なでしこ2部「ディオッサ出雲」選手がセクハラの訴え
クラブ側の対応発表
…性的な発言「誰が」「いつ」「誰に対し」特定できず、調査継続
監督から「活動自粛の解除」の申し出、受け入れへ
2024年11月21日(木) 16:00 山陰放送
所属するブラジル人選手が監督らからセクハラやパワハラがあったと訴えた女子サッカーなでしこリーグ2部のディオッサ出雲について、チーム側が21日、現時点で行為を特定、または確認できていないとして、引き続き調査を進める方針を示しました。
あわせて、活動を自粛していた監督から「活動自粛の解除」の申し出を受け、受け入れることも明らかにしました。
島根県出雲市を拠点に活動するディオッサ出雲をめぐっては今月6日、所属する2人のブラジル人選手と代理人が会見を開き、2人には通訳を付けることが契約上義務付けられていたにも関わらず、実際には週1回程度に留まり、日本語の指示が分からず戸惑う2人を監督やコーチらが嘲笑し、入団当初から性的なポルトガル語で侮辱したと訴えました。
また、日本サッカー協会が暴力や差別の排除を目指してクラブに設置させているウェルフェアオフィサーが今年5月監督と話し合った際には、監督から、チームの理事長に直訴するなら2人を「オレ、使わないよってなっちゃう」と試合に起用しない意思を示すパワハラ発言あったと説明していました。
2人はプレッシャーによる急性ストレス障害と診断され、8月にチーム活動から離脱して心療内科への通院が続いたということです。
この訴えに対し、チームを運営する法人、ディオッサスポーツクラブが21日時点での調査結果と今後の方針を書面で明らかにしました。
それによりますと、通訳の帯同については、クラブの対応に不適切な点があったことを認め、今後、金銭賠償について調整するとしています。
また、監督の選手起用に関するパワハラとされる発言に関しては、協議の場に選手が不在で、選手に向けられていない発言がどのように不法行為を構成するのか改めて確認し、追加調査をするとしています。
さらに、監督及びコーチが練習中や試合中に「男性器」などを意味する性的発言をしたとされる件については、誰が、いつ、どの言葉を、どのような状況で、誰に対して発言したかが特定されていないとしています。
いずれもスラングとして、ミスをした時に使われる言葉であり、場所や状況が重要になるとして、慎重に調査を進めるということです。
今後、必要に応じて、なでしこリーグとも連携の上で事実調査を進めるとする一方で、活動を自粛していた監督から「活動自粛の解除」の申し出を受け、受け入れることも明らかにしました。
セクハラやパワハラな発言はあったのか?
外国人選手2人が提出した告発文を巡り聞き取り調査
ディオッサ出雲FCの運営法人が結果公表
活動自粛の監督は14日から解除 島根県
2024年11月21日(木) 16:49 日本海テレビ
島根県出雲市を拠点に活動する女子サッカーチーム・ディオッサ出雲FC所属の外国人選手がクラブや監督をセクハラなどで告発した問題を巡り、チームを運営する法人は11月21日、監督や選手を対象に行った聞き取り調査の結果を発表しました。
11月6日、ディオッサ出雲FCのブラジル人選手2人がセクハラやパワハラなどを受けたとして日本女子サッカーリーグに告発文を提出しました。告発文では、監督などから練習中に性的な言葉をかけられたり、2人に通訳者を十分な日数つけていないことを指摘した関係者に対して監督が「彼女たちの出場機会を奪う」と発言したりするなど、精神的な苦痛を受けたとしています。
これを受け、チームを運営する法人は、担当の弁護士がついた10月下旬から監督や選手らへの本格的な聞き取りを開始。その結果、性的な言葉を発した人物は特定できなかったことや、「出場機会を奪う」という監督の発言については、選手2人が不在の場で発せられた言葉であるため、パワハラ行為に当たるかどうか、選手側の弁護士にあらためて確認するとしています。
この件が報道されて以降、監督は自らの申し出で活動を自粛していましたが、法人側に担当の弁護士がつき、今後の対応について見通しが立ちつつあることなどを踏まえ、監督からの自粛解除の申し出を受け入れ、11月14日から活動を再開しているということです。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ11月6日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼なでしこ2部「ディオッサ出雲」のブラジル人選手がセクハラ・パワハラ被害訴え クラブ側は一部否定
これの続報です。
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