女性消防士複数が同僚による性被害訴え
2024年11月9日(土) 15:49 共同通信
茨城県のひたちなか・東海広域事務組合消防本部で、複数の女性消防士が、同僚の男性消防士に性被害を受けたと訴えていることが9日、関係者への取材で分かった。消防本部が調査し、県警も被害届を受け捜査している。
茨城の消防署で女性消防士が同僚から性被害か
複数の女性が訴え、宿直中も 県警が捜査
2024年11月9日(土) 16:44 産経新聞
茨城県ひたちなか市のひたちなか・東海広域事務組合消防本部に所属する20代の女性消防士が消防署で宿直勤務中、同僚の20代の男性消防士に性被害を受けたと訴えていることが9日、関係者への取材で分かった。この男性による性被害の訴えは他の女性消防士からも複数あり、消防本部が調査。県警も被害届を受け、捜査している。
女性が消防本部側に提出した「ハラスメント相談申出書」によると、5月、県内の消防署で未明に宿直中、男性に性的関係を迫られた。断ったが、無理やり性被害を受けたとしている。その後も男性から、性的関係を要求する電話やLINE(ライン)が頻繁にあったという。
女性は共同通信の取材に「今でも電話が鳴るとあの時の記憶がよみがえり、大きな恐怖に襲われる」と話した。その後通院を始めた精神科では、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の兆候を指摘された。
性被害の消防士、組織に不信感 ぞんざいな対応、からかいも
2024年11月9日(土) 19:09 共同通信
茨城県内の消防署での性被害を訴える20代の女性消防士は、他の女性も同じ男性消防士に被害を受けていたと知り、消防本部側に伝える決意をしたと明かした。だが、ぞんざいな対応の上司や、からかいの言葉を投げかける同僚の姿に、組織への不信感は募る一方だ。女性は「迅速な調査に加え、被害者保護を徹底してほしい」と求める。
「本当に怖い思いをすると、声が出なくなり体は動かなくなる」。取材に応じた女性は当時のことを振り返った。その後も、性的関係を迫る電話やセクハラまがいのLINE(ライン)が何度も届き、恐怖で眠れなくなる日が続いた。
上司に相談するかどうか悩んだ女性は、周囲に迷惑をかけてしまうと思い「死ぬまで職場の人には黙っているつもりだった」。だが数カ月後、他の職員も被害に遭ったと知った。「あの時相談していたら、彼女たちは被害を受けなかったかもしれない」。後悔にさいなまれ、声を上げる決心をした。
警察に相談していることを上司に伝えると「外でやるなら、組織としては協力できない」とも告げられた。
ひたちなか市 消防本部 女性職員が同僚から性被害訴え 捜査
2024年11月11日(月) 11:57 NHK
茨城県ひたちなか市にある消防本部で複数の女性職員が「同僚の職員に性被害を受けた」と訴え、警察が捜査を進めていることがわかりました。
警察によりますと、ひたちなか・東海広域事務組合消防本部に所属する複数の女性職員が「同僚の職員に性被害を受けた」と訴え、被害届が出されたということです。
この消防では、ことし7月下旬、職員たちからハラスメントの窓口に性被害に関する相談があったということで、これを受けて第三者を交えた対応委員会を立ち上げ、本人や上司などに事情を聞くなどして調査しているということです。
被害届を受けた警察は、現在、関係者に話を聞くなど、捜査を進めています。
ひたちなか・東海広域事務組合消防本部は「警察による捜査が進んでいる状況であり、詳細についてコメントを差し控える。警察の捜査に引き続き全面的に協力していく」とコメントしています。
その上で消防本部は12日午後、記者会見を開き、現在の調査状況などについて説明するとしています。
消防署内でセクハラ被害…複数職員が訴え被害届提出 勤務中“心ない言葉”かけられた訴えも 茨城・ひたちなか市消防本部
2024年11月13日(水) 11:00 フジテレビ
茨城・ひたちなか市の消防本部は、消防署内で複数の職員がセクハラなどの被害を受けたと訴えていることを明らかにした。
ひたちなか市消防本部によると、複数の職員が、消防署内で別の職員からハラスメント行為を受けたと訴えていて、警察に被害届を出していることを明らかにした。
被害の中には、勤務中に心ない言葉をかけられたと訴える人や、セクハラを受けたと訴えている人もいるということだ。
《カウンセラー松川のコメント》
消防本部のハラスメント窓口への訴えで発覚した事案ですが、
実態としてはニュースの見出しどおり性犯罪です。
しかも複数の女性吏員に対して行っていたので、
一方的な恋愛感情から至ったのではなく、
単なる性的欲求から複数の犯行に及んでいたと思料されます。
そして、更に問題なのは、この様な重大な事案にも関わらず
上司から「外(警察への相談)でやるなら、組織としては協力できない」
と告げられたことです。
組織防衛をしたい上司の発想も理解出来ますが、
セクハラではなく性犯罪に至ってしまったのですから、
これはもう諦めるしかありません。
採用時に性犯罪に及ぶ者かどうかまでは分かりませんから、
職員が性犯罪の加害者となった事は上司の責任ではないのかも知れません。
それとも、既に薄々は犯行を察知していたのに、黙殺していたのでしょうか?
どちらにしても、上司としては消防長を含め組織として実態を解明する姿勢で、
被害者の保護や司法への協力をするべきだったと思います。
被害者の皆様へ
性犯罪や暴力の被害者になったと言い難い世の中なので
それを申告するのも勇気が必要だったと思います。
この点では、皆さんよく頑張ったと思います。
今後も、司法の捜査や職場での調査があり、
嫌な事を思い出す場面もあるかと思いますが、
許されざる加害者を断罪する為にも
しっかりと協力をして欲しいと願っております。
また、思い起こすことで心身への負担は大きくなるので、
専門医への相談も同時進行させることをお勧めします。
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