「部分的な和解はできない」江差高看パワハラ
自殺の男子学生遺族側が道側の対応明かす
2024年4月5日(金) 19:33 札幌テレビ
道立江差高等看護学院の男子学生が2019年に自殺した問題で、教員によるパワハラとの因果関係を巡って道側が「死亡という結果に対する賠償はできない」と遺族側に回答していたことがわかりました。
道側は去年5月、男子学生の自殺にはパワハラとの「相当因果関係」があったとする第三者委員会の報告書を受けて謝罪していますが、その後の示談交渉では一転して因果関係を認めないと主張しています。
遺族側の代理人弁護士によると、ことしに入り遺族側は賠償額を引き下げを提案したものの、道側から「死亡という結果に対する賠償はできない」と回答がありました。
その後、道側が認める部分に限った和解を打診しましたが、3月22日に「それすらも一切応じられない」旨を回答されたということです。
遺族側は道に対し、去年5月の謝罪の具体的な意図について説明をするよう書面で求めました。
また、鈴木知事は4月5日の会見で「引き続き遺族側には誠意をもって対応する」と答えるに留めました。
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