2024年11月28日木曜日

宮崎・西臼杵消防パワハラ百条委 半数以上「被害受けた」 4人退職意向、存続に影響

宮崎・西臼杵消防パワハラ百条委
 半数以上「被害受けた」 4人退職意向、存続に影響

 

2024年11月28日() 10:37 宮崎日日新聞

 

 高千穂、日之影、五ケ瀬町を管轄する西臼杵広域行政事務組合消防本部でパワハラが横行していた疑いがある問題で、事実関係を調査する組合議会の百条委員会は27日、新規採用を除く全職員36人への証人尋問を終えた。半数以上の19人が上司らからパワハラを受けたことがあると証言し、うち4人が退職の意向を示していることが分かった。尋問後、佐藤さつき委員長=高千穂町議=が取材に応じて明らかにした。

 

 

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退職検討者多数「消防署の存続にかかわる」西臼杵消防本部パワハラ問題

 

2024年11月28日() 18:51 テレビ宮崎

 

西臼杵消防本部のパワハラ問題を調査していた百条委員会の職員への証人尋問が27日までに終了しました。

証人尋問では、退職を検討している職員が10人程度いることが明らかになりました。

 

西臼杵広域消防本部では、数年前からパワハラが横行していた疑いがあり、2015年の設置以降、7人の職員が退職しています。

 

この問題を調査してきた西臼杵広域行政事務組合議会の百条委員会では、27日までに新人を除く全ての職員36人と退職者9人への証人尋問を終えました。

 

百条委員会の佐藤さつき委員長は、UMKの取材に対し、証人尋問で、職員4人が退職の意向を示し、6人から7人が退職を検討していると証言したことを明らかにしました。

 

佐藤委員長は「早急に職場環境を改善しなければ、消防署の存続に関わる」とも述べ、百条委員会で、来年2月末までに、改善策を盛り込んだ最終報告書をまとめることにしています。

 

また、証人尋問では、現職の半数以上の19人が上司から家族の誹謗中傷を受けたなどのパワハラ被害を訴えた一方、加害者とされる3人は「ブラックジョーク」「全く覚えがない」などとパワハラを否定したということです。


《カウンセラー松川のコメント》

消防長以下39名(令和6年4月1日 現在)の組織ですが、
今年7月にはパワハラ被害者の30代男性職員が退職してますので、
それだけでも現員38名となります。
そして、報道では新人を除く職員が36名。
消防年報で初任教育学生が2名なので、
現員38名となるでしょう。
退職意向が4名、退職検討が6~7名とのことなので、
最大で11名が退職する可能性があります。
38名中の11名は約29%ですから、それだけでも大量退職です。
これは行政としても由々しき事態です。
加害者が反省していない限りは、
退職希望者への慰留も難しいでしょう。
また、例え反省していたとしても、再発の可能性はあります。
加害者に対して厳しい処分を科さない限りは
退職の流れを止める事は難しいと思います。
「たかが悪戯、悪ふざけ」と高を括った幹部の甘い管理が
この様な深刻な事態を招いたのは間違いありません。
加害者の処分だけでなく、管理監督者への処分も必要でしょう。

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