2021年8月10日火曜日

“パワハラ”訴訟 棄却求める 涌谷保育園の運営法人〈宮城〉

“パワハラ”訴訟 棄却求める 涌谷保育園の運営法人〈宮城〉

 

2021年8月10日() 19:55 仙台放送

 

涌谷保育園を運営する法人の理事長からパワーハラスメントを受けたとして、園の元職員が慰謝料などを求めた裁判が8月10日、仙台地裁で始まり、法人側は訴えの棄却を求めました。

 

この裁判は涌谷保育園の保育士など元職員11人が、園を運営する社会福祉法人の男性理事長から大声で怒鳴られるなどのパワハラを受けたとして、慰謝料など合わせておよそ2400万円を法人側に求めたものです。

10日は第一回口頭弁論が開かれ、法人側は「事実と異なる」と訴えの棄却を求めました。

原告側は10日、改めて会見を開き、「子供たちはハラスメントが横行している環境で育てられるべきではない」と訴えました。

 

原告の保育士

「パワハラは絶対にしてはいけない。一人一人の人格を拒否してはいけないということを、子供たちに教えたいと思う」

 

一方、法人側は入園者が減るなど信用を傷つけられたとして、元職員に対して損害賠償の訴えを起こす方針を示しました。

 

 

※ 別報道についても掲載致します 

涌谷保育園パワハラ訴訟 第一回口頭弁論 法人側は棄却求める

 

2021年8月10日() 18:35 東日本放送

 

宮城県涌谷町の保育園で園を運営する社会福祉法人の理事長からパワハラを受けたとして元保育士ら11人が損害賠償を求めている裁判の第一回口頭弁論が開かれました。法人側は棄却を求めています。

 

原告の保育士ら11人は20154月以降、理事長から繰り返しパワハラを受け退職に追い込まれたとして、社会福祉法人「涌谷みぎわ会」を相手取り総額2420万円の損害賠償を求めています。

 

10日の第一回口頭弁論で、原告の1人は理事長について「保育士がすぐに対応できなかったり報告が遅れたりすると叱責し、意に沿わない者は挨拶を無視することなどを日常的に行ってきた」などと述べました。

 

涌谷みぎわ会は「元保育士らが、何がハラスメントにあたると主張しているのかがはっきりしない」などとして棄却を求めています。

 

元保育士らは理事長からパワハラを受けたとして涌谷みぎわ会を相手に慰謝料を求める労働審判を申し立てていましたが、和解に至らず、裁判に移行していました。


《カウンセラー松川のコメント》

被告は「事実と異なる」とも主張していますが、
原告の「意に沿わない者は挨拶を無視することなどを日常的に行ってきた」
に対して、
被告の「何がハラスメントにあたると主張しているのかがはっきりしない」
これでは被告の主張が
「ハラスメントとは何かを知らない」
としか読み取れませんし、
この答弁では「事実と異なる」ではなく、
行為自体は認めているとも解釈出来ます。
報道でしか知る事が出来ない状態ですが、
どうも被告の分は悪いとしか思えません。

被害者の皆様へ 
民事裁判は時間、いや長い年月を要すると覚悟して
これからも裁判に臨んでください。
気力と体力は必要になりますが、
正義を貫く為にどうか挫折することなく頑張ってください。

2 件のコメント:

  1. 言い方は悪いですが、こういった勘違い野郎をこのままにしておくのは嫌ですね。本人の認識が無さすぎます。説いたところで理解できるような奴ではないでしょうけれど、まずは被害に遭われた方々には勝訴していただきたいです。

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    1. 報道されている限りでは、被告側の元園長は園長を辞任しても他の役職についているかで、そのまま圓に来ているそうなので、辞任した時の反省は一切無い様に感じられます。
      この様な者が経営や運営に関わる限り、真っ当な事はありませんから、早期に決着をつけて欲しいです。

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