2024年4月11日木曜日

「女性配慮の職場環境に不備」「同僚からハラスメント」…退職の女性消防士、市に書面で訴え 垂水市消防本部

「女性配慮の職場環境に不備」「同僚からハラスメント」
…退職の女性消防士、市に書面で訴え 垂水市消防本部

 

2024年4月11日() 6:46 南日本新聞

 

 鹿児島県垂水市消防本部を2023年10月に退職した女性消防士が、女性に配慮した職場環境が整っておらず、当時の同僚からハラスメントを受けたと市に訴えていることが10日分かった。同日の市議会全員協議会で、当局が女性からの訴えの概要や消防の見解を説明した。

 

 協議会は非公開。市消防本部などによると、退職後の今年2月、女性の関係者が同本部へ手書きの文書を持参。女性用の仮眠室などがなく、働く環境として不備があったことや、ハラスメント被害を受けたとする内容だったという。

 

 仮眠室などは消防本部施設の耐震補強工事に合わせて整備を進めており、今年10月をめどに完成予定だった。女性用トイレは22年8月に整備した。

 

 ハラスメントについて、消防本部は聞き取りを進めている他、女性本人と連絡が取れれば、市総務課を窓口としてハラスメント調査を専門とする民間の機関へ委託し調べるとしている。

 

 同本部は「事実確認を進めている」と説明した。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

女性用仮眠室やシャワー室なく当直勤務に就けず
…元消防隊員の女性「職場環境の不備」など申し出

 

2024年4月12日() 10:50 読売新聞

 

 鹿児島県垂水市消防本部が、昨年10月に退職した女性消防隊員側から、職場環境の不備や同僚からハラスメントを受けたとの申し出を受けていることが分かった。非公開で10日に行われた市議会全員協議会で明らかにした。

 

 同本部によると、同本部は20224月、初の女性消防隊員として女性を採用した。消防庁舎に女性専用のトイレや仮眠室がなく、女性が消防学校に入校中の同年8月にトイレを整備した。

 

 女性は同学校を卒業後の同10月から同本部で勤務し、現場にも出動。だが、女性専用の仮眠室やシャワー室がないため、同本部は女性を当直勤務に就かせていなかった。女性は2310月、自己都合を理由に退職した。

 

 同本部は今年2月、女性側から職場環境の不備や同僚からのハラスメントを訴える文書を受け取った。申し出を受け、同僚らへの聞き取り調査を開始。市も女性側の意向を確認した上で、第三者に調査を委ねる方針。

 

 同本部によると、仮眠室やシャワー室の整備は、庁舎の耐震補強工事とともに今秋までに終える予定という。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ4月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: “性別で不当な扱い受けた” 垂水市の女性消防士退職 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
被害者が垂水市に対して訴えを出しました。
市としては、この様に報道されてしまった以上は
何等かの対応をする必要が発生しましたので、
今後の動きに注目したいと思います。

被害者の方へ
不満を単に漏らすだけでなく、
きちんとした手続きを踏む事は大切です。
暫くは市や消防本部の動きを気にしてみましょう。

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