40代女性理事長がパワハラか 「屋上から飛び降りるか聞かれた」
5年で78人の教職員が退職 長崎・佐世保実業高校など運営
2024年4月18日(木) 19:30 TBS
長崎県の佐世保実業高校などを運営する学園の女性理事長が、教職員に人格を否定するような暴言などのパワハラをしていた疑いがあることが分かりました。
パワハラの疑いが持たれているのは40代の女性理事長です。関係者によりますと、長崎県の佐世保実業高校では、この理事長が就任した2019年度からの5年間に教職員78人が退職していて、昨年度は全体の3割に当たる21人が退職しました。
学校が今年3月、教職員にアンケート調査を行ったところ、理事長から「無視された」「長時間説教された」「屋上から飛び降りるか聞かれた」など日常的なパワハラを訴える回答が多数あったということです。
また、理事長の言動が原因で精神的な疾患をわずらい退職した教職員も複数いますが、周囲の注意にも聞く耳を持たない態度が続いていたということです。
学校では近く、臨時の理事会を開き、今後の対応を検討するとしています。
学校法人理事長がパワハラで退任 就任中に教職員78人退職 長崎
2024年4月20日(土) 11:30 毎日新聞(綿貫洋)
長崎県佐世保市母ケ浦町の佐世保実業高校などを運営する学校法人佐世保実業学園は19日、40代の女性理事長が退任したと発表した。理事長が多くのパワーハラスメントをしたとの指摘があり、同学園は混乱を招いた責任を取る形で退任し、理事も辞任したとしている。
同学園によると、佐世保実高では、理事長が就任した2019~23年度に教職員78人が退職。3月に現職の教職員に実施したアンケートでは、理事長から▽「屋上から飛び降りるか」と言われた▽書類を投げつけられた▽無視や減給をされた――などの回答があった。
元教員の一人は取材に「理事長は気に入らないと無視をしたり決裁をしなかったりする。ほとんどの職員が被害を受けているはずだ」と話した。
「猫でもわかる」「飛び降りるか」と教職員に
…佐世保実業高の理事長、パワハラと訴えられ辞任
2024年4月20日(土) 10:14 読売新聞
長崎県佐世保市の佐世保実業高校を運営する学校法人佐世保実業学園の後藤三世子理事長が19日、理事長を辞任した。同校では、複数の教職員が後藤氏からパワハラを受けたと訴えており、学園は辞任の理由を「混乱を生じさせた責任」を取ったとしている。
同校によると、教職員に対して3月、アンケートや聞き取り調査を実施。後藤氏が「屋上から飛び降りるか」「猫でもわかる。なんでわからん」などと暴言を吐いたという回答があった。また、「書類を投げられた」「2時間以上説教された」「意見を言うと無視、減給された」などの記載もあったという。
後藤氏は2019年、理事長に就任。同校では19~23年度に教職員78人が退職し、パワハラが原因で体調を崩したケースもあったという。県学事振興課は今年1月、同校に改善などを求めていた。
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