2025年1月24日金曜日

「お前の退職金をなくしてやる」…鹿角市の関厚市長の言動 第三者委員会が12件をパワハラと認定 謝罪も辞職はしない考え

「お前の退職金をなくしてやる」…鹿角市の関厚市長の言動
 第三者委員会が12件をパワハラと認定 謝罪も辞職はしない考え

 

2025年1月24日() 17:47 秋田放送

 

鹿角市の関厚市長の言動がパワーハラスメントにあたるかどうかを調べていた第三者委員会の最終会合が開かれ、12件をパワハラと認定しました。

 

「職員に死をもって責任を取らせようとしていると受け取られても仕方がない」と判断された発言もあります。

 

関市長は取材に対し、謝罪の言葉も述べたものの、辞職しない考えを示しました。

 

鹿角市の関厚市長を巡っては、職員からパワハラを訴える声が寄せられたことから、市が設置した第三者委員会が実名でアンケートを行ったところ、その言動について職員34人から回答がありました。

 

第三者委員会は、職員への直接の聞き取りのほか、音声データの確認、それに関市長本人からの聞き取りを行い、12件の言動をパワハラと認定し、24日、報告書を市に提出しました。

 

報告書は、関市長の

・「お前の退職金をなくしてやる」

・「市長の了解なしに答弁したものは懲戒免職」

などといった発言を、「多大な精神的威圧を加えるものであり、パワハラと言うほかない」などと指摘しています。

 

また、「中央官庁の職員なら責任を感じて自殺する」などという趣旨の発言は、「職員に死をもって責任を取らせようとしていると受け取られても仕方がない」「明らかに業務の適正な範囲を超えている」と結論付けました。

 

言動がパワハラと認定されたことを受け、報道機関の取材に応じた関市長は。

 

鹿角市 関厚 市長

「非常に厳しい叱責で、パワハラということでありますので、大変多くの職員にご迷惑をかけたという点がありますので、真摯にお詫びをしたいというふうに思います」

 

一方で関市長は、「発言した記憶がないものもある」「自らの説明が報告書に記載されなかった部分がある」と不満をにじませ、記者からの質問に正面から答えない場面も目立ちました。

 

進退については。

 

鹿角市 関厚 市長

「自分の発言自体は非常に誤解を与えるような発言でありましたので、そういう点は真摯に直して、反省をして、これらの改革の部分については取り組んでいかざるを得ないと思った次第です」

記者

「つまり、引き続き、職務を全うしたいと?」

関 市長

「これについては、(去年)9月、12月にもご説明したとおり、不退転の決意で、泥を被ってでもやっていくということです」

 

このように述べ、すぐには辞職しない考えを重ねて示しました。

 

関市長の任期は、今年の72日までですが、次の市長選挙に出馬するかしないかは明らかにしていません。

 

第三者委員会の報告書は、鹿角市のホームページで見ることができます。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「給料差し出せ」秋田・鹿角市長のパワハラ12件を第三者委が認定

 

2025年1月24日() 21:00 朝日新聞(滝沢隆史)

 

 秋田県鹿角市の第三者委員会は24日、関厚市長(70)の威圧的な言動は市職員へのパワハラにあたると認定した調査結果を公表した。

 

 報告書では、調査対象とした17件のうち「市の職員は強い、国だとこういう時は地下鉄に飛び込むかビルから飛び降りる」「23千万円取ってこいよ、それができないならお前の給料差し出せ」といった発言など12件をパワハラと認定した。

 

 関市長は第三者委に対し「自殺を促す趣旨ではなく、自殺者を出さないための趣旨だった」などと弁明したが、報告書では「職員に死をもって責任を取らせようとしていると受け取られても仕方がない」とし、「明らかに業務の適正な範囲を超えている」と指摘した。

 

 報告書を受け取った関市長は記者会見を開き「公平な市政をめざすため、相当気負った部分もあり、パワハラ認定される発言になってしまった」と謝罪する一方、辞職は否定した。

 

 関市長は農林水産省、林野庁中部森林管理局長などを経て、2021年の市長選で初当選した。

 

 

 

「責任感じて飛び降りたりする」など命に関わる発言も
 鹿角市長のパワハラ認定事案の内容明らかに 秋田

 

2025年1月24日() 19:46 秋田テレビ

 

秋田県鹿角市の関厚市長の言動がパワーハラスメントにあたるかどうかを調べる第三者調査委員会は24日、パワハラと認定した12件の内容を報告書にまとめ、市に提出しました。

 

第三者委員会は、鹿角市の職員に対するアンケートや職員と関市長への直接の聞き取り調査を実施し、202412月に12件がパワーハラスメントにあたると認定しました。

 

24日の最後の会合では、調査結果をまとめた報告書が舛屋修美副市長に提出され、関市長のハラスメント行為や発言の内容が明らかになりました。

 

その中で、20239月に関市長が職員に対し「こういうとき霞が関では、誰かが責任を感じてビルの上から飛び降りたりする」などと発言したという結果が示されました。

 

委員会は報告書で「職員が死に値すると弾劾したものと受け止めても仕方ない。明らかに業務の適正な範囲を超えている」と結論付けています。

 

関市長は「その方に飛び降りろと言ったわけではないが、自らを律する意味での発言が大変言葉が厳しく、反省していて、それが周りにハレーションを起こしたと思う」などと釈明しました。

 

このほか「退職金をなくしてやる」「できないなら給料差し出せ」「懲戒解雇だ」「資料提出が遅く自宅が放火される局面」などの発言が確認されました。

 

一方、自身の進退を問われると、関市長は「市の改革に向け、不退転の決意で頑張っていきたい」と話すにとどめました。

 

報告書は24日から市のホームページで公開されていて、127日には舛屋副市長が議会に結果を報告する予定です。

 

 

 

秋田・鹿角市長パワハラ問題
 職員に対し「ビルから飛び降りたり」と発言も
 第三者委が12件認定の報告書

 

2025年1月24日() 19:00 秋田朝日放送

 

秋田・鹿角市の関厚市長のパワハラ問題を巡り、第三者調査委員会は24日、12件のパワハラを認定する調査報告書を提出しました。

 

第三者委員会は去年10月に設けられ、すべての市職員を対象にしたアンケートや聞き取りの結果12件がパワハラにあたるとする調査結果報告書を提出しました。

具体的には、おととし9月十和田図書館建設工事にあたり一括発注を行った職員に対し、違法性がないにも関わらず「談合未遂にあたり主犯は職員なので警察に相談に行く」と発言したことや、別の職員に対し「こういうとき霞が関では誰かが責任を感じてJRに飛び込んだりビルの上から飛び降りたりする」などといった発言があったことが認められました。

進退について問われた関市長は「責任の取り方を考えている」と話し、今年6月に予定されている市長選への立候補についても明言しませんでした。

報告書は市のホームページで公開されていて、27日に開かれる市議会の全員協議会でも報告される予定です。

 

 

 

秋田県鹿角市長のパワハラ12件 第三者委が認定

 

2025年1月24日() 18:01 共同通信

 

 秋田県鹿角市職員の3割弱が関厚市長からのパワハラを受けたり見たりしたとアンケートに答えた問題で、弁護士3人でつくる第三者調査委員会は24日、暴言など12件をパワハラに認定する報告書を公表した。関氏は取材に「真摯に受け止め反省したい。減給も含め責任の取り方を考えている」と陳謝する一方、辞任は否定した。

 

 報告書によると、関氏は複数の職員に対し、予算案の査定の場で「おまえの退職金をなくしてやる」と述べたり、部長会議で机をたたき強く叱責したりした。また市議会の一般質問検討会後、職員を市長室に呼び出し「霞が関では誰かが責任を感じてJRに飛び込んだり、ビルの上から飛び降りたりする」と発言した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2024年12月23日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼鹿角市長ハラスメント疑惑 第三者委が12事案をパワハラ認定 関市長「反省して対応していきたい」 秋田
これの続報です。
第三者委員会にて12件ものパワハラが事実として認定され、
市長から謝罪の言葉は発せられましたが、辞職はしないもしないとのこと。
それにしても何等かミスを起こした職員に対しての叱責で
「こう言う時は自殺する」との発言を「自殺防止の観点」との釈明は
あまりにも無理がありますし、単なる屁理屈な言い訳に過ぎないと私も感じました。
この様な発言がある様では、真の反省はしていないと思います。
尚、第三者委員会からの報告書のURL等については、
拙ブログ1月24日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼第4回鹿角市パワーハラスメント事案に関する第三者調査委員会
に掲載してあります。

被害者の皆様へ
謝罪の言が発せられたので、ある程度は気を付けた対応になるでしょう。
しかし、あの様な言い訳をしている様では、再発の可能性も少なくありません。
今後も油断せず、市長の言動には目を光らせた方が良いと思います。


chousakekkahoukoku0701242.pdf

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