「上司の立場を利用して保証人になれと…」
米軍属の賃料49万円を肩代わり
基地従業員がパワハラ訴え 沖縄の裁判所が支払い命令
2022年4月15日(金) 8:27 沖縄タイムス
米軍キャンプ・シールズ(沖縄県沖縄市)で働く基地従業員の日本人男性が、元上司の米軍属の連帯保証人として支払った約49万5千円を求償請求した訴訟で、沖縄簡易裁判所が米軍属に全額の支払いを命じていたことが分かった。男性は「上司の立場を利用して保証人にさせられた。パワハラだ」と訴えている。
1月26日付の判決などによると、米軍属は2018年、シールズ内の保養施設に赴任。沖縄市に賃貸住宅を借りる際、部下である男性に連帯保証人になるよう依頼した。米軍属が19年8月、9月分の賃料などを支払わずに去ったため、男性が約49万5千円を弁済した。
米軍属は裁判所に出頭せず、書面も出さなかった。男性によると、14日時点で米軍属からの返済はなく、給与の差し押さえなども難しい。米軍や沖縄防衛局も「個人間の問題だ」として対応しないという。
男性は「保証契約書類の記入は勤務時間中で、これまでも慣例として行われていた。仕事の一環として断れなかった」と話した。
米軍属は現在、神奈川県横須賀市の海軍施設に転勤している。本紙は取材を申し込んだが、14日までに回答はなかった。
《カウンセラー松川のコメント》
占領国と被占領国。即ち、戦勝国と敗戦国の関係は令和になっても続いています。
これは占領軍の基地がある限りとは言いませんが、
日米地位協定による米軍優理な状況が続く限りは、
この様な日本人従業員に対する不当な行為は止まないでしょう。
被害者の言う「上司の連帯保証人になるのは仕事の一環」が横行する様では
やはり日本は被占領国のままであると言うしかありません。
被害者の方へ
米軍基地で働くしかないのであれば、それも止む無しでしょう。
だからと言って、こんな理不尽な目に遭って良い訳ではありません。
米軍基地で働く事もまた大変な選択なのが分かりました。
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