女性起業家の2人に1人はセクハラ被害…「起業家守る新法を」
被害者団体訴え
2025年1月24日(金) 22:56 日本テレビ
女性起業家に対するセクハラが横行しているとして、被害者らが立ち上げた団体「スタートアップユニオン」は、24日、会見を開き、起業家をセクハラから守るための法律を制定すべきだと訴えました。
団体によりますと、主に女性起業家が投資家などからセクハラをされる被害が相次いでいるということで、団体に所属する女性は、「性的関係を持てば投資する」と言われたり、起業家支援者から無理やりキスをされたりといった被害にあったと述べました。
研究・教育機関の「アイリーニ・マネジメント・スクール」の調査では、去年1年間で女性起業家の2人に1人がセクハラ被害があったとの結果が公表されています。
団体の弁護士は、現在あるハラスメント防止法などの法律は、雇用や請負といった、事業に関する特定の契約関係が基盤にあるため、投資家などと起業家との取り引きにおいてセクハラが起きた場合、適用できる法律がないと指摘しています。
そのため、性的関係を交渉・取引材料に使うことの禁止などを盛り込んだ、起業家をセクハラから守るための法律“起業家新法”を制定すべきだと訴えました。
団体は、「男性優位社会であり性差別が蔓延していることが問題の根源」だと指摘し、「セクハラが真になくなる環境やジェンダー平等の実現を目指す」としています。
投資家からのセクハラ被害防げ 起業家の団体発足、法整備を提言
2024年1月24日(金) 19:38 共同通信
起業家業界で投資家からのセクハラ被害が相次いでいるとして、当事者らが24日、東京都内で記者会見し、被害者コミュニティー「スタートアップユニオン」が発足したと発表、起業家をハラスメントから守るための法整備などを求めた。
代表の松阪美穂さんは、自身も起業に際し、無理やりキスをされるなどのセクハラ被害を受けたと明かし「非常に苦しく、孤独な数年間を生きてきて、つらかった。被害者を救いたい。業界を当事者とともに変えていきたい」と設立の思いを語った。
団体には現在約20人が加入し、セクハラ被害に遭い体調を崩しているなど深刻な被害が報告されている。
「愛人になれば投資」女性起業家へのセクハラ深刻 当事者団体が発足
2025年1月24日(金) 18:33 朝日新聞
女性起業家に対する投資家からのセクハラ被害が相次いでいる。女性起業家の半数が被害を受けたという調査結果もあり、性暴力など悪質な事例も少なくない。被害者らは当事者団体を立ち上げ、起業家保護の対策の必要性を訴えている。
「被害を受け、苦しく孤独な数年間だった。業界を被害当事者とともに変えていきたい」。昨年10月に当事者団体を発足させた松阪美穂さんは24日に開いた会見で訴えた。
起業家と投資家らの間に雇用関係はないが、団体を「スタートアップユニオン」と名付け、被害者同士で相談や情報共有の場をつくり、政策提言もめざす。
松阪さん自身も、男性投資家らから被害を受けた経験がある。カウンセリングに関する事業展開をめざしていた数年前、「愛人になれば月100万あげる」と言われた。他の投資家や起業家支援の関係者からも、打ち合わせだと思って出向くとデートのような対応をされたり、性暴力を受けたりしたという。
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