「教職員からセクハラ」97件 小5~高3対象
静岡県教委21年度調査
2022年5月12日(木) 8:35 静岡新聞
静岡県教委は11日、小5~高3の児童生徒を対象にした2021年度のセクシュアルハラスメント(セクハラ)実態調査について、教職員に関する結果を公表した。「セクハラを受けたと感じた」との回答は、同一事案の重複を除き計97件。初めて実施した20年度からは9件減少した。各校で事実確認を行い教職員を指導したほか、校内で注意喚起を行うなどした。
97件のうち「自分が受けた」との回答は70件、「友人が受けた」とする回答は27件。校種別では小学校27件、中学校46件、高校21件、特別支援学校3件だった。わいせつ行為など懲戒処分に至る事案は確認されなかった。
回答内容は「褒める時に頭をなでられた」などの不必要な身体的接触が最多の55件。「休み時間にじろじろ見られる」などの不必要な接近や凝視が12件、「『太ったね』と言われた」などの身体的特徴を巡る発言が9件と続いた。「『男のくせに泣くな』と言われた」など、性別に基づく役割の強要も7件あった。
教育総務課は、性別に関する言動についての回答が前年度から増えたとして「教職員が古い価値観に基づき不用意に発言していた例があった」と説明した。県教委は回答を活用し、不祥事根絶推進月間の6月に教職員が日頃の言動を振り返るチェックシートを配布する。
調査は政令市を除く公立小中学校と県立高、特別支援学校の児童生徒約15万6千人を対象に実施した。本年度も行う予定で、同課は「継続的に実施し、意識付けの機会にしたい」としている。
《カウンセラー松川のコメント》
[セクハラ]と言う概念としては確立しているものの
事象としては特定が出来ない難しい事案ですが
それでも静岡県教育委員会としての調査結果が公表されました。
「褒める時に頭をなでられた」これもセクハラになるのですから、
教員が児童生徒の身体に触れればセクハラかパワハラが成立する勢いです。
「触らぬ子供にハラスメント無し」の時代到来と言えましょう。
ところで、「太ったね」が性的嫌がらせに当たるのも驚きです。
既に[性的]の域を超えても、そこに暴力が介在しない言葉だと
セクハラ認定されてしまうのでしょうか?
何だか、言葉狩りに遭っている気分です。
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