「お前は消防士とちゃう」机叩き理不尽な叱責
パワハラ副署長を処分
落ち込む消防士 心配した同僚が通報
2024年11月1日(金) 16:16 関西テレビ
大阪府の泉南消防署の副署長が後輩にパワーハラスメントをしたとして、戒告の懲戒処分となりました。
消防によると、泉南消防署の53歳の副署長は、去年12月からことし7月にかけて同じ消防署に勤務する後輩の職員3人(Aさん、Bさん、Cさん)に対して、パワハラをしたということです。
■後輩のDさんを引き合いに出し「Dやったらこんなことになってないわ」
副署長は、火災の消防活動についてAさんに指導した際、周囲に同僚がいる中で、Aさんの後輩にあたるDさんを引き合いに出し、「Dやったらこんなことになってないわ」と発言しました。
■机叩きながら「理不尽な叱責」 自分の意に反する発言「(消防士を)辞めた方がいい」
またBさんについては、救急活動中のBさんの判断が適切だったにも関わらず、副署長は、その判断に異を唱えて、机を叩きながら『理不尽な叱責』を行ないました。
さらに、Bさんから事案の報告を受けた際、その受け答えが自分の意に反する内容であったため、「お前とは合わん。(消防士を)辞めた方がいいんちゃうか」と発言しました。
■「そんなもんも答えられへんのか。お前は消防士とちゃう」
Cさんに対しては、機械の操作ミスをした際に、同僚が周囲にいる中で「一番悪いのはCや」と糾弾しました。
このほかにも、Cさんが事務決裁に関して副署長からの質問に答えられなかった際に「そんなもんも答えられへんのか。お前は消防士とちゃう」と言い放ちました。
■落ち込む同僚を心配した消防士がハラスメント相談窓口に通報
Aさんが職場で極端に落ち込んでいるのを心配した同僚の消防士が、泉州南広域消防本部に設置されたハラスメント相談窓口に通報し、一連のパワハラが発覚したということです。
副署長は「自分自身の威圧的、不適切な発言に反省している」と話しています。
副署長の懲戒処分を受けて、泉南消防署は今後、外部の講師によるパワハラ防止のための研修を実施する予定です。
部下に「辞めたほうがいい」
消防署の副署長、パワハラで処分 大阪
2024年11月2日(土) 9:04 毎日放送(中村宰和)
大阪府の泉州南広域消防本部は1日、部下の職員に対し、不適切な発言を繰り返すパワーハラスメントをしたとして、泉南消防署の男性副署長(53)を戒告の懲戒処分とした。
同消防本部によると、副署長は2023年12月~24年7月に複数の職員に対し、「お前とは合わない。辞めたほうがいい」「そんなこともわからないのか。お前は消防士とは違う」などと発言した。机をたたいたり、同僚5、6人を集めて「一番悪いのはお前だ」と厳しく注意したりする場面もあった。聞き取りに対し、副署長は「指導の一環だった。威圧的で不適切な発言があり、反省している」と話したという。
同消防本部は副署長を2日付で別の部署に異動させるとともに、監督責任を問い泉南消防署長、消防本部の総務部長と警防部長、消防次長の4人を注意した。泥谷孝消防長は「深くおわびし、信頼回復に努める」とコメントした。
消防署の副署長がパワハラ 部下を侮辱し懲戒、大阪・泉佐野
2024年11月1日(金) 15:01 共同通信
大阪府泉佐野市の泉州南消防組合は1日、業務上の受け答えや失敗に対して、部下を他の職員の前で名指しで否定し、侮辱するなどのパワハラをしたとして、泉南消防署の副署長(53)を戒告の懲戒処分にした。副署長は聞き取りに「威圧的で不適切な発言に反省している」と話しているという。
組合によると、副署長は昨年12月から今年7月、3人の部下に対して、他の職員の前で机をたたきながら「消防士失格だ」と侮辱するなどのパワハラをした。
泉州南広域消防本部の泥谷孝消防長は「再発防止、信頼回復に努めてまいります」とコメントした。外部講師による研修を実施するという。
「おまえは消防士とは違う」
机叩きながら大声で怒鳴るなどパワハラ
大阪・泉南消防署の副署長を懲戒処分
2024年11月1日(金) 13:32 朝日放送
大阪府・泉南消防署の副署長が、部下の職員らにパワーハラスメントをしていたとして懲戒処分されました。
泉南消防署の副署長(53)は去年12月から今年7月にかけて、署に勤務する3名の男性職員に対し、他の職員がいる前で机を叩きながら大きな声で怒鳴ったり、「そんなもんも分からんのか」「おまえは消防士とは違う」などのパワーハラスメントをしたとされています。
ハラスメントを受けた職員の1人が落ち込んでいるのに別職員が気づき、ハラスメント委員会に通報したことで発覚しました。
副署長は聞き取りに対し「成長を願っての指導の一環だった」「自分の威圧的で不適切な発言に反省している」と話しているということです。
副署長は地方公務員法に基づく「戒告」の懲戒処分を受けていて、泉州南広域消防本部は全職員に対して外部講師によるパワーハラスメント防止の研修を実施する予定です。
消防の副署長を懲戒処分
パワハラ「お前とは合わない。やめてしまえ」机を叩きながら叱責
大阪・泉南消防署
2024年11月1日(金) 13:00 毎日放送
大阪の泉南消防署の副署長が、パワハラで懲戒処分を受けました。
戒告の懲戒処分を受けたのは、泉南消防署の53歳の男性副署長です。
泉州南広域消防本部によりますと、副署長は、去年12月からの約半年間に、後輩の消防職員の男性3人に対し、机を叩きながら叱責したり、「お前とは合わない。やめてしまえ」「そんなものがわからないならお前は消防士ではない」などと発言していたということです。
叱責を受けた職員の様子がおかしいと感じた同僚がハラスメント相談窓口に通報して発覚。調査の結果、パワーハラスメントと認定され、懲戒処分となりました。
副署長は「威圧的で不適切な発言に反省している」と話したということです。
泉南消防署は今後、外部講師による研修を行うとし、「組織全体でハラスメント防止に向けた枠組みを徹底し、一層の服務規律の確保、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
部下に「そんなものも分からんのか」
…パワハラの消防副署長を戒告処分
2024年11月2日(土) 15:49 読売新聞
大阪府の泉州南消防組合は1日、部下3人にパワハラ行為を行ったとして、泉南消防署の副署長(53)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。
発表によると、副署長は昨年12月~今年7月、部下に事務決裁について指導する際、「そんなものも分からんのか。お前は消防士と違う」と発言したほか、消防機械の操作をミスした部下に対し、他の職員の面前で叱責(しっせき)するなどしたという。
副署長は同組合の聞き取りに当初、「指導の一環だ」と主張したが、その後、「威圧的、不適切な発言を反省している」と述べたという。同組合の泥谷孝消防長は「組織全体でハラスメント防止に向けた取り組みを徹底していきたい」とコメントした。
《カウンセラー松川のコメント》
副署長が複数の部下に対してのパワハラ加害での懲戒処分事案です。
言動に関して加害者が全て悪いとは思えませんが、
・自分の意に沿わないのを理由に叱責
・自分と合わないから退職を強要
この2点についてはパワハラに当たります。
それどころか、上司として情けない言動とも言えます。
他にもパワハラとされている
・叱責される当事者の後輩を挙げる
・他の職員の前で叱責
・仕事ぶりから不適格者と決めつけ
・机を叩きながら叱責
これらについてもパワハラ認定をされていますが、
他の言動との合わせ技的な認定とも感じております。
決して、誉められた言動ではありませんが、
感情的になっての失言とも解釈されるからです。
そして、加害者が当事案の以前からパワハラ傾向があったか、
この辺りも懲戒処分の判断材料になっているのか
非常に気になります。
また、残念な事案が発生した反面
・周囲の方が心配をしてハラスメント相談窓口へ連絡した
・ハラスメント相談窓口が対応した
この点は評価するべきでしょう。
被害者の皆様へ
理不尽な叱責で嫌な思いをされたでしょう。
加害者の反省が本心からであり、また改善をされるのであれば、
この事案が健全な職場環境の維持向上に資すると信じて
今後も勤務に精励して頂ければと願っております。
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