2024年11月19日火曜日

▼広島地検検事の自殺めぐり遺族側が国に賠償求める裁判始まる 遺族「悲しみは今も癒えない」国側は答弁を留保 東京地裁

広島地検検事の自殺めぐり遺族側が国に賠償求める裁判始まる
 遺族「悲しみは今も癒えない」国側は答弁を留保 東京地裁

 

2024年11月19日() 20:29 TBS

 

2019年に広島地検の男性検事が自殺したのは、長時間労働と上司からのパワーハラスメントが原因だとして、遺族が国に賠償を求めた裁判が、きょう(19日)、東京地裁で始まりました。

 

この裁判は、広島地検に勤務していた当時29歳の男性検事が2019年に自宅で自殺したことをめぐり、原因は長時間労働と上司からのパワハラだとして、遺族側が国におよそ17000万円の賠償を求めたものです。

 

遺族側は、男性検事の時間外労働が100時間を超えた月があったことや、男性検事が当時の上司から「話にならない」「修習生以下」などと、机を何度も叩きながら侮辱的な叱責を受けたことなどが自殺の原因で、国が男性検事の健康を損なうことがないよう注意する義務などを怠ったと主張しています。

 

きょう、東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で、遺族側は、広島高検が行った自殺の原因調査は「不十分」とし、当時の上司の言動について「調査によって、何らの評価も言及もされていない」「本気で原因を究明するつもりがあるのか強い憤りを覚える」と意見陳述しました。

 

一方、国側は答弁を留保しました。

 

弁論後の会見で男性検事の父親は、「子どもを失った悲しみは今も癒えない」「子どもが希望を持って入った職場が、今回のことを機によりよい組織になってもらう訴訟になればと思っています」と話しました。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

検事自殺“原因は長時間労働やパワハラ”国提訴の裁判始まる
 遺族「よりよい組織になって」

 

2024年11月19日() 19:27 日本テレビ

 

広島地検の男性検事が自殺したのは長時間労働や上司からのパワーハラスメントが原因だったとして、遺族が国を訴えた裁判が始まりました。

 

この裁判は、201912月、広島地検公判部に勤務していた男性検事の自殺をめぐり、長時間労働や上司から「修習生以下だ」などと侮辱的な叱責を受けたことが原因だとして、遺族が国に対しおよそ17000万円の損害賠償を求めたものです。

 

19日に東京地裁で第1回口頭弁論が行われ、原告側は国に対し、「男性検事の心身の健康を損なうことがないよう注意する義務を怠った」とした上で、「上司の不当なハラスメントを認識していたにもかかわらず、組織的なフォローを行わず、職場環境の悪化を放置した」と主張しました。

 

亡くなった検事の父親

「子どもが希望を持って入った職場が今回のことを機にまた、よりよい組織になってもらう要素になっていただければ」

 

国側は、答弁を留保しています。

 

 

 

「子どもを失った悲しみは癒えない」広島地検の検事が自殺
 遺族が国に損害賠償求める裁判始まる

 

2024年11月19日() 18:42 テレビ新広島

 

広島地方検察庁の男性検事が自殺したのは、上司のパワハラなどが原因だったとして、遺族が国に対しおよそ1億7000万円の損害賠償を求めている裁判が19日、始まりました。

 

この裁判は、2019年広島地検の男性検事が自宅官舎で死亡したのは、上司からのパワハラが原因であるにもかかわらず、十分な調査が行われていないとして、今年9月、遺族が国に対し1億7078万円の損害賠償を求めているものです。

 

19日、東京地裁で始まった裁判で遺族側は調査や遺族に対する説明が不十分であると主張しました。

 

【男性検事の父親】

「本当に子どもを失った悲しみは今も癒えないというのが正直なところ。子どもが希望をもって入った職場が今回のことを踏まえて、よりよい組織になる訴訟の1つになってほしい」

 

一方、国側は答弁を留保しているということです。

 

※次回期日は12月3日弁論準備の予定

 

 

 

検事自殺訴訟、国は認否留保 遺族側「ずさん対応」指摘 東京地裁

 

2024年11月19日() 18:39 時事通信

 

 2019年に広島地検検事だった男性=当時(29)=が自殺したのは過重労働と上司のパワーハラスメントが原因として、遺族が国に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が19日、東京地裁(高木勝己裁判長)で開かれた。

 

 国側は答弁を留保し、認否を明らかにしなかった。

 

 遺族の代理人弁護士は意見陳述で、調査に当たった広島高検が男性の勤務状況を1カ月分しか調べずに「原因は分からない」と遺族に伝えたことなどに言及。「公務災害を申請しなければ真相が究明されずに忘れ去られただろう。検察庁のずさんな対応は決して許されない」と指摘した。

 

 その上で法務省と検察庁に対し、再発防止などに取り組み、健全な職場環境を実現するよう求めた。

 

 閉廷後に記者会見した男性の父親は「子どもが希望を持って入った職場が、これを機により良くなるような訴訟になってほしい」と話した。 

 

 

 

広島地検検事国賠訴訟
「検察は自らに厳しい目を」“パワハラで自殺”遺族が訴え

 

2024年11月19日() 18:25 テレビ朝日

 

広島地検の男性検事が自殺したのは長時間労働とパワハラが原因だとして遺族が国に損害賠償を求めている裁判が始まり、遺族側は原因究明を十分に行うよう訴えました。

 

 広島地検の男性検事(当時29)は201912月に、自宅で自殺しました。

 

 男性の遺族は長時間労働やパワハラを受けていたのに、それを放置したとして国におよそ17000万円の損害賠償を求めて裁判を起こしています。

 

 19日に東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で国側は認否を留保しました。

 

 訴状などによりますと、遺族側は死亡した検事が当時の上司から「修習生以下だ」などと机を何度もたたかれながら大声でまくし立てられたなどと主張しています。

 

 裁判の後の会見で遺族は「検察が正しい組織であることは大切で、自らに厳しい目を向けてほしい」などと訴え、原因を十分に究明するよう求めました。

 

 次回は来月3日に非公開での審理が行われる予定です。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月12日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼自殺した検事の遺族が国を提訴 「長時間労働、パワハラ原因」
これの続報です。


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