2026年9月17日木曜日

陸自パワハラと元隊員提訴 国に880万円請求、広島

陸自パワハラと元隊員提訴 国に880万円請求、広島

 

2026年9月17日(木) 15:29 共同通信

 

 陸上自衛隊の上官から人格を否定する言動や就職活動の妨害といったパワーハラスメントを受け、退職後も心身に不調を来したとして、元自衛官の男性(24)が17日までに、国に慰謝料など計約880万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した。11日付。

 

 訴状などによると、男性は陸自海田市駐屯地(広島県海田町)で陸士として勤務していた2024年9月に右足を骨折。靴を履けず運動制限が必要だったのに、演習場の急斜面での草刈りや木の伐採作業に従事させられた。途中で帰るよう命令され、所属部隊の隊長だった1等陸尉に電話で報告すると「偏差値低いばか高校出て、何ができるんや」と怒鳴られた。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「生きてるだけで精一杯」上官のパワハラでうつ状態に
…骨折治療中に訓練の強要や有休中説教受けた元陸上自衛官(24)が
慰謝料求め提訴 広島地裁

 

2026年9月17日(木) 17:17 中国放送

 

度重なる上官からのパワハラが原因でうつ状態になったとして、任期制自衛官として陸上自衛隊海田市駐屯地に所属していた男性(24)が国に慰謝料を求め、広島地裁に提訴しました。(提訴は9月11日付け)

 

17日に広島弁護士会館で開かれた記者会見には、体調不良の男性に代わって母親と代理人弁護士が参加しました。

 

訴えによりますと、男性は海田市駐屯地に配属された2021年から3年半の間、当時の上官から受けていたパワハラが原因でうつ状態に陥り、退官した今も心身に不調を来しているとして、国に慰謝料など約900万円の支払いを求めています。

 

■骨折中の訓練強要、人格否定...男性側が訴える上官のパワハラ

 

男性側によりますと、

▽骨折の治療中、医師の診断を無視して訓練参加を強要

▽「偏差値低いバカ高校出て何ができるんや」など人格を否定する暴言

▽有給取得中に「生存確認」と称して出勤させ、毎回30分~2時間の説教

▽就活中に「受ける会社のレベルを下げろ」と怒鳴ったり、内定承諾書などの重要書類を隠匿したりする

などのパワハラがあったということです。

 

会見では母親が「ハラスメントの苦しみに加え、対応部署も守ってくれなかったという絶望で、絶望のどん底に突き落とされました」などと男性のコメントを代読し、「精神的に追い詰められ、『生きてるだけで精一杯』とつぶやく息子の言葉には胸が張り裂けそうだった」と話しました。

 

陸上自衛隊海田市駐屯地は「訴状が届き次第関係機関と連携して適切に対処する」としています。

 

 

 

「上官からパワハラ、うつ状態に」元陸上自衛官の男性、損賠求め提訴

 

2026年9月17日(木) 20:00 朝日新聞(相川智)

 

 元陸上自衛官の男性(24)が、上官からのパワーハラスメントでうつ状態になったなどとして、国を相手取り、約880万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した。男性の母親が17日に記者会見し、「裁判での徹底的な真相解明と、ハラスメントを根絶する具体的な対策が講じられることを強く願う」と訴えた。

 

 提訴は11日付。訴状によると、男性は2021年10月~25年3月、陸自海田市駐屯地(広島県海田町)で陸士として勤務。24年9月、右足を骨折して自衛隊が「半長靴」と呼ぶ戦闘靴を履ける状態ではなかったにもかかわらず、11月ごろまで、威圧的な口調や暴言とともに半長靴を履くよう繰り返し命じられた。右足は変形したという。ほかにも就職活動の妨害や有給休暇中の勤務強要、熱中症への不当な対応などがあったとしている。

 

 男性は自衛隊に調査をするよう求め、半長靴を履くよう指示したことは認められたが、実際には履いておらず、また威圧的な言動はないなどとしてハラスメントではないと認定された。その後、男性が加害者だと訴える上官らは、部下を持たない部署へ事実上の降格になったという。

 

 男性は退職後、25年4月から民間会社で正社員として働き始めたが、うつ状態で勤務ができなくなって休職した。今年7月から別会社で契約社員として働いているが体調は戻っていないという。

 

 会見では母親が男性の手紙を代読。男性は「駐屯地では人格を否定するような暴言、理不尽で執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受けて暮らしていた。訴状の内容を読み返すだけで、苦痛がよみがえりつらくなる。自衛隊内の過酷なハラスメントの実態を知ってもらいたい」と訴えた。

 

 海田市駐屯地の広報担当者は取材に「詳細を確認中のため、現時点では回答できることがない」と話した。

 

 

 

骨折した足で「痛くても履いてみろ」
 上官3人のパワハラを賠償提訴 海田市駐屯地の元陸士

 

2026年9月18日(金) 7:20 中國新聞

 

 陸上自衛隊海田市駐屯地に所属した広島市内の元陸士の男性(24)が、上官からパワーハラスメントを受け、うつ状態になったとして国に約880万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。母親(54)が17日、中区で記者会見し「真相の解明を」と訴えた。

 

 提訴は11日付。訴状などによると、男性は2021年4月に任期付きで入隊。24年9月から退職する25年3月までの間、同駐屯地で上官3人からパワハラを受けた。右足を骨折した際は、半長靴が履けない状態にもかかわらず、「痛くても履いてみろ」などと強く迫られた。

 

 任期満了を控え、有給休暇を申請すると「何もしてないお前だけ休むんか」と威圧的に言われ、有給休暇中も「顔出し」として出向くよう強要されたという。男性は同駐屯地の相談窓口に被害を訴えたが、パワハラの認定はされなかった。退職後にうつ状態と診断され、回復せず次の職場も退職を余儀なくされた。


《カウンセラー松川のコメント》

単なる隊員間のハラスメント事案ではありません。
骨折している足へ半長靴を履く様に強要しているのがパワハラではないのならば、
安全管理義務違反や刑法の強要罪としか思えません。
また、有休休暇の使用に対する言動は労働基準法違反。
事態を上官に訴えても、学歴を理由に叱責する。
パワハラ事例の展示会の如く酷い案件です。
この様なことが罷り通っているからこそ、
自衛隊への入隊者が減っていると言えます。
戦争をする組織なので、逞しい精神が必要な職場であるのは確かですが、
採用についてはある程度の適不適を見た上なのですから、
配属された者をいかに使える者にするかが上司先輩の役目です。
使えないと言うだけで虐めている様では、自衛隊に明日は無いです。

被害者の皆様へ
真相追及を徹底して、加害者の特定と再発防止に資する様に頑張ってください。


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