2024年4月25日木曜日

▼「お前はそんなにえらいのか、何様だ!」取引先の社長から叱責…“カスハラ”でうつ状態と診断 東京の会社、取引先に損害賠償1100万円求めて提訴

「お前はそんなにえらいのか、何様だ!」取引先の社長から叱責
…“カスハラ”でうつ状態と診断
 東京の会社、取引先に損害賠償1100万円求めて提訴

 

2024年4月25日() 18:38 北海道放送

 

 取引先の企業からの理不尽な言動カスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」が原因で社員がうつ状態になったとして、25日までに東京の会社が釧路市などの企業に対し損害賠償を求める訴えを起こしたことがわかりました。

 

 札幌地裁に4月14日付で訴えを起こしたのは、東京に本社を置く住宅設備機器販売業の橋本総業です。

 

 訴状などによりますと、帯広にある橋本総業道東営業所の当時の男性所長は、2023年3月、取引先である釧路市の扶桑物産の社長から「お前はそんなにえらいのか、何様だ!」などとおよそ2時間にわたって人格を否定されるような叱責を受けました。

 

 所長はその翌日から出社できなくなり、医師から「うつ状態」と診断されました。橋本総業は、所長がうつ状態になったのは扶桑物産の社長からの理不尽な叱責=「カスハラ」が原因だったとして1100万円の損害賠償を求めています。

 

 橋本総業はHBCの取材に「従業員の人権保護のために提訴に踏み切った」と理由を説明しました。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

東京・橋本総業 従業員に「カスハラ」取引先企業を提訴

 

2024年4月25日() 17:12 テレビ北海道

 

顧客企業から理不尽に人格を否定される「カスタマーハラスメント=カスハラ」を受けたとして、東京の企業が北海道内の企業を相手どって損害賠償請求の訴えを起こしました。住宅設備機器などを販売する東京の橋本総業は、取引先である札幌の扶桑物産と釧路の釧路扶桑物産を相手取り、1100万円の損害賠償を求めて今月14日、札幌地裁に提訴しました。訴状などによりますと、去年3月に橋本総業の道東営業所の当時の所長らが、扶桑物産・釧路扶桑物産両社の社長を兼ねる人物から2時間にわたって大声で怒鳴られ、翌日から所長は出社できなくなり、医師に抑うつ状態と診断されたということです。橋本総業側は社長に対し対応の是正を求めましたが拒絶され、逆に是正の求めに対し謝罪を要求されたり、同業者に虚偽の情報を流されたりしたということです。橋本総業にとって両社は20年以上取引が続き、売り上げは合計でおよそ10億円の重要な顧客でした。しかし、長期間に渡りカスハラを受けたとして、取引の適正と従業員の保護を求めて提訴に踏み切ったということです。

 

 

 

カスハラで取引先提訴 東京の企業 釧路などの企業相手取り

 

2024年4月25日() 12:57 北海道新聞

 

 顧客企業による理不尽な言動「カスタマーハラスメント」(カスハラ)が原因で社員が抑うつ状態になったほか、業務を妨害されたとして、住宅設備機器販売業の橋本総業(東京、阪田貞一社長)が釧路市などの企業を相手取り、1100万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こしたことが24日、分かった。

 

 労働問題に詳しい専門家によると、企業が従業員のカスハラ被害で取引先企業を訴えるのは全国でも珍しいという。

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