「高圧的な態度」「理不尽な要求」など…
市議によるハラスメント
市役所職員へのアンケートで予想を上回る実態が浮き彫りに
「業務への支障があった」と回答した職員も 鳥取県境港市
2024年11月22日(金) 14:48 日本海テレビ
アンケートで予想を上回る実態が浮き彫りになりました。鳥取県境港市の境港市議会は、現職議員の市役所の職員に対するハラスメントに関するアンケートの結果を11月22日に市長に報告しました。
11月22日は、境港市議会の永井章議長など4人が市役所職員を対象に初めて実施した現職議員のハラスメント行為についてのアンケート結果を伊達市長に手渡しました。アンケートは、管理職など607人を対象に10月9日から31日まで行われ、2割に当たる123人が回答。このうち、議員のハラスメントを「受けた」あるいは「見た」と回答した職員は45人と回答者の37%となっています。
議員のハラスメント行為について最も多かったのが「高圧的な態度」(37人)、続いて多かったのは「理不尽な要求」(17人)、「長時間の拘束」(10人)、「どう喝」(7人)などとなっています。
また、議員のハラスメントで「業務への支障があった」と回答した職員は23人でした。
境港市議会 永井章 議長
「非常に重く受け止めています。議会全体として今後、対策を考えていきたいと思います」
境港市 伊達憲太郎 市長
「(ハラスメントが)多いという気がしています。議員も市民の付託を受けてしっかりと仕事されているので、アンケート結果を絶対忘れることなく活動をしていただきたい」
境港市議会では、今回のアンケート結果を重く見て11月26日の議会改革推進特別委員会で議員の意識改革や啓発とともに、ハラスメント防止対策を検討していくとしています
「議員からハラスメントを 受けたことはありませんか?」
市職員に対するハラスメント調査 市議会提案で実施
2024年11月23日(土) 6:02 山陰放送
「私たち議員からハラスメントを受けたことはありませんか?」
市議会自身が提案して、10月、境港市役所の職員を対象に実施されたアンケート調査の結果が、11月22日、伊達市長に報告されました。
境港市議会では先の兵庫県知事のパワハラ報道などを受け、自らの行いを省みようと、市長や副市長、教育長を除く全職員を対象に、議員から市役所職員に対するハラスメントについての調査を提案、初めて実施されました。
今回行われたアンケート調査で回答したのは、全体の2割に当たる123人。
その中でハラスメント行為を受けたと感じたことがある職員は33人、ハラスメント行為を見たことがあると答えた職員は40人でした。
最も多かったハラスメント行為は「高圧的な態度」で、全体の41パーセントを占めました。
また、ハラスメント行為への対応は、「特に何もしなかった」と、回答した人が5割を占めました。
境港市 伊達憲太郎 市長
「アンケート結果を取られて15人の議員はすごく重く受け止められると思います。ですから普段からそれを頭から離れることなく議員としての政治活動をしていただきたいと思います」
今回のアンケート調査を受け、境港市議会の永井章議長は
「議会改革を行い、全体でこの問題を真摯にとらえ、議会全員が同じ気持ちになって、具体的な防止策を考えていきたい」と話しました。
議員からのハラスメント経験アンケート、職員回答の3割「受けたと感じた」
…対応「何もせず」が過半数
2024年11月25日(月) 16:30 読売新聞
鳥取県境港市議会は、市職員を対象に現職議員からのハラスメントに関するアンケートを実施した。回答した職員の約3割が「ハラスメント行為を受けたと感じたことがある」という結果で、26日に開かれる議会改革推進特別委員会で防止策などが話し合われる。
アンケートは10月に市職員607人を対象に行い、123人から回答を得た。「ハラスメント行為を受けたと感じたことがある」と回答した人は27%で、「見たことがある」は33%だった。
ハラスメント行為の内容は、「高圧的な態度」(41%)が最も多く、次いで「理不尽な要求」(19%)、「長時間の拘束」(11%)だった。業務への支障は51%が「あった」と答えた。ハラスメントへの対応は「特に何もしなかった」が54%と最も多かった。
防止対策については「議員の意識改革、意識啓発、教育の実施」を選択した人が76%に上った。
永井章議長は22日、伊達憲太郎市長にアンケート結果を伝え、「重く受け止めている。議会で対策を考えたい」と話した。伊達市長は「多いと思う。中には業務に支障が出たという回答もある。議員にはこの結果を片時も忘れることなく活動していただきたい」と話した。
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