VRでハラスメント体験、見えたのは「机たたく上司」
京都の市職員が研修
2025年1月19日(日) 15:48 京都新聞
京都府福知山市は、VR(仮想現実)を活用した職員向けのハラスメント研修を、同市駅前町の市民交流プラザふくちやまで開いた。課長級以上の36人が、想定場面を疑似体験し、対策を話し合った。
VR研修を手がける企業シルバーウッド(千葉県浦安市)の担当者が9日、オンラインで講師を務めた。
参加者らはゴーグルとヘッドホンを装着し、面談中の上司が机をたたいたり、親の介護で休む部下への不満を職場で言ったりする場面を体験。問題があると感じた発言や態度についてグループで振り返った。
講師は「世代によって価値観は違う。日頃から相手を理解することが重要」と説明した。市秘書広報課の横山美和子課長は「その場にいるような臨場感があった。部下や後輩に対して自分から話しかけるよう心がけたい」と話した。
多様性を学ぶため、仕事と子育てに追われる母親や発達障害に悩む当事者の立場もVRで体験した。
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