消防職員の年収は勤め先で変わり、町村は目安「613万294円」。
指定都市の消防職員とは100万円あまりの差
2026年10月20日(火)11:30
LIMO(太田彩子)
空気が乾燥して火災が起きやすくなるこれからの時季に向けて、2026年は11月9日から15日まで「秋の全国火災予防運動」が行われます。火災や救急の現場に出る消防職員は、市町村や一部事務組合などに勤める地方公務員です。
同じ消防職でも、勤め先の団体によって月収やボーナスには差があります。総務省の「令和7年地方公務員給与の実態」(2025年4月1日現在)によると、消防職は全国に16万5253人で、平均給与月額は42万6274円でした。
期末手当・勤勉手当を足した年収の目安は、指定都市の消防職が713万2812円、町村の消防職が613万294円です。この記事では、消防職の月収・ボーナス・年収の目安を勤め先の団体区分ごとに並べ、差がどこから生まれているのかを確認します。
地方公務員の消防職の月収・ボーナス・年収の目安
はじめに、消防職全体の平均を月収・ボーナス・年収の3つで見ておきます。
●消防職は16万5253人、平均給与月額は42万6274円
総務省の調査によると、地方公務員の消防職は16万5253人で、平均年齢は38.9歳です。平均給与月額は42万6274円で、内訳は給料月額が32万449円、諸手当が10万5825円でした。
平均給与月額は、給料に扶養手当・地域手当・時間外勤務手当などの諸手当を足した額です。期末手当と勤勉手当(ボーナス)は含まれていません。
●期末手当・勤勉手当を足すと消防職の年収の目安は681万2637円
消防職の期末手当は92万2045円、勤勉手当は77万5304円で、合わせて169万7349円です。いずれも支給された職員1人当たりの年額です。
平均給与月額の12か月分に期末手当・勤勉手当を足すと、消防職の年収の目安は681万2637円になります。
消防職の年収を勤め先の団体区分別に見る
消防職の月収・ボーナス・年収の目安を、都道府県・指定都市・市・町村・一部事務組合等の団体区分ごとに並べます。
●市の消防職が6万1385人で最も多く、一部事務組合等が5万2796人で続く
消防職を勤め先の団体区分で分けると、市が6万1385人で最も多く、一部事務組合等が5万2796人、指定都市が2万9442人、都道府県が1万9274人、町村が2356人です。
●消防職の団体区分別の月収・ボーナス・年収の目安
年収の目安は、平均給与月額の12か月分に期末手当・勤勉手当を足して計算しています。
【都道府県】
・月収:51万2812円
・ボーナス:201万400円
・年収の目安:816万4144円
【指定都市】
・月収:44万7108円
・ボーナス:176万7516円
・年収の目安:713万2812円
【市】
・月収:41万5128円
・ボーナス:166万9515円
・年収の目安:665万1051円
【一部事務組合等】
・月収:39万7937円
・ボーナス:158万7288円
・年収の目安:636万2532円
【町村】
・月収:38万3509円
・ボーナス:152万8186円
・年収の目安:613万294円
市町村の消防職の年収、指定都市と町村の差は100万2518円
市町村の消防職で年収の目安が最も高い指定都市と、最も低い町村を比べます。
●年収の差100万2518円のうち76万3188円は月収の差
指定都市の消防職の年収の目安713万2812円と、町村の消防職の613万294円の差は100万2518円です。
月収の差は6万3599円で、12か月分にすると76万3188円になります。残りの23万9330円は期末手当・勤勉手当の差です。
指定都市と町村の消防職の年収の差は地域手当から
月収の差6万3599円が、給料と諸手当のどこから生まれているのかを内訳で確かめます。
●月収の差6万3599円のうち地域手当が2万6052円
地域手当は、指定都市の消防職が月3万6562円、町村の消防職が月1万510円で、差は2万6052円です。月収の差のおよそ4割にあたります。
●給料月額の差は1万7094円、時間外勤務手当の差は1万1949円
給料月額は指定都市が32万729円、町村が30万3635円で、差は1万7094円でした。月収の差のうち3割足らずにとどまります。
時間外勤務手当は指定都市が2万8811円、町村が1万6862円で、差は1万1949円です。地域手当と給料月額、時間外勤務手当の3つで、月収の差の8割あまりを説明できます。
消防職の年収の目安は、指定都市が713万2812円、町村が613万294円で、100万2518円の開きがありました。差のおよそ4割は、毎月の地域手当の違いによるものです。
住んでいる地域の消防職の給与は、各自治体が公表している「給与・定員管理等について」の資料で確かめることができます。
《カウンセラー松川のコメント》
ハラスメントやメンタルヘルスのニュースではありませんが、
消防職員の賃金に関する報道が雑誌でありましたので、
参考として掲載致します。
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