消防職員が「ふざけて」抱きつき部下骨折
ハラスメント窓口に匿名相談寄せられる
2024年11月15日(金) 18:22 京都新聞
京都府京田辺市消防本部の男性係長が7月、本部内で部下の男性に背後から突然強く抱きつき、肋骨(ろっこつ)を折るけがを負わせていたことが分かった。市が、パワーハラスメントや懲戒処分に当たる行為かなどを調べている。
同本部によると、7月26日朝の勤務交代時に発生。部下の男性が痛みを覚えて4日後に病院で骨折と診断され、2週間勤務できなかった。
総務省消防庁のハラスメント等相談窓口に匿名の相談が寄せられ、同本部は、消防庁から照会を受けて1週間後に事態を把握。聞き取りの結果「ふざけて発生した事案であり、トラブルとして認識していなかった」として処分などは行わず、市へ報告していなかった。労災の申請もしていないという。
9月上旬、消防庁の窓口から市職員課へ情報提供があり、同課が調査を始めた。当事者へ聞き取りを行い、男性係長の勤務態度や署内の体制などについても調べるという。
堀口博司消防長は「ふざけていたことでも職員が負傷したのは事実。職場の秩序や規律を乱したことについて、厳しい対応をとることも考えている。服務規律を厳守し、市民からの信頼回復に努める」としている。
《カウンセラー松川のコメント》
上司が「ふざけて」抱きついた結果、抱きつかれた部下が負傷。
そして、それが総務省消防庁への相談に至る。
単にふざけただけなら、この様な相談には至らないと思います。
ニュースでは「ふざけて」と記されていますが、
実態は「いじめ」に近かったのではないかと感じております。
加害者にとっては「ふざけ」でも、被害者にとっては「いじめ」と
解釈される場合もあるので、用語の使い方にも注意したいものです。
被害者の方へ
職場内で解決しない問題ならば、然るべき所への相談も止む無しです。
被害者なのですから、堂々として構わないでしょう。
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