カトリック長崎大司教区の元職員、教区をパワハラで提訴
2022年4月27日(水) 19:18 毎日新聞(中山敦貴)
勤務していたカトリック長崎大司教区(長崎市)の複数の神父からパワーハラスメントを受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、元職員が26日、教区に約5380万円の損害賠償を求める訴えを長崎地裁に起こした。
元職員は2017年4月から教区で勤務。元職員の代理人弁護士によると、信徒から性暴力や人権侵害に関する相談を受ける業務を担当していたが、複数の神父らから非難されるなどのパワハラを受け、PTSDを発症した。20年6月に休職、22年3月には退職を余儀なくされ、教区が安全配慮義務を怠ったと主張している。
元職員は弁護士を通じ「言葉にできないくらいの苦しみがあった」とのコメントを発表。教区は取材に「訴状を見ていないのでコメントを差し控える」と回答した。
長崎大司教区を巡っては長崎地裁が2月、女性信徒が男性司祭から性被害を受け大司教(当時)の発言で精神的苦痛を受けたとして、教区に慰謝料など110万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
カトリック長崎大司教区の元職員
神父らからのパワハラで5380万円の損害賠償提訴
2022年4月27日(水) 12:21 長崎放送
カトリック長崎大司教区の元職員が神父らからのパワーハラスメントに対する安全配慮義務を怠ったとして、大司教区を相手取りおよそ5380万円の損害賠償を求める訴えを長崎地裁に起こしました。
訴えを起こしたのはカトリック長崎大司教区内で起きた性暴力や人権侵害の相談業務を行っていた元職員です。
代理人弁護士によりますと原告は2017年から2020年までの間複数の神父らから継続的なパワハラを受けPTSDを発症し、休職に追い込まれた末先月退職したということです。
このため原告は大司教区が安全配慮義務を怠ったとして、総額およそ5380万円の損害賠償を求める訴えをきのう長崎地裁に起こしました。
原告側の代理人弁護士は「今回の訴訟が報道を通じて社会に還元するものとなり、労働者を含む様々な方々が救われることを切に願っています」とのコメントを読み上げました。
訴えに対しカトリック長崎大司教区は「訴えの内容を精査して誠実に対応したい」としています。
《カウンセラー松川のコメント》
セクハラで賠償命令に続いて、パワハラでも損害賠償提訴です。
歴史から長崎ではキリスト教の信者も多いのでしょうけど、
この様なセクハラやパワハラでの賠償請求訴訟が起こされるのは、
やはりこの教区の神父には俗人が多いのでしょうか。
これからの長崎での信仰が心配です。
被害者の方へ
神に仕える者がパワハラの加害者とは驚かれたことでしょう。
しかし、神父も所詮は一人の人間であり、聖人ではありません。
悪い事をする神父が居ても当然です。
警察官にも悪事を働く者が絶えないのですから。
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