2024年4月10日水曜日

「飲み代をはろうちょいてくれ」《部下が上司にパワハラ》高幡消防組合の50代の男性消防士【高知】

「飲み代をはろうちょいてくれ」《部下が上司にパワハラ》
高幡消防組合の50代の男性消防士【高知】

 

2024年4月10日() 19:59 高知さんさんテレビ

 

部下が上司にパワハラです。津野町で働く高幡消防組合の50代の男性消防士が上司に飲み会の支払いを強要したなどとして懲戒処分を受けました。

 

4月10日、停職処分を受けたのは高幡消防組合津野山分署に勤務する50代の男性消防司令補です。

 

おととし(2022)1月から去年4月にかけて、上司で年上の消防司令補に対し、8回に渡って職場の飲み会などで「飲み代をはろうちょいてくれ」と自分や他の職員の支払いを強要しました。上司が参加していない飲み会代を支払わせたこともあったということです。

 

男性は職場のリーダー的な存在で上司の仕事を手伝うこともあったということです。高幡消防組合はきょう付けで男性を停職12カ月の懲戒処分としました。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

上司に対し飲み会の代金を支払うよう強要
 50代の消防司令補を停職1年の懲戒処分【高知】

 

2024年4月10日() 19:10 高知放送

 

部下が上司に対し飲み会の代金を支払うよう強要したとして、高知県の高幡消防組合津野山分署の50代の消防司令補が、410日付けで停職1年の懲戒処分となりました。

 

高幡消防組合消防本部によりますと、津野山分署の50代の消防司令補が20221月から翌年4月までの8回にわたり、職場の上司に対して飲み会の代金を支払うよう強要したということです。中には、上司が飲み会に参加していないにも関わらず支払いを強要したケースもあり、総額は24万円あまりになるということです。

 

またこの消防司令補は、上司以外の複数の職員に対しても車を運転するよう強要する行為を長期にわたり繰り返していました。

 

消防本部は、上司の人権と尊厳を傷つけたパワハラ行為があったとして、この消防司令補を10日付けで停職1年の懲戒処分としたほか、監督責任として消防長と津野山分署長の2人を減給10%・1か月とし、津野山分署の副所長を訓告としました。

 

この消防司令補は反省し上司に謝罪していて、今後返金すると話しているということです。高幡消防組合の池田洋光組合長は「改めて、ハラスメント防止に関する取り組みを強化する」としています。

 

 

 

【上司にパワハラ】
上司不参加の飲み会代を上司に請求、支払った額は24万円超
 「わかっちゅうろうにゃあ?」遠回しに支払い強要し13か月
…50代消防士を停職1年の懲戒処分

 

2024年4月10日() 18:12 テレビ高知

 

同じ職場の“上司”に、13か月にわたって、飲み会代の代金などを支払うよう強要した「パワハラ行為」で、50代の消防士が、停職1年の懲戒処分を受けました。遠回しな言い方で、上司に支払いを強要していたといいます。

 

懲戒処分を受けたのは、高知県津野町の「高幡消防組合津野山分署」に勤務する、50代の男性消防司令補です。高幡消防組合によりますと、この消防司令補は20221月から20234月にわたって、同じ職場の年上の上司である、50代の消防司令補に、飲み会の代金などを支払うよう強要していたということです。

 

パワハラ行為は、約13か月間、あわせて「8回」確認されています。パワハラをした消防士はこの期間中、上司が参加していない飲み会で代金を請求したり、業務後に食事代を請求したりしていたということです。

 

その際、上司に対し「腹が減ったにゃあ…(お腹がすいたなぁ…)」「わかっちゅうろうにゃあ?(わかってるだろうな?)」などと、遠回しな言い方で支払うよう強要していました。

 

さらに、上司が出席予定だった「ボウリング大会」を業務の都合で欠席した際、実際にはキャンセル料が発生していないにもかかわらず、「キャンセル料」として「1万円」を請求するなどしていました。

 

2023年末、津野山分署内で業務方針をめぐってトラブルがあり、消防本部が対処した際に「他にトラブルは無いか」尋ねたところ、今回のパワハラ行為が発覚。その後、「高幡消防組合消防本部」が管轄する、須崎市・津野町・中土佐町・梼原町・四万十町や消防管理職らで構成される「懲戒審査委員会」が、226日と31日に開かれ、今回の件について調査が行われていました。

 

その結果、加害者の男性消防士の言動を「パワーハラスメント行為」と認定し、消防本部はこの消防士を、10日付けで「停職12か月」の懲戒処分としました。

 

被害を受けた上司は、強要されて支払った金額を全て記録していて、その額は「24万円を超えている」ということです。一連のパワハラ行為で精神的苦痛を受け、数回、病院に通院しましたが、現在は回復しているということです。

 

パワハラをした消防士は、これまでの聞き取りや懲戒審査委員会での釈明で、行為について認めていて「(金額が)そこまで積み上がっているとは思わなかった。申し訳ない。今後は謝罪していきたい」などと話しているということです。

 

今回の原因について、高幡消防組合消防本部は「市町村をまたぐ人事異動が行われておらず、分署内で1人の個人に権力が集中してしまった。内部での長期にわたる不適切な出来事が確認できていなかった」としています。

 

再発防止策として、今年度から「分署同士で人事交流」をしたり、「消防本部だけでなく各市町の役場にも相談窓口を設置」したりしていて、「“風通しの良い環境”を整えていきたい」としています。

 

池田洋光組合長は「消防職員がこのような不祥事を起こしたことについて、深くお詫び申し上げる。ハラスメント防止に関する取り組みを強化し、組織の風土や組合の体質改善に取り組む」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

「部下が上司にパワハラ」報道の見出しとしては非常に魅力的です。
記者も「パワハラ」と言う単語を入れた上に、その矛先が上司であると言う
俗に言う「逆パワハラ」が発生しているかの如く報道出来て満足でしょう。
さて、報道内容から、どの部分がパワハラに当たるのか検証してみると、
単に職場で強請や集りがあったに過ぎず、パワハラでの懲戒処分よりも、
職場内で金銭を強請り獲る行為を行い公務員として相応しくない分限処分で
解雇するべき事案だと感じられます。
加害者は反省の弁を述べていますが、これは表面的なものでしょう。
これだけの期間に、中には債務の存在しないキャンセル料まで徴収ですから、
悪質性も高いです。
故意に継続していたのですから、公務員としてだけではなく、
人として問題有りです。

被害者の方へ
1年以上に渡って強請られていたのは心身共に過剰な負担だったと思います。
そして、この様な輩は反省なんて心底ではしていないので、
再発には注意をしておいてください。

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