2021年8月6日金曜日

部下だった女性の容姿批判する手紙を3回送付、日本水連元常務理事に罰金50万円判決

部下だった女性の容姿批判する手紙を3回送付、
日本水連元常務理事に罰金50万円判決

 

2021年8月6日() 20:53 読売新聞

 

 日本水泳連盟の部下だった女性に中傷の手紙を繰り返し送りつけたとして、ストーカー規制法違反に問われた日本水連元常務理事の被告(61)に対し、東京地裁は6日、求刑通り罰金50万円の判決を言い渡した。赤松亨太裁判官は「女性への好意から転じた怨恨(えんこん)の感情を募らせた悪質な犯行だ」と述べた。

 

 判決によると、被告は昨年3~7月、容姿を批判するなどした女性宛ての手紙を日本水連の事務所などに3回送付した。

 

 被告は同年1月、女性に対するセクハラを理由に常務理事を解任された。被告側は公判で、セクハラを否定した上で、「処分を受け、東京五輪のテレビ解説の仕事を失った憤りがあった」と主張。しかし、判決は女性の証言などに基づき、セクハラがあったと認定した。

 

 日本水連は「被害を受けた全ての関係者に遺憾の意を示し、全ての役職員らがコンプライアンスの順守を一層進めることを誓う」とのコメントを発表した。


《カウンセラー松川のコメント》

競争原理の働かない官公庁や団体では
組織のイメージダウンがあっても収益に影響が無いので
法令遵守の意識が低下することもままあります。
団体でも競技団体の様な組織では採用も縁故や天下りが多いのか
人間性を問われず採用されてしまうので
尚更に破廉恥な行いが起き易くなります。
日本水連のコメントの中に
「全ての役職員らがコンプライアンスの順守を一層進めることを誓う」
とのことですが、
一層進めるだけの余裕がある程にコンプライアンスの順守が
されていなかった事を裏付けてしまいましたね。
それにしても、振られた腹いせをする61歳。
人としてダメですね。

被害者の方へ
刑事裁判では加害者である被告の有罪判決が出ました。
控訴云々は別として、嫌がらせを犯罪として認められた事が
被害者感情への少しでも救いになれば幸いです。

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