しているが、作成途中のメモのようなものと認識している」と釈明している。
0 件のコメント:
コメントを投稿