秋田・鹿角市長のパワハラ、市議会が不信任決議案を可決
…「資質が決定的に欠けている」
2025年1月30日(木) 20:26 読売新聞
秋田県鹿角市の関厚市長のパワハラ問題で、同市議会は30日の本会議で、関市長に対する不信任決議案を15対2で可決した。関市長は自ら辞職するか、10日以内に市議会を解散するかを迫られ、議会を解散しない場合は自動失職となる。
同市で市長に対する不信任決議は初めて。県によると、2007年以降、県知事や他の県内市長でも例はない。
不信任決議(提案者・児玉悦朗市議)では、第三者委員会で認定されたパワハラ行為12件について「衝撃的」と指摘。23年9月、公共工事を巡って関市長が職員に対し、「こういうとき、霞が関では誰かが責任を感じてビルの上から飛び降りたりする」などと発言した点について「暗に自殺を促した」と断じた。
さらに「市のトップをつかさどる資質が決定的に欠けている。関市政の下では市は後退する」と不信任を突きつけた。
決議後、関市長は「大変重い決議。難しい判断となるので多くの方から話を聞いて時間をかけて熟慮したい」と述べた。
市長が辞職した場合、50日以内に市長選が実施される。市長が市議会を解散した場合、40日以内に市議選となるが、任期満了に伴う市議選が3月9日投開票の日程で決まっており、そのまま実施される運びだ。
辞職か、議会解散か パワハラ認定の鹿角市長の不信任決議案可決
「熟慮して対応決めたい」 秋田
2025年1月30日(木) 19:47 秋田テレビ
秋田県鹿角市の関厚市長の言動がパワーハラスメントに認定されたことを受け、鹿角市議会に30日、関市長の不信任決議案が提出され、賛成多数で可決されました。
関市長の言動について調査した第三者委員会は1月24日、鹿角市に報告書を提出し、12件をパワーハラスメントと認定しました。
これを受け、30日に開会した鹿角市の2月定例市議会に、議員から関市長の不信任決議案が提出されました。
児玉悦朗議員は「市のトップをつかさどる市長としては不適任であることは明白。非を認めようとしない姿勢から、関市政のもとでは市の発展が期待できないと判断せざるを得ない」などと提出理由を説明しました。
これに対し、関市長は「第三者委員会の聞き取りでは資料を持ち込めず、十分に説明できなかった。新年度予算については議会の理解を得て進めていきたい」などと弁明しました。
しかし採決の結果、議員17人のうち15人が賛成し、不信任決議案が可決されました。
関市長は10日以内に辞職か議会の解散かを判断する必要があります。いずれも選択しなかった場合は失職します。
関市長は「重い決議であると十分理解している。本当に熟慮して対応していきたい。決議に対する考えが決まったら記者会見で報告したい」と話しています。
これを受け、市議会は2月9日まで休会します。
言動がパラハラと第三者委に認定された秋田・鹿角市長
議会で不信任決議案可決 今後の対応は明言せず
2025年1月30日(木) 19:15 秋田朝日放送
言動がパワハラと認定された秋田県鹿角市の関厚市長に対し市議会が不信任決議案を出し可決されました。辞職か解散か関市長は今後について明言しませんでした。
職員に対する関市長の言動12件が第三者委員会にパワハラと認定されたことを受け議会からは「この状態のままでは予算審議など市長に対して質問できるものではない」などとし市長に対する不信任決議案を出しました。
市が抱える様々な課題に自身が向き合ってきたことまた第三者委員会の委員が市と委託業務を結んでいて公平性にかけるなどと主張した市長の弁明も踏まえたうえで不信任決議案に対する採決がとられました。その結果全ての議員17人のうち15人が賛成し可決されました。
鹿角市 関厚市長:「重い決議と十分理解して熟慮して対応していきたい」
関市長は10日後に市長の職を失うことになります。それまでに辞職するのか議会を解散させるのか今後の対応について市長は明言しませんでした。
パワハラ認定の秋田・鹿角市長の不信任案を可決
市議会、賛成多数で
2025年1月30日(木) 19:00 朝日新聞(滝沢隆史)
秋田県鹿角市の関厚市長(70)の市職員への威圧的な言動がパワハラと認定された問題で、市議会(定数18、欠員1)は30日、市長に対する不信任決議案を賛成15、反対2で可決した。関市長は10日以内に議会を解散するか、辞職または失職するかを選ぶ必要がある。
不信任決議案の可決には、議員の3分の2以上が出席し、4分の3以上の賛成が必要。鹿角市議会では17人が出席。15人が賛成、2人が反対した。
決議案は一部の市議が提出。「かたくなに非を認めようとしない姿勢から、今後の改善は望むべくもない」「市長としての資質が決定的に欠けている」などと批判した。可決後、関市長は報道陣の取材に「重い決議であると理解し、熟慮して対応したい」と述べた。
関市長を巡っては、弁護士による市の第三者委員会が24日、「霞が関では誰かが責任を感じてJRに飛び込んだり、ビルの上から飛び降りたりする」といった発言など計12件をパワハラと認定した。
【詳報】パワハラめぐり鹿角市長への不信任決議案を可決
鹿角市議会
2025年1月30日(木) 17:58 秋田放送
鹿角市の関厚市長のパワーハラスメントをめぐり混乱が続いています。第三者委員会が行った調査で、12件の言動がパワハラだと認定された関市長に対する不信任決議案が、30日市議会に提出され、可決されました。
10日以内に市議会を解散するか、自ら辞職するか、または自動失職するかのいずれかを選ぶ必要があります。
取材に対し関市長は「熟慮して対応したい」と述べ今後の態度を明らかにしませんでした。
鹿角市の関厚市長をめぐっては、市が設置した第三者委員会による職員や市長本人への聞き取り、それに、音声データの確認などの調査で「お前の退職金をなくしてやる」「市長の了解なしに答弁したものは懲戒免職」といった言動12件がパワハラにあたると認定されました。
「市長の資質が決定的に欠けている」として、30日、市議会議員から関市長に対する不信任決議案が、本会議に提出されました。
鹿角市議会
児玉悦朗議員
「関市長は市のトップを司る市長としては不適任であることは明白であり、また、パワハラ問題では形式的な謝罪はしたものの、自身の所業についてはかたくなに非を認めようとしない姿勢から判断するに、今後も改善は望むべくもなく、関市政の下では鹿角市の発展は期待できないというより、むしろ後退するものと判断せざるを得ない」
採決の結果、17人の議員のうち15人が賛成し、決議案は可決されました。
これにより関市長は、10日以内に市議会を解散するか、自ら辞職するか、または自動失職するかのいずれかを選ぶ必要があります。
自身への不信任決議が可決されたことを受けて、関市長は。
鹿角市
関厚市長
「重い決議であるということをわたくしも十分理解して、熟慮して対応していきたいと思います。たった今いただいたばかりですので、しっかりと考えて対応する。少し時間かかりますけど、決議に対する考え方が決まりましたら、みなさまに記者会見で報告したいと思います」
これまで、繰り返し辞職を否定してきた関市長。今後の態度を明らかにしませんでした。
新年度予算案の審議が控える中、どのような判断を下すのかが当面の焦点です。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ1月27日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鹿角市長のパワハラ12件認定を市議会に報告 「これから職員と仲良くやれるのか」議長が懸念 秋田
これの続報です。
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