知事中傷疑い文書問題、元県民局長の反論受け事実関係調査へ
2024年4月3日(水) 13:01 読売新聞
斎藤元彦・兵庫知事らを中傷する文書を作成した疑いがあるとして県が西播磨県民局長だった男性職員(60)を解任した問題で、斎藤知事は2日の記者会見で、知事らによる違法行為などがあったとの主張について、事実関係を調査する考えを明らかにした。職員の処分を決めた後、自身の疑惑についても説明するとしている。
県などによると、職員は3月12日、勤務中に「知事がパワーハラスメントをしている」などとする文書を作り、報道機関などに送付。文書を把握した県は27日、職員を解任し、3月末の退職を取り消したと発表。斎藤知事は同日、「ありもしないことを並べ、本人も認めている」として懲戒処分を検討していることを明かした。
これに対し、職員は4月1日、文書を作成したことは認めたが、「文書は内部告発で、事実無根とは認めていない。事実関係を早急に調査すべきだ」との反論を公表した。
斎藤知事は2日の会見で、文書の内容について「虚偽の内容が含まれている。県への信用失墜の可能性も高い」と改めて指摘。ただ、詳細な説明は避け、「内容を調査してから説明したい」と述べるにとどめた。
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