「性行為を強要された」と訴えた俳優、劇作家と和解 双方がコメント
2024年11月28日(木) 13:37 朝日新聞
原発事故を題材にした演劇「福島三部作」で岸田国士(くにお)戯曲賞を受賞した劇作家の谷賢一さん(42)から性行為を強要されたなどとして、福島県飯舘村出身の俳優・大内彩加(さいか)さん(31)が谷さんに賠償を求めた訴訟は、東京地裁で和解が成立した。27日付。双方が和解成立を明らかにしたが、内容は公表していない。
訴状によると、大内さんは谷さん主宰の劇団に2018年から所属。主宰者としての優越的な立場に乗じた谷さんから、同年7月に性行為を強いられ、日常的に体を触られたと訴えていた。
大内さんはブログで、谷さんから体を触られたことについて「(大内さんの)真摯(しんし)な同意があったとは認めがたい」とする意見を地裁が示したとして、「いわゆる『勝利的和解』と受け止めている」と説明した。「被害者、加害者を出来るだけ業界から出さないように行動、発信を続けたい」とも述べた。
谷さんはサイトで「性行為の強要がなかったこと、その他重要な点において私の主張が受け入れられたと言えることから、訴訟の長期化による疲弊も著しいことも鑑み、和解に同意し、裁判を終了することに致しました」としたうえで、「地道に努力し、信頼回復に努める」と述べた。
劇作家の谷賢一さんと女性が和解 東京地裁の性被害訴訟
2024年11月27日(水) 20:50 共同通信
東京電力福島第1原発事故を題材にした作品で知られる劇作家の谷賢一さんから性被害を受けたとして、劇団に所属していた福島県飯舘村出身の女性が550万円の損害賠償を求めた訴訟で、谷さんの代理人弁護士は27日、東京地裁で和解が成立したと明らかにした。和解条件は公表していない。
女性は2022年11月に提訴。訴状では、日常的に体を触られたり、みだらな言葉をかけられたりしたと主張していた。
女性は22年6月にうつ病と診断され、その後活動を休止。同年12月、被害を受けたとインターネット上で明らかにしていた。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ10月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「同意なんてしていない」飯舘村出身の俳優が法廷で性被害訴え 被告の劇作家は性行為否定 福島
これの続報です。
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