2022年4月22日金曜日

上司から「性行為迫られた」「暴言浴びせられた」…地域中核病院の女性技師が提訴

上司から「性行為迫られた」「暴言浴びせられた」
…地域中核病院の女性技師が提訴

 

2022年4月22日() 14:35 読売新聞

 

 千葉県東金市の地域中核病院「東千葉メディカルセンター」で、上司からパワーハラスメントを受けたとして、30歳代の女性技師が病院の運営法人を相手取り、500万円の損害賠償を求める訴訟を千葉地裁に起こした。

 

 訴状によると、女性は2019年11月以降、職場の上司に性行為を迫られたほか、大声で暴言を浴びせられるなどのパワハラを繰り返し受けたと主張。抑うつ状態と診断され、20年12月から休職している。第1回口頭弁論が19日、開かれた。

 

 女性は、上司に対しても慰謝料500万円を求める訴訟を千葉地裁に起こしている。同センターを巡っては、元職員らによる不自然な業務委託契約や規定外の給与支給などが問題となっている。同センターは「係争中のためコメントは差し控える」としている。



※ 他社のニュースも掲載致します

60代上司から無理やりキスセクハラ・パワハラでPTSD
 女性職員が損賠提訴 不正運営の東千葉メディカルセンター

 

2022年4月22日() 20:19 千葉日報

 

 地域中核病院「東千葉メディカルセンター(MC)」=東金市=の30代の女性職員が、60代の男性上司からセクハラやパワハラを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症して休職したとして、同病院を運営する地方独立行政法人に約500万円の損害賠償を求める訴訟を千葉地裁に起こし、19日に第1回弁論が行われた。

 

 女性職員は上司個人を相手取った損害賠償請求も提訴しており、県警に被害届も提出。同病院は不正運営が発覚しており、女性は「一連の事件はつながっており、氷山の一角。安心して働け、患者から信頼される病院であってほしい」とした。

 

◆肉体関係迫られ

 訴状などによると、女性は医療関係の技術者として同病院に勤務していた201911月、求められて直属の男性上司を車で社宅に送った際、部屋で無理やりキスされ肉体関係を迫られた。その場から逃げると、約1年にわたり職場で暴言を吐かれ、専門外の医療機器を扱うことを命じられるなどのパワハラを受けたとし、同病院の防止措置が不十分だったと主張している。

 

 女性は2012月に抑うつ状態と診断され、現在も休職中。支援団体によると、女性は同病院に内部調査や男性の処分を求めたが、病院側は具体的な調査を行わず、セクハラとパワハラはなかったとする回答が代理人弁護士に届いた。

 

 女性は男性上司に対しても慰謝料約500万円を求める訴訟を今年4月に千葉地裁に起こした。昨年10月にはセクハラについて千葉中央署に被害届を提出しているという。

 

◆病院は争う姿勢

 閉廷後、女性の支援団体が県庁で記者会見し「人の命を預かる現場でのセクハラ、パワハラに強い憤りを表明する」と主張。職場環境配慮義務を怠ったとして同病院を批判した。

 

 女性は支援団体を通じ、「性被害やパワハラが医療を担う職場で発生し、それが仮に続いてしまうことは、地域医療の崩壊、強いて言うなら社会正義の崩壊につながる」とのコメントを出した。

 

 同病院は千葉日報社の取材に争う姿勢を示した上で、「原告から証拠が提出されていないため、現時点で詳細な回答は控える」とした。



《カウンセラー松川のコメント》

セクハラの末にパワハラ。人として情けない行為です。
しかも肉体関係まで迫るとは、もう犯罪の域に達しているとも言えます。
加害者のセクハラはこれに留まらず、他者にもしていると感じます。
ハラスメント以外の問題も抱えている病院とのことなので、
もう正義とかモラルとか崩壊しきった組織なのかも知れません。

被害者の方へ
本当に精神的に嫌な思いをされたことなのは、男性の私にも理解出来ます。
民事訴訟は手間暇とお金が掛かる事ですが、
どうか正義を勝ち取って欲しいです。

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