同僚の顔に落書き、「死にたいの?」と暴言…小田原市職員4人を処分
2024年11月6日(水) 21:51 神奈川新聞
同僚の顔に水性ペンで落書きしたり、部下に暴行を加えたりしたなどとして、小田原市と市消防本部は6日、職員4人を減給や戒告の懲戒処分にしたと発表した。市では職員の処分が相次いでおり、昨年11月からの1年間で懲戒処分者は計15人となった。
市によると、小田原消防署の50代男性係長は2012年度の職員勉強会で、勉強内容の覚えが悪かった同僚男性職員の顔にアニメのキャラクターが顔に付けているマークをほおや額に書いたほか、着替えをしている別の男性職員の背中をロープでたたいた。
同署の40代男性主査は14、15年度に後輩職員の指導中、間違えると「死にたいの?」と声を掛け、肩を殴るなどの暴行を加えた。都市部の50代男性係長は17年度に部下の職員のネクタイ付近を引っ張るなどの暴行を加えた。市はこの3人を減給10分の1(1カ月)の処分とした。また同署の別の50代男性係長は23、24年度に男性部下2人に過度の叱責(しっせき)をしたとして戒告処分とした。
市と市消防本部は22年3月以降、職員を対象にハラスメントに関するアンケートを7回実施。23件のハラスメント行為を確認した。今回処分された4人のうち3人はアンケートをきっかけに行われた調査で判明した。
市は「過去のハラスメントにも毅然(きぜん)とした態度で臨む」としている。
《カウンセラー松川のコメント》
50代男性係長について:
研修内容を覚えない受講者が悪いのでしょうけど、
顔に落書きは悪質と言うより低質です。
暴行ではない点が、まだマシな程度でしょうか。
しかし、更衣中にロープで叩くのは、尋常ではないですね。
全て「シャレ」で済まそうと思ったのかも知れませんが、
それならば発想が幼稚です。
被害者の皆様へ
いい大人になって、こんな仕打ちを受けるのも
嫌と言うより恥ずかしいですよね。
しかし、それを受け流していると、新たな被害者を生みますので
きちんと申告して、パワハラを断ち切る助力をお願い致します。
40代男性主査について:
公安職は人の生命に直接関わる仕事なだけに
「死」について軽々しい発言は特に控えて欲しいです。
例え内々だとしても、その様な発言をしてしまうならば、
それは、咄嗟に外部への発言に至る可能性もあるからです。
軽口のつもりだとしても、言って良い事、悪い事があります。
もう、社会に出て20年近く経っているのですから、
その程度の分別もつかないのでは、社会人失格です。
被害者の皆様へ
言葉の暴力、身体での暴力。
同じ職場に居て欲しくない、嫌な相手だったと思います。
人は簡単には変わりませんから
再発も警戒した方が良いかも知れません。
また被害に遭ったり、見聞きしたら、遠慮なく手順を踏む事が
職場にとって最善です。
50代男性係長について:
多少古い事案ですが、行為が事実ならば「それは時効」と思わず
しっかりと責任を取ってください。
被害者の皆様へ
古い事案であっても、申告をして、風化をさせない様にしましょう。
やって悪い事は、加害者にきちんと認識をしてもらう事も
再発防止の一環になりますから。
別の50代男性係長について:
過度の叱責については客観的な判断です。
行為者としての認識はどうだったのでしょうか?
加害者の反省と改善は必要ですが、
その前に行為の認識次第では、反省や改善が為されない場合もあります。
ニュースでは不明な部分が多いのが残念です。
被害者の皆様へ
過度の叱責に至った経緯が不明なのですが、
客観的に見て「パワハラ」と認定されたのですから、
今後は同様の事が起きないはずです。
しかし、再発する可能性もありますので、
被害を受けたら、相談や申告することをお勧めします。
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