看護学院パワハラ自殺 道と遺族の賠償交渉“決裂”
「誠意を持って」繰り返す知事 具体的コメント避ける
2024年4月5日(金) 19:00 北海道テレビ
江差高等看護学院のパワハラ自殺問題で、北海道と遺族側の賠償交渉が事実上決裂したことが分かりました。知事は誠意をもって対応すると繰り返していますが、具体的なコメントを避けています。
鈴木直道知事:「双方の代理人弁護士との間で、協議を行っている案件です。具体の内容についてはコメントを控えたい」。
2019年に江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題では、第三者委員会が教師によるパワハラを認定し、自殺との相当因果関係を認めました。これを受け、道の担当者や知事が遺族に謝罪しましたが、その後、道は自殺の賠償には応じない考えを示しています。遺族側によりますと、道が事実を認める部分のみの和解提案にも道は一切応じず、交渉は事実上決裂しているということです。
鈴木知事(11月2日):「誠意を持って」。
鈴木知事(12月27日):「丁寧かつ誠意を持って」。
ことあるごとに、「誠意」という言葉を繰り返してきた知事。
遺族側は、道の対応には全く誠意がないと訴え、少なくとも謝罪した意味を文書で明らかにするよう道側に求めています。
鈴木知事:「引き続き誠意をもって対応していきたい。最終的には私としての判断になるわけですけれどもしっかり適切に対応していきたいと考えています」。
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