2022年5月16日月曜日

同僚議員から性的暴行受けた…滋賀・高島市の市議が被害を公表 同僚議員は「捜査中なので控えさせて」

同僚議員から性的暴行受けた
…滋賀・高島市の市議が被害を公表
 同僚議員は「捜査中なので控えさせて」

 

2022年5月16日() 17:26 関西テレビ

 

滋賀県高島市議会の議員が、抵抗できない状態の同僚議員に無理やり性行為をした疑いで、書類送検されました。

この同僚議員は、議会で説明責任が果たされていないとして自らが被害者だと公表しました。

 

ことし3月、滋賀県高島市議会の万木豊(ゆるぎ・ゆたか)議員が、同僚議員への準強制性交の疑いで書類送検されました。

 

万木議員から性暴力を受けたと市議会で公表したのは、中川あゆこ議員(42)です。

 

【高島市議会 中川あゆこ議員】

「書類送検もされて、相手はずっと黙っている。説明責任を果たそうとしてないというところで議員の仕事って、議員って、こんなんでいいんだろうかと」

 

中川議員によると去年7月、大津市内で万木議員を含めた4人で会食。その後、万木議員の車で自宅へ向かう途中で、性的暴行にあったといいます。

 

【高島市議会 中川あゆこ議員】

「押し返すことも出来ませんでしたし、その後は記憶が途切れて次、そういう…性行為中の場面が、ぶつぶつと写真みたいな形で断片的に記憶が残っているような状態です」

 

中川議員はおよそ1週間後、警察に被害を相談。警察は、抵抗できない状態で無理やり性行為をした準強制性交の疑いで、万木議員を書類送検しました。

 

警察によると、起訴の判断を検察に委ねる「相当処分」の意見書も付けられたということです。

 

中川議員は、睡眠系の成分が含まれる「レイプドラッグ」の使用を疑いましたが、捜査では、睡眠系の成分は検出されませんでした。

 

【高島市議会 中川あゆこ議員】

「本当だったら、そういう性犯罪が起こったら、一日でも早く警察に行って血液なり、尿検査なり、証拠保全をするというのが被害者にとって大切なことなんですけど…。警察に行かないといけないと思いつくことができませんでした」

 

中川市議はその後、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断されています。

 

一方、万木議員は次のように説明したということです。

 

【高島市議会・万木豊議員】

「一緒にはいたが、法に触れるようなことは一切していません。先方の言っている事と相当食い違いがあります」

「無罪です。そうでなかったら、夜逃げしている」

 

4月の市議会でも、万木議員は「潔白は証明できると思っている」と主張しましたが、事実関係を問われると、「捜査中なのでコメントは差し控える」と繰り返しました。

 

万木議員が説明責任を果たしていないとして、中川議員は市議会の場で、被害者が自分であることを公表し、議会に適切な対応を求めました。

 

【高島市議会・中川あゆこ議員】

「自分が名前を公表することで万木議員も逃げずにちゃんと向き合って話してほしい」

「議会は議会として、倫理審査委員会はあるし、議員として、今のあなたの態度はどうなんだというのを、問われないといけない」

 

この事態を受けて、高島市議会の広本昌久議長は「議会としても、このままほっとくではなく、対応を取っていかなければならないと考えています。これが事実となれば厳しい判断を下さなければならない」と話しています。

 

万木議員に事実を確認すると・・・。

 

【万木議員】

ーーQ:性的暴行は事実でしょうか?

「ただ今捜査中なので控えさせていただきます」

ーーQ:事実でないのなら事実でないと主張されてはどうですか?

「捜査中なので、控えさせていただきます」

ーーQ:女性議員の方が被害を訴えていますが

「…」

 

万木議員は、「捜査中で答えられない」と繰り返しました。

 

高島市議会では520日に臨時の議会が開かれる予定です。


《カウンセラー松川のコメント》

強制性交事案に対して、やはり女性は議員であっても訴え難いのでしょう。
そして、証拠保全をしていない以上は時間経過と共に事件性が薄れてしまいます。
被害者は42歳ですから分別もつくでしょうし、
被害から通報まで時間を要し過ぎとも感じられます。
しかし、加害者も書類送検された以上は嫌疑十分だったのでしょう。
加害者が身の潔白を訴えない以上は「何か疚しい事がある」と思われても
それは当然のことです。

被害者の方へ
今後も検察による捜査があり、起訴か不起訴かが決まります。
それまでは[推定無罪]なのですから、あまり騒がないのも一つの方法です。

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